キャラメルボックス「MIRAGE」 サンシャイン劇場

キャスト

新庄先生:粟根まこと / 真澄:坂口理恵 / 鶴岡:西川浩幸 / 史恵:小川江利子 / 天童:岡田達也 / 尾花沢:大内厚雄 / 久美子:岡内美貴子 / 酒田:南塚康広 / 優子:大森美紀子 / たまき:中村亮子 / 千登勢:岡田さつき / 山形:篠田剛 / 律子:青山千洋

観劇日 4月8日(土)ソワレ

 

あらすじ

真澄(坂口)の恩師である新庄先生(粟根)の妻優子(大森)が亡くなった。表向きでは平静を保っているものの誰もいなくなると落胆の色を隠せない新庄先生を心配した真澄は同級生だった鶴岡(西川)や天童(岡田達)を集め、渋る先生を説得して英語教室を開くことを提案。次第に人数も集まり、新庄先生も元気になったと思われたが一人になると亡き優子の霊と語り合い寂しさをあらわにしていた。その様子を目撃した新庄先生の娘であるたまき(中村)はショックを受けある行動に出る…

4月8日(土) ソワレ観劇

前回公演の『キャンドル〜』がめちゃくちゃ面白かったキャラメルボックスが、今回は「今までとは違う」というテーマを掲げて臨んだ『ミラージュ』でした。キャラメルが今までの路線とは違うものを作るっていうのはいったいどんな作品なんだろう…とかなりの期待を持って楽しみにしていたのですが…う〜ん、残念ながら今回は私の望んでいたような(あまりたいした事考えなかったけど)作品でなかったです…。『今までと違う』というものを前面に掲げすぎてちょっと力入れすぎちゃったんでしょうか…なんとなく『色を変えた』っていう新鮮なものを感じられなかったんですよね。確かにお話全体はとてもいい物語で、所々じ〜んとくるものがあったのですがなんとなく消化不良…(^_^;) というわけで、今回は感想らしい感想が書けませんでした(爆) しかし珍しいなあ…キャラメルでこんな気持ちになっちゃうなんて。やはり私は『キャラメルらしい』舞台を望んでいるのかもしれません。…と、これだけではあんまりなので(苦笑)ちょっとキャスト評などをひとつ。

主人公の新庄先生役は客演の粟根さん。この方、ものすごい濃い〜〜〜演技をなさるというイメージがあったのでかなり意表をつかれました。もう渋い路線一直線!あまりしゃべらなくてすごく重厚な感じだったのですが、時々彼の中の血が騒ぐときがあって(笑)シュールな笑いを誘うのはさすがでした!
漫画家の真澄さん役坂口さん。この方、本当にイラストがお上手なのでもう、いかにも全身から『漫画家』って言うオーラがでておりました〜(笑)相変わらず多い台詞をビシバシこなす姿はめちゃくちゃカッコよかったのですが、今回はちょっと物足りなさも感じてしまいました…
今回のキャストの目玉は岡田達也さんガクラン姿(笑)大内厚男さんオカマ姿(笑) これはもう物語りうんぬん関係なく存分に楽しませていただきましたっっ(^○^) おっかーさん、あの短ランボンタン姿サイコーでしたわ!!まだまだいけますよ〜(笑) あつをさん、前回まで悪の華を咲かせていたニヒルな姿を忘れさせる怪演でございましたわ(笑) このお二人のギャップにはめちゃくちゃ笑わせていただきました(^。^)
笑うといえば相変わらずコマイギャグを飛ばしてくれる西川さん。今回のヒットは『一人ガラスの仮面』(笑) マヤ、月影先生、速水真澄と一人3役をこなしていたのはすごかった!あのままずっと続けてほしいと思ったのはきっと私だけではないはずだ(笑)西川さん、今度一人舞台期待してますぅ〜(^_^;)
意外といえば、岡田さつきさん!いや〜、ももこさんあそこまでババ臭い役をやるとは(笑) これはまさに意表をつかれてしまいました(^_^;) すごく新鮮でよかったですよ〜
少ない出番ながら印象深かったのは優子役の大森久美子さん。本当に少ししか出てこないのにスゴイ存在感でした〜。もう、名前のようにやさしい雰囲気がただよっていて、登場するだけであったか〜いオーラが全身から感じられました(^。^) さすがはキャラメルの看板女優さんだったなあ〜。あんなやさしい奥さんだったら新庄先生が後追いしたくなる気持ちもわかる気がしてしまうのでした。

えっと、今回はこんなに短い感想になってしまった…(最近1公演3回見ていたのが今回は1回しか見れなかったし…) あ、でもこれだけは絶賛!!冒頭のダンス!!!なんだか見るたびにパワーアップしているみたいでものすごくゾクゾクしましたっっっ(^○^) とくに目をひいたのはこの後オカマになるなど信じられないような(笑)かっこいいダンスを披露してくれたあつをさん!!素晴らしかったわ〜(^。^)