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3月15日 小学校でのコンサート

 営団千代田線の金町駅近くのH小学校の「3年と4年グッバイコンサート」に招かれてサクソフォーン四重奏(J-Saxer Quartet)の演奏を行いました。この小学校は毎年の締めくくりとして器楽合奏、合唱の発表会を行っているようです。私たちは特別出演としてトリを務めました。今回の曲は「さんぽ」「もののけ姫」「Kinki Kidsのフラワー」「ガーシュウィン:パリのアメリカ人」「バッハ:小フーガ ト短調」「ピアソラ:タンゴの歴史からBordel 1900」。いずれもアレンジ作品ばかり。最初にみんなの知っていそうな曲から入って、徐々にむずかしい曲へとプログラムを組んでみました。名付けて「サックスは魔術師」。サックス4本でいろんなことができるんだよ、というメッセージを込めたつもりです。
 金町へは97年の世界青少年合唱団東京公演の時にお世話になった水元青年の家を訪れて以来ですから4年ぶり。金町って聞いてわからない人でも「亀有」の隣の駅といえばわかりますよね(あのマンガで有名な場所です)。私は金町へは電車でいきました。平日の東京への移動は車より電車が確実です。バリトンの小野は楽器搬送のため車で来たのですが、朝9時半に家を出て着いたのがなんと午後1時半。4時間もかかってしまったのです。本番の45分前でした。ともかく間に合って良かったですね。
 今回の演奏会場は体育館でした。ちょっと前なら寒いと感じたでしょうが、今日は春の陽気になりましたので、暑くもなく寒くもないちょうど良い気温でした。児童は2学年で120人位、創作音楽や元気に合唱曲を演奏してくれました(歌う時の姿勢が実に良かったですね)。それにご父兄が100人ほど観客としていました。
 曲目の紹介は、このたびのプロデューサー役の宮沢が行い、演奏を進めました。私も楽器についての説明を少々。そんな中で印象に残ったことがひとつあります。それは「小フーガ」の最後のト長調の和音を奏でると同時に拍手が沸き起ったということです。アメリカでは結構こういう聴き方をする人が多いのですが、日本では普通なら最後まで聞いてから拍手ですよね。そんなに演奏が良かったのでしょうか? 
 最後のピアソラの演奏も終わり、音楽室で楽器を片付けていると、生徒たちがやってきていろいろと話しかけてきます。人なつこい子が多いですね。それから校長室で、お茶とシフォン・ケーキをいただきながら校長先生と音楽の先生と談笑しました。ビール缶の底2枚とパチンコ玉でUFOという楽器が作れること、音楽の先生が私たちの大学の先輩だった、等々・・・。

 私たちの活動も少しずつ広がってきました。昨年4月から今月までの1年間、5回の本番がありました。音楽を生で近くで聴いてもらうことを最大の魅力として活動していますが、私たちの演奏がCDを聴くことよりも貴重な体験であることと信じ、これからも演奏を続けていきたいと考えています。みなさんもお気軽にお声をかけてください。

J-Saxer Quartet
Soprano Saxophone: Yoshihiro Egawa
Alto Saxophone: Katsumi Miyazawa
Tenor Saxophone: Masayo Machida
Baritone Saxophone: Akihiro Ono

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