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4月29日 ゴールデン・ウィーク考

 今、東北道を北に向かって走っています。ゴールデン・ウィークではありますが、その前半の中日で午後ということもあって、車の量は多いものの、いつもの渋滞はありません。つつじが岡公園(群馬県)のある「館林インター」の出口は2〜3kmほど繋がっているようでしたが、本線への影響はまったくなく、その横を快適に走り抜けました。
 北上する中で、車窓からの風景が少しづつ変わっていきます。青葉の多彩なこと。深い緑と淡い緑が絵画のように広がっていきます。那須付近では(そめいよしの)が散りかけており、福島県に入るとまだ咲いています。
 東北道を降りて、国道13号線に入ります。風景がまた変わります。栗子トンネル付近の山にはまだ残雪が多くあり、その横で山桜が咲いています。
 BGMは、購入したばかりのCD「Essentials of Jazz」「ベイシー&ビヨンド」。ボリュームを少し大きめにしてジャズのビートを感じながら走りました。こんなこともできるのも、今日は一人で運転しているから。途中、福島県のサービスエリアでコーヒー休憩をとっただけで、あとは目的地まで一気に走り抜けましたので、普通なら4〜5時間かけている道のりですが、今日は3時間半ほどの快適ドライブでした。

 車を運転しながらゴールデンウィークのことを考えました。新学期、新年度と世の中は新しい年がスタートしたばかりなのに、こういう長めの連休は必要なんだろうかと。もちろん、みなさんが休んでいるわけではなく、アミューズメントスポットはもちろん、レストラン、商店街も含めたサービス産業はこの時期とばかりに頑張っています。
 この時期、普段より少し長い3連休ぐらいはあってもいいかもしれませんが、それ以上になると、せっかく順調にスタートを切った人たちには空白の週、中断される週になってしまうような気がします。(インターネット関係の会社は、一斉にメンテナンスを行うらしいですが---。)どうせ、休みにするなら、蒸し暑い夏に2週間ぐらいにしてほしいものです。学校も休みで、親と子が向き合える時間にもなるし、長い休みだと行楽が集中しないだろうから道路が渋滞することもないだろうし、また都心の会社の冷房にかかる余分な電気消費量が節約できるでしょう。
 働く時は一生懸命働いて、休む時はきちんと休むという習慣も身につけたいものですね。人間の生活はいろいろなところにリンクしているので調整するのはむずかしいのかも知れませんが、この際、この手の構造も変えてほしいものです。夏時間(サマータイム)だってあったっていいと思います。その方がより自然の生活に近づくのですから。

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