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no.86 第9回鷲宮ウィンドアンサンブル定期演奏会を終えて


 はじめに、1月13日(日)に行われました第9回定期演奏会に多くの方々にご来場いただきました。これまでで一番の入場者をお迎えすることができ、大変うれしく思っております。また、ご協力いただきました関係各位に、この場を借りて心より感謝申しあげます。

練習の大切さ
 さて、今回の定演で、強く感じたことは、当然なことながらも《練習》が非常に大切であることでした。全体的に、よく練習してきた曲と、合わせ不足の曲との間に、大きな差がでてしまったことを率直に反省します。
 要因のひとつには、仕事の関係で、なかなか合奏日に出て来れない、個人練習できないということがありました。それはしかたない。でも、しかたないで済ませないで、他の方策を考えたいと思います。
 その観点からいうと、第1部の「イギリス民謡組曲」「フラッシング・ウィンズ」「木挽歌」は、比較的練習に時間をかけたので、それなりの演奏ができました。「亜麻色の髪の乙女」は、新年早々(1/5土曜夜)に、分奏的に練習して、主に響きについて効果がありましたが、旋律線の練習を十分にできていないまま、つまり演奏に対してしっかりとした自信のないままに本番を迎えることになりました。そのほかの曲でも失敗したところは、多分にこの要因が強いと思われます。
 この「演奏に対してしっかりとした自信」をつけるためには、やはり数をこなさなければ、つくものではありません。そう、《練習》が大切なのです。次の目標は、この「自信がつくまで練習して」から本番を迎えられるよう一層励みたいと思います。
 あわせて、基本練習がまだまだ少ないとも感じたので、これまで以上に基礎合奏を取り入れていきたいと考えています。

 また、今回は、これまでソロをとっていなかった人にもソロをとってもらいました。実際、そのメンバーにとっては、緊張の連続だったはずですが、本当によい経験になったと思います。次のステージでは、さらなる活躍が期待できそうです。

※1曲めの第3曲での大音響は、合わせシンバルの革ひもが外れてしまったせいです。こんなこともあるんですね。みなさんも十分に注意しましょう。


新しい試み
 先の「素敵に(私的に)曲目解説」にも書いたように、今回は、第1部に「イギリス民謡組曲」「フラッシング・ウィンズ」「木挽歌」などの20世紀の吹奏楽オリジナル作品3曲を置き、これまでの定演よりも《吹奏楽》を意識したものとしました。その点、コンサートの雰囲気がこれまでよりも堅めの感があったと思いますが、吹奏楽のオリジナル作品をきちんと練習し、それを紹介できたことは大変よかったと思っています。また、第2部では、はじめてナレーション付きの演奏(「笛吹きパンの物語」)を加えるなど、新たな鷲宮ウィンドの姿勢を示せたと思っています。

 私としては、冬の定期演奏会は、よりクラシックのコンサートらしく、夏のコンサートは、ポップスなどを中心としたより親しみのあるファミリーコンサートしたいと考えています。特に、夏は戸外で、たくさんの人を迎えて気楽に聴いてもらうことが私の夢です。そう、ボストン・シンフォニー・オーケストラとボストン・ポップス・オーケストラのように。会場は町庁舎前の広場か、久喜菖蒲公園のスペースでできればと、勝手に想い描いています。


 次の本番は、3月3日の青少年育成大会での招待演奏です。さらに夏のコンサート、そして来年の第10回定期演奏会・・・。これらのステージに向けて、さらに団員一同精進していきたいと思っていますので、みなさまのご支援をよろしくお願いいたします。

2002/01/15

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