6月20日(金) 14時開演
6月27日(金) 19時開演
7月1日(火)  14時開演

ミュージカル「天翔ける風に(野田秀樹−贋作・罪と罰−より) 東京芸術劇場

出演者: 香寿たつき、畠中洋、福井貴一、立川三貴、伊東恵里、平沢智、ほか

あらすじ

江戸開成所の女塾生・三条英は、市民から疎まれていた金貸しの老婆を正義の名のもとに暗殺するが、現場を見られた妹も衝動的に殺害してしまう。「一人の悪人を殺して万民を救う」という思想を強く持ち続けていた英であったが、市民から好かれていた老婆の妹まで殺してしまったことで、精神的に追い詰められて苦しんでいく。
やがて、捜査官の
都司之助が殺人犯として英をマークし始める。幕末日本に大きな思想を抱いている英は罪の意識と戦いながらも、都から必死に逃れようとする。そんな英を心配していたのが親友である才谷梅太郎だった、が、才谷には実はもうひとつの顔があり、幕末日本の夜明けのために奔走する。尊皇攘夷の気運高まる幕末で、英と才谷はそれぞれの想いを抱えながら事件に巻き込まれていくが、そのなかでお互いにお互いを必要としていることに気づいていく。
英は罪を認めるのか、才谷の別の顔とは…

ついに、ついに観に行くことが出来た待望のミュージカルでした。いや〜〜〜・・・ほんっとうに観に行けて良かったって心から思えた作品ですねぇ〜〜〜!恐らくは、わたしの結婚後における一番印象に残る・・・将来的にも3本の指に入るほどの作品だったと思います。なんてったって、家計を省みずに千秋楽の当日券チケットを早くから劇場前に並んで取ったほどですので(笑・・・あ、笑ってる場合じゃないか 爆) 

6月20日、初観劇の日。実はとっても楽しみにしていながら、なんとなくどこか醒めたような感覚でこの作品のイメージを持っていた私。要因のひとつとしては、宝塚を退団されたばかりの
香寿たつきさんの座長公演っぽいのかな・・・っていう感覚があったからです。どうも、宝塚出身の方の舞台だと、その主役の元宝塚の方だけが見せ場があり脇が薄くなってしまうという印象があるので・・・脇を目当てに来ている者としてはちょっと寂しいわけです。
ところが、劇場に入るなり土産物の売り手さんのでんでん太鼓のようなもので、不安どころではなくなった私(笑) そう、ロビーからしてすでに芝居の世界に入っていたのです。しかも、本舞台が始まる前に
瓦版を持ったちんどん屋さんっぽい集団が客席からなだれ込み(笑) そのまま前説がはじまったので意表をつかれた私はビックリ(^-^; この瓦版屋さんたち、舞台前の注意を面白おかしくお客さんに向かって解説するんですね〜(例えば、オペラグラスで香寿さんばかりを追わないようにとか 爆) この世界・・・どこかで見たことあるぞ・・・ そうだ!キャラメルボックスの前説だ(^-^; 久しぶりにこんな雰囲気味わわせて頂きました。意表をつかれたけどこうした取り組みも楽しいかな〜と思ってしまいました。

さて、肝心の本筋ですが、オーヴァーチュアから迫力満点で私のドキドキ感が既にアップ(笑) 真ん中を大川に見立てた木製のいかにも幕末っぽい橋渡しがとても情緒に満ち溢れてて一気に世界に引き込まれました。こういう
時代を感じさせるセット私的に大ツボなんです。歴史で幕末ものが好きな私がこの作品に一気に恋をしてしまったのは言うまでもありませんが(笑) 幕末に特に関心がなくても、この舞台を素晴らしいと思う人は大勢いらっしゃるのではと思います。
物語も終始気が抜けない!三条英が自分の理想のために1つの悪を抹殺する
(ここではケチで悪質な金貸しの老婆を市民の為に殺すという行動として表現されてます)ところから、罪の意識にさいなまれながらも必死に逃げ惑って最後の最後、才谷=坂本竜馬に諭されて開放されるまで・・・とにかくスリリングでドキドキで、目が離せませんでしたね。英の苦しみの背景となっている時代の描き方も好きです。江戸幕府から明治政府への切り替わりの時・・・この時代は本当に誰もが自分が正しいと信じて必死に生きていたんですよね・・・それがこの舞台で痛いほど伝わってくる。ヤマガタを先頭に日本の夜明けをこじ開けようと突き進む志士たちの躍動感などサイコーですっ!また、英の妹・智はまさに幕末の動乱の片隅でひっそりと咲いた花のような存在・・・「姉さんの為なら犠牲なんて」・・・ホント痛々しいくらいの純粋さに心打たれました。それが2幕に入ると婚約者・溜水の脅迫に銃で立ち向かっていく強さを見せる!ここもすごい緊迫して目が離せなかったです。裏で志士たちを扇動していた溜水ですが、智のことは本当に愛していたのだなぁって感じられたのもこのシーン。緊迫とせつなさと・・・なんだか複雑な感情が生まれてしまいました。
そして何より、
血を流さずに金の力で世の中を変えようと必死に動き回る才谷=坂本の確固たる姿勢が全編を通して一本のきちんとした軸になっていることがいいっ!「血が流れるよりも金で解決する方がよほどいい」・・・これって今の世情にマッチするような台詞ですよねぇ〜。それを畠中さんの才谷が言うとものすごい説得力があるというか・・・心にしみてくる感じがしました。
才谷に関して言えば、もっともっと言いたいことが山のようにあるのですが
(全てが魅力の塊って感じでしたので 笑)、2幕のラストあたりはホント、涙涙の連続で・・・。自分を暗殺に来たという英との死闘の最中に発せられた「死んだほうがいいと思った人間に会った事がない」という台詞なんかガツンときましたよ〜!そして自分の罪の重さに耐えかねてついに泣き崩れる英に向かって自首を勧めるところなどは・・・なんだか私自身まで説得されちゃった感覚に。とにかく一言一句がとても誠実で・・・英じゃなくても女なら誰だってあの胸に飛び込みたくなってしまう(^-^;;; 極めつけは「女が男を待つんじゃない、男が女を待つんだ!」 くぅぅぅ〜〜〜!!英ならずとも私もこの台詞に涙してしまったのは言うまでもありません(T_T) ホント、英はいい男と出会えて幸せだったよなぁ〜・・・今の時代、こんな大きな人あまりいないんじゃないかなぁ。
私も惚れに惚れた才谷=竜馬だっただけに、
ラストシーンは涙なくしては見られません(T_T) 実は私は本当の幕末の中での坂本竜馬は今まであまり関心がなかったのですが、この舞台の才谷=坂本はむっっっちゃ好きになってしまい、見えている結末ながら「竜馬、死なないで!!」と初めて心の中で叫んでしまいました。しかもこの暗殺シーンは思い出すだけでも涙が出そうになるような演出でして・・・。才谷が大政奉還のために金貨をばら撒いた雪の夜(このシーン、すっごい好きなんです・・・思い出すだけでも涙が出そうになるほど美しい)、才谷に言われたように十字路に立ってそこに接吻し自首する英(このときの香寿さんは神々しかった・・・)は今までの苦しみから全て解放されたような穏やかな表情で牢獄の中から才谷に語り続けるのです。「あなたを愛しています」という台詞の最中に京都に戻った才谷=竜馬は英の父親に暗殺されるという・・・なんとも悲しい結末・・・しかも、英はその事実を知らずに希望に満ちた顔で才谷に語り続ける・・・ ここで幕が下ろされるのですが、ホント、涙なくしては見れませんでしたねぇ・・・このシーンは(T_T) 謝先生の演出にやられたって感じです(苦笑)
ちなみに、この話はフィクションなので
竜馬の妻のおりょうさんは出てきません(苦笑)。なので、本当に坂本竜馬が好きな人はもしかしたら違和感を感じるかもしれません(^-^;; ←英のことを愛しているくだりなど。 私はこの舞台の竜馬に恋をしたのか才谷というもうひとつの顔に恋をしたのか・・・未だに混乱中ですが(^-^; 史実の竜馬もこんな感じだったのかなぁと思うと、私の今までの竜馬を見る目が変わってくるような気がします。

次にキャスティングについて少々(^-^) ←え?今回の感想は長すぎるって?(爆)

香寿たつきさん
の美しい立姿・・・う〜ん、なかなか雰囲気に合ってる!この舞台ではじめて彼女を見たのですが、思ったよりも好感が持てる女優さんですね。ただ、1回目に観た時は歌声がまだ慣れていないのか大勢で歌うシーンになると、アンサンブルやオケピの音にかき消されているような感じがして残念でしたが、2回目、3回目と見るたびにアンサンブルとの調和も良くなっていて聞き取りやすくなり流石だなぁ〜と思いました。演技的にもかなり上手い女優さんで感心してしまいました(偉そう 爆)。老婆を殺してしまった時の動揺などは、もう本当に全身が震えで止まらないって感じで見ていてすごく痛々しい・・・。この気持ちをずっと引きずりながら演技するってすごく大変なことだと思うのですが、香寿さんは最後に開放されるまで見事にその苦しみを表していたのでさすがだなぁ〜と思いました。彼女のダンスソロのような場面もいくつかあったのですが、すごくカッコいい!それから殺陣シーンも決まってました!緊迫感もあるし、とにかく魅せられることの多い香寿(タータン)さんの英でした。
同じくこの舞台で初見となる平沢智さんの志士は前半戦の中盤以降の登場だったのですが、「この異様にキレてるダンスをしているカッコいい人は誰!?」状態で、これまたドキドキ(笑) そう、このミュージカルはお芝居だけではなくダンスも大きな魅力のひとつでした。男臭く、それでいてキレがよくて、一瞬一瞬目が離せない!う〜ん、振り付けの謝先生、こんなすごい方だったんだ〜と感動。平沢さんは歌そのものは『上手い』とは思えなかったのですが、それ以上のすごい動きを見せてくれたので私的には大満足です。
最近テレビで見かける
福井貴一さんと、ベテランの味がたまらない立川三貴さん。ですが、私は失礼ながら初めて見たときお二人のどちらが溜水でどちらが都かわからなかったんです(爆)スミマセン・・・(^-^;;; 福井さんなどは私が初めて見たときよりも
ずいぶん貫禄が出てきたなぁと実感してしまいました(私の中での福井さんは『マイフェアレディ』のフレディのままだったので 笑)。 とにかく、このお二人の渋い味に感服!立川さんはなかなか面白い雰囲気を作るのもお上手で良かったですよ。取り調べシーンでの「最近はSARS問題などで頭がごっちゃ」(千秋楽では某国の船問題も加わっていた 笑)発言など笑わせてくださいました(^-^)
英の妹・智役の
伊東恵理さん、恐らく舞台で見るのは初めてだと思うんですが・・・この方な〜んて美しい歌声をしていらっしゃるんでしょうか!まさに、可憐な花の如し・・・。ホント、智のイメージにドンピシャな女優さんでございました。登場するだけで心が癒されるというか・・・英を想って「姉さんの役に立ちたい」と歌うところなど、見ているこちらも涙してしまいそうになりました(;_;) この舞台で伊東さんに出会えたことも私にとっては大きな感動のひとつでしたね。
そしてそして・・・今回の私の一番のお目当て
畠中洋さんですが、初登場シーンからしてもう私の視線は彼に釘付け状態(笑) 畠中さんってこんなにカッコいい役者さんになったんだ(いや、前からとても好感のもてる俳優さんでしたが、今回は特に)!!と失礼ながら思ってしまいましたね〜。ナンバーがカッコイイの揃いだったということもありますが、それ以上に畠中さんの表情・一つ一つの動き(舞台への登場の仕方や立ち去り方など)・はっきりと聞き取りやすい美しい声・そして心に染み渡るような歌声(アンサンブルの中に入っても全然負けてないのはさすが!)・・・とにかくどこを取っても恐ろしいくらいに魅力的なのです。才谷は前半部分はノリがすごく軽くて(笑)つかみどころのないキャラなのですが、それもまた力の抜け具合が抜群で完全に私のツボに!このときの才谷の感じって、少なからず原作の野田さんの雰囲気を持っていると思いました。で、そのかる〜くピョコピョコしている才谷が、1幕で時折見せた「思想に燃える竜馬の顔」・・・舞台上の台詞じゃないけど「たまら〜ん!」(笑) 客席にいる私は何度悩殺されたことか(爆) 
しかも、2幕に入るなり才谷の持つもうひとつの顔・竜馬的な部分が存分に活躍するもんだから・・・それがもうカッコイイのなんのって・・・いや〜・・・久しぶりにこんなに
『カッコいい』と言い切れるキャラに出会えた気がします。舞台を全力でしかも軽やかに走り回る才谷、サイッコー!!(壊) とにかく最後まで目が離せなくて・・・私の目は充血してたかも(爆) そして何より、将軍を額づかせる為に金貨をばら撒くところの表情・・・!!演出の美しさも相まって、私は思わず涙してしまいました・・・カッコよすぎて(T_T) まさに視線のビームに直撃されてやられたって感じ(表現しがたいなぁ 笑)でしたね。あれは、実際に見た人にしか味わえない感動があると思います。竜馬として殺害された時の、死ぬ直前の無念の表情・・・英を求めているようで・・・切な過ぎますっ畠中さん(T_T) あ゛〜とにかく、ほんっとによかったです、畠中さんの才谷=竜馬・・・。

ここには書ききれなかったキャストの皆さんも超素敵でカッコよかったです!!この舞台は早い時期にキャストを同じままに再演して欲しいです。そして今度こそ、映像として残して欲しい・・・。
あ゛〜〜〜2年前の初演舞台映像見たいよ〜〜!!

最後に、短いですが私の観に行った日の出来事などいくつか・・・ ←まだ続くのかよ(爆)



6月20日 ソワレ
この日は初見だったので、この舞台の出来事全てが超新鮮でした。アンサンブルのダンス、緊迫感のある音楽、舞台の演出、そして畠中さんの才谷・・・終演後、私の体の中は「感動」の想いがまさに天翔ける風のように駆け巡ってました(笑) 何気に初日の次の日だったので(笑) カーテンコールも客電がついてしばらくしてからも続いていました。照れ笑いしながら
「皆さん本当にありがとうございました」と挨拶するタータンさんが可愛かったです(^-^)
そして、私の心は既に
「絶対もう1回見るぞ!」モードに(^-^; かつての観劇熱が燃え上がってきた危ない一日でした(笑)

6月24日 ソワレ
20日の熱い思いのまま、勢いで取ってしまったチケット(笑) しかし、ここで私の
観劇至上初ともいえる大問題発生!同じ日、同じ時刻で始まる演劇チケット(「ハム●ット」)があったのをすっかり忘れていたのです(爆) もうひとつの演目のチケットもかなり苦労して入手したので、芸術劇場前で売ることに・・・(苦笑) しかし、なかなか売り手が見つからない・・・。そんな私に付き合ってくださった優しい女性の方、本当にありがとうございました。お名前を聞いておけばよかったなぁ・・・。
で、この日に何があったかというと、チケットを買ってくださる方を探している間付き合ってくださっている方と目撃したのが
劇場ロビーで準備運動をしているアンサンブルの方たち!!おお!!貴重な場面に出会ってしまった〜〜!しかも、よく見るとその中に畠中さんがいらっしゃるではありませんかっ!私のボルテージ大盛り上がり(笑) 畠中さんは喉に気を使っていらっしゃるのか、タオルで首をぐるぐる巻きにしてマスクをしていらっしゃいました。主役級の役者さんだけに、本当に体力維持は大変なんだなぁとシミジミ感じてしまいました。
これだけでチケットが売れなくても本望だと思っていたとき、ようやく買ってくださる方発見。そしてそのまま私は違う劇場に猛ダッシュで駆けていったのでした(本当に天翔ける風になった気分でした 笑) ぎりぎりで間に合いました・・・。


6月27日 ソワレ
24日の大失態が悔やまれてならない私は、ネットの掲示板でチケットを譲ってくださる方と幸運に出会いこの日をゲット!このときまでは、私にとっての千秋楽は今日だ・・・と思い聞かせていたのですが、千秋楽も近づいているとあって20日に見たときよりも
役者さんたちのテンションが一段と上がっていてこれでまた私の観たい病が再発(苦笑) タータンさんの歌声も最初に見たときよりも良くなってたし、演技のテンションもまたひとつ高いところにいった感じでラストの泣き叫びシーンなどは見ているこちらも貰い泣きしたほどでした。畠中さんの才谷もさらに人間の幅が大きくなった感じで・・・私もつつまれてしまったような感覚に(笑) やっぱり何回見てもあの表情・歌声・動き・・・涙が出るほどカッコいい!
カーテンコールはこの前のように3回目のところで客電がつかず、そのまま普通にありました。本当は余韻に浸りたいところなれど、電車の時刻もあったのでこの日も猛ダッシュして家に帰った私(^-^; しかし、気持ちは既に千秋楽当日券狙いへ・・・(笑)
ちなみに、1幕休憩時間にロビーへ行ったところ、真後ろを振り返ると
キャラメルボックスの近江谷太朗さんがいらっしゃってビックリしました!


7月1日 マチネ
ついに、ダンナにも内緒で来てしまった・・・劇場前(爆) 発売1時間半前に着いたときには、タータンさんのファンと思われる宝塚ファンの方々で既に盛り上がってました(笑) みんな当日券かなぁ・・・と思っていると、どうやらお目当ては劇場ロビーに現れる生タータンだった模様で(^-^; ひとしきり手を振って幸せに浸られた後バラバラに散っていかれました(^-^;; 当日券に並んでいた方も8割はタータンファンだったかもなぁ。そんな中、ちょっと肩身の狭い想いをしながらも思っていたよりもいい席をゲット!
あ゛〜〜当日券のために並んだのって何年ぶりかなぁ・・・(苦笑)
で、千秋楽・・・やっぱり雰囲気は独特のものがあります。それが妙に懐かしかった私・・・。前説の瓦版'sも色々考えたようでいつもと違った話題を出してきました。
携帯電話の電源注意シーン(謝先生から電話があったというのに変わってた 笑) ・ 上演時間がいつものふざけた紹介(5-6時間)が15-6時間に伸びてた ・ 千秋楽なので最後に英がヅカのショースタイルで登場するというお芝居(もちろんウソ 爆) などなど・・・。何回も見ているリピーターなんかにはたまらなく楽しい前説でございました(私は3回目だったけど)。
本編も、千秋楽ということもありオケピから役者まで・・・テンション最高潮でしたっ!
千秋楽での特別バージョンとして
志士たちと英の掛け合いが大きな笑いを誘ってました。ここのシーン、回を重ねるごとに志士たちが色々なポーズを取って笑いをとっていたのですが、千秋楽ではヤマガタもそれに加わり、タータンも負けじとそれに対抗したことによってリピーターの皆さんは大ウケしてました。ただ、私はこのシーン、あまり受け狙いはして欲しくなかったかも・・・けっこう重いシーンだと思うし、次のシーンにつながるのが笑いではちょっと違うって雰囲気だし・・・。でも千秋楽だからこういうこともありかな(^-^;
タータンさんと畠中さんはさすがに声が少しお疲れ気味(タータンさんは特に擦れが随所に・・・)でしたが、それをカバーするに余りある熱演振りで大感動!今回初めてオペラグラスを持っていったので、
畠中さんの表情に注目してみてみました。・・・もう、すごいです、一つ一つの表情が・・・!!特に2幕の鋭い眼光にはこちらが悩殺されっぱなし(爆) 英との一騎打ちの後、彼女を抱きしめるシーンでは一筋の涙が・・・私、このシーンをグラスで見ながらもうダメでした・・・私の涙止まらない状態(T_T) 幕が降りてから人に気づかれないように涙をぬぐうのが大変だったくらいでした(^-^; 舞台でこんな感動して泣いたのって本当に久しぶり・・・。ものすごい充実感というか、感慨深かったです。
カーテンコールはいつもの3回の後に、もう一度開いて上から舞台上に金貨の吹雪やらお花やらが落ちてきて
(このときの畠中さん、妙に上のほうを気にしてキョロキョロされてて可愛かった〜 笑) 観客の盛り上がりも最高潮・オールスタンディング状態に。オケの方も数人舞台に登られてました。そして一人一人に向日葵の花が一凛配られて最後にタータンさんがご挨拶されました。そのあとも何度かスタンディングのカーテンコールがあり、大盛況のうちに幕が降りました。
ちなみに、この日は野田秀樹さんと大竹しのぶさんがいらっしゃってたようです。(私が見たのは野田さんだけですが)
あ゛〜〜とにかく良かったよ〜〜千秋楽観にいけて(^-^)


以上、興奮・支離滅裂な感想でした(爆)