Menuへこのコーナーの目次へ

No.75  7月1日 サマーコンサート2001 第2部

 引き続き、鷲宮ウィンドのサマーコンサートの様子をご紹介します。

 第2部は吹奏楽形式。今回は「アルトサックスと吹奏楽の響演」と銘打ってプログラムを構成しました。まず、小長谷宗一(こながや・そういち)作曲の「マーチ『ザ・ナイン』」を指揮者の登場と共に演奏。ファンファーレ、主題、トリオ、主題の再現と演奏していきました。第1部のアンサンブルの演奏とは違ったスケールの大きさで来場者の方々に好評でした。
 この曲が終了後、一旦私は退場し、司会の横田君が登場(彼の巧みな話術には定評があります)。私は次の曲に備え隣室に置いてある楽器を手に取りました。打ち合わせでは「今日のスペシャルゲスト、・・・アルトサックスの江川さんです!」のアナウンスで会場に入ることになっていました。楽器を手に取って数秒後、気になってドア越しに様子をうかがうと「今日のスペシャルゲスト・・」と、すでに言い始めているではありませんか。もうちょっと、つないでいてほしかったという気持ちと、私がスタンバイしていなかったらどうしたんだとろうと思いながら入場しました。司会者からの「サックスはなんで本体が金属なのに木管なんでしょう?」との問いに軽く答え、2番目の曲に入りました。70年代のポップスシーンをリードしたカーペンターズの「青春の輝き」です。アルトサックスと吹奏楽にアレンジされた作品で、8ビートに乗ったアルトサックスのさわやかなメロディーとオブリガートが魅力的です。一瞬伴奏とソロの間に乱れが生じドキッとしましたが、無難に次のフレーズへ。指揮者無しでやるのは、こういう所や曲の最後などテンポが変わる部分は十分にリハーサルしておかないといけませんね(反省!)。
 3曲めは、ディズニー映画「アラジン」。ユースバンドのためにアレンジされた作品で吹きやすい曲です。5〜6年前、北本市で行われた県主催の「吹奏楽フェスタ」で、ホルンが吠えまくっていたのを今でも覚えています(パオ〜パオ〜! 最近は吠え過ぎないようにと釘をさしていますが---)。アラビアンナイトの雰囲気から、魔人ジーニーと主人公アラジンが曲に乗って騒ぎまくるシーン(Jazzyな2ビート)、しっとり聴かせるホール・ニュー・ワールドとまるで映画そのままです。
 4曲めは、再度私のアルトサックスのソロで、映画「ネバーエンディング・ストーリー」のテーマ。白竜ファルコンに乗って飛び回る主人公バスチアンの様子がイメージです。途中のアルトサックスのアドリブソロが聴きどころでした。そのうちファンクラブでも旗揚げしようかなぁ、と思えるほど後であちらこちらからお褒めのことばを頂戴しました。(ファンクラブに入りたい人は今すぐメール!)
 第2部最後の曲は人気グループKinKi Kidsの「フラワー」。サマーコンサートを彩る曲として最後に持ってきました。リハーサルでは琉球の音階をイメージした旋律をサンバのリズムに乗せることと中間部のホーンセクションの複雑なリズムに苦労しましたが、本番ではバッチリ決めさせていただきました。「夏は楽しい!」そんなメッセージをスタンドプレイで伝えることができたと思います。このホーンセクション部分と最後のメロディーは私も一緒に吹きました。

 ここで今年度の運営委員長、茂泉君が登場して来場者の方々に一言お礼を申しあげました。ちょっと緊張していたらしく「それではアンコールにお応えして----」というべきところを省いて、いきなりアンコールの曲名を言っていましたね。それではと、私が曲に入ろうとしていたら不穏な動き----。「すばらしいサックスのソロと、いつも指導してもらっていることへの感謝を込めて」と花束が登場してきました。この思いも寄らぬ演出に驚いてしまいました。(みなさんありがとうございます! 本当は、ネバーエンディングが終わった時に登場する予定だったとか? その時も司会者の不審な動きがありましたね---)
 で、アンコール曲は「明日があるさ」。吉本の芸人たちが一緒に歌ったことで一躍有名になりましたね。小編成バンドにアレンジされた作品で、会場の手拍子に乗って演奏しました。
 そして、もう1曲。鷲宮ウィンドのレパートリーに定着しつつある「A列車で行こう」。4ビートのスィング感は難しいけれど、世代を越えた楽しみがありますね。トランペットのアドリブソロは荻野君の完全復活の証しです。今回特別にとチューバの佐々木君のアドリブソロも加え、楽しい演奏になりました。サックスパートのスタンドプレイも最高でした。

 このあと、恒例の打ち上げに入りますが、こちらは写真集でお楽しみください。Click Now!

Menuへ