Menuへこのコーナーの目次へ

no.117 2004年12月29日 大変だ!

 9月6日に前号を書いてから幾日過ぎたのだろうか。もう今日は12月29日。新年まで2日しかないではありませんか! でも、今年は一昨日の深夜に年賀状が完成し、昨日投函。仕事も昨日終わり、今日は朝から大掃除です。その珍しさに雪まで降り出してしまいました。

 さて、6月以降の出来事を簡単に振り返ってみると・・・

6月
 仕事が中心ですね。手帳を見ると、来年の世界合唱シンポジウムのパンフレット編集会議や○○部会など。文化庁や外務省にも行っています。もちろん、京都へも。

7月
 引き続き、仕事はパンフレット編集作業で多忙。あわせて○○部会などの会議も盛り沢山。月末にはやっと入稿しました。
 そんな中で、4日は鷲宮ウィンドアンサンブルのサマーコンサート。第1部が、サクソフォーン、フルート、クラリネット、金管などのアンサンブルプログラム。第2部が、吹奏楽編成で「サウスランパート・ストリート・パレード 」「恋のカーニバル」「モリタート」「フラワー(Kinki Kids)」など、《南国もの》を演奏しました。アンコールは一転して「川の流れのように(美空ひばり)」。
 11日は福岡の吹奏楽コンクールに行きました。サックスが印象的だった田島勉さんの課題曲、自由曲では建部知弘さんの「ケルト・ラプソディー」が心に残りました。彼らは、全日本吹奏楽連盟勤務時代に知り合った人たちです。今後の活躍が楽しみです。

8月
 やはり会議や打ち合わせが多い。英語版パンフレットやホームページアップに向けて遅くまで仕事をしていたのが記憶に新しい。

9月
 3日に公式ホームページをアップ。この月も会議や打ち合わせが多いのですが、パンフレットが完成したので、少し落ち着きました。23日、ようやく休みが取れ、母の見舞いのため郷里へ。夜は旧友たちと焼き肉(米沢牛)を食べました。その柔らかさは絶品! 26日は鷲宮ウィンドアンサンブルが出演した町主催のファミリーコンサート。「恋のカーニバル」とNHKで話題だった韓国の人気ドラマ「冬のソナタ」の挿入曲「最初から今まで」の2曲を披露しました。またコンサートを締めくくる全体合唱の伴奏も務めました。

10月
 24日、鷲宮町50周年記念式典に出席しました。鷲宮ウィンドが町の教育・文化に功労したということで表彰を受けました。

11月
 20日、町のコミュニティ推進協議会25周年式典があり、ここでも鷲宮ウィンドが「コスモス賞」の表彰を受けました。あわせて鷲宮ウィンドも招待を受け、「双頭の鷲の旗の下に」「カヴァレリア・ルスティカーナ」「世界にひとつだけの花」の3曲を演奏しました。昨年は埼玉県から、今年は町からの表彰と、地道な地域での活動を認めていただき、うれしく、そしてありがたく思いました。

12月
 仕事が忙しくとも、吹奏楽やサクソフォーンの演奏活動は私にとって非常に大切なものです。この月も、5日に鷲宮ウィンドが地域自治会のクリスマス会で演奏を行い、18日にはサクソフォーン四重奏団「J-Saxer Quartet」がさいたま市の大戸児童センターで演奏を行いました。サックスのプログラムは「グラズノフ:四重奏曲より 主題と変奏」「ビゼー:カルメンより 間奏曲」「ドビュッシー:小組曲より 小舟にて」「となりのトトロから さんぽ」「大きな古時計」「世界にひとつだけの花」「クリスマスメドレー」。
 J-Saxer Quartetは、続けて23日にも東京・汐留のホテルであったクリスマス会で演奏。クリスマス会と聞いて「ビューティフルネーム」や「さんぽ」などの子供向けのプログラムを用意していたのですが、会場に行ったら大人だけの会。急きょ、プログラムを変更して演奏しました。ちなみに変更したプログラムは、「ボルゾーニ:メヌエット」「ビゼー:カルメン 間奏曲」「ドビュッシー:リトルニグロ」「大きな古時計」「森山直太郎:さくら」「世界にひとつだけの花」「カーペンターズ:青春の輝き」「クリスマスメドレー」。突然のプログラム変更に対応できるメンバーも大したものです。
 ところで、この月は大変なことが起こりました。楽器を横浜の修理場に出したのですが、そこのリペアマンは大学の先輩。楽器が直った気分と2年ぶりだったこともあり「少し飲みにいくか」が大誤算。小さな紹興酒の瓶を何本空けたか覚えていません。そしてその帰りは断片的にしか覚えていません。横浜駅で宇都宮線直通の湘南新宿ラインのグリーン車にいい気分で乗って、いつのまにか居眠りをしてしまいました。ハッと気が付いたら降車する駅名が車窓から見えます。慌てて降りて、改札口を出て、階段を下りたら、何か足りない。そう、修理から戻ったばかりの楽器がないのだ! すぐさま改札口に舞い戻り、今乗っていた電車に楽器を忘れたことを駅員に伝えました。終点の駅に電話してくれるとのことで、少し安心。でも、駅からかかってきた電話は「電車の中にはありませんでした」との悲しい言葉。酔った時ではありますが、どこに置いてきてしまったのだろう、と寝つつも、考えていました。
 翌朝、目がさめても気になるのは、無くした楽器。朝一番で横浜駅や横浜駅所轄の警察署、昨晩一緒に飲んだ先輩に電話をしました。事実としてわかったのは、楽器は大切に抱えて電車に乗って、乗り換えのため横浜駅で降りたとのこと。「だとすると、湘南新宿ラインに乗る前に置き忘れたのか?」「それとも・・・」などいろいろ考え込んでしまいました。先輩の「置き忘れじゃなく、車中でとられたんじゃないか」との言葉を頭の片隅に「どちらにしても警察に行って遺失届けか、盗難届を出さなくては」と10時半頃には最寄りの警察署で手続きをとりました。
 その後も、どうしても気持ちは無くなった楽器に。いたたまれず、こんどは途中駅の大宮駅に電話してみました。残念ながら、ここでも「ありません」との答えでしたが、担当者から「終点の駅に電話してみたら」とのアドバイスをもらいました。昨夜、最寄り駅を通して探してもらったのだから、無いのじゃないかという気持ちもあったのですが、一応電話をしてみることに。すると、どうでしょう、サクソフォーンかどうかわからないが楽器があるというのです。うれしくなって、すぐさま、終点の駅に電車で駆け付けました。無くした楽器と十数時間ぶりのご対面を果たした時は喜びもひとしお。JRのみなさん本当にありがとうございます!
 私にとっては大事件のこの話も、楽器が出てきたから書けるもの。年末年始、みなさんも十分にご注意ください。私は、これ以来、楽器に名札を付けました。

 それでは、みなさん、良いお年をお迎えください。

Menuへ