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12月3日 芋煮会

 鷲宮ウィンドの秋のレクリエーションとして、「芋煮会」を行いました。午前中は、いつものとおり合奏を行ってから、茨城県三和町にあるネーブルパークに出かけました。ちょうど、大宮・栗橋線を北上して、国道4号線へ。利根川を越したらすぐに左側の側道へ降りて、右折します。しばらく走ってY字路を左折します。事前の説明では「○○○」を左折と言われたのですが、その信号機には何も表示がありませんでした。強いて言えば、交番が目印でしょうか。そして、すぐの信号を左へ。ここには「ネーブルパーク」の案内表示があったのですぐにわかりました。少しすると駐車場の案内がありますので入ってみると、また場所がわかりません。「敷地内では火を使ってはいけません」との掲示板。「え〜」これから芋煮会をやるのに、火を使わないで、どうするんだ。本当にここでいいの?と思いはじめ、メンバーの一人に電話をしてみました。(こういう時は携帯電話はとっても便利です)「今どこにいますか?」との返事。第2駐車場にいると言うと、第3駐車場が近いとのこと。「第3駐車場って、どこ?」「これから迎えに行くから待ってて」。こんなやり取りをしてから、道路を挟んで、向い側の敷地へ、鍋や食材を運び込びました。これじゃよくわからない。だって、案内板にも「キャンプ場」とか「バーベキュー・コーナー」とか何も書いていないんだもの(これは、パブリック・スペースと、プライベート・スペースの分離化を管理者が目論んでいるのかもしれませんが---)。
 ようやく、炊事場に着くと、ほとんどのメンバーが揃っていました。どうやってきたのだろうと、心の中で思いつつも「さあ、芋煮会の下準備に取りかかろう」と指示をだしました。音楽以外でも?と思いの方もいるかもしれませんが、今回のシェフは、私なのです。
 それでは、レシピを教えますので、ご一緒に作ってみましょう。まず、鍋に水を張って、湯を湧かします。(キャンプ場では薪を燃やさなくてはいけません。何人かの男性陣が喜んで火をおこしていました。結構、けむいですね。スモークハムになりそう)次に、水の状態からこんにゃくを入れます。こんにゃくは、包丁では切らずに、湯飲み茶わんなどで、切ります。そのほうが食感がまろやかです。次に、里芋を入れるのですが、その下準備の皮剥きは結構大変ですね。ここは文明の利器、皮剥器を使いましょう。ちなみに、本場山形では、普通皮の剥いた状態で売られています。冷たい水のなか、みなさん(女性中心でしたが---私もやりました---独身貴族の小沢くんも---若手ホープ、コントラバスの千田くんも)で大ボール2つ分の里芋の皮を剥きました。里芋は、そのまま鍋に入れます。2つに切ったりしません。その方が、アウト・ドアっぽいですね。しばらく煮込んで、里芋が柔らかくなるまで待ちます。この間、私は後で隠し味として入れる日本酒を嗜みました(なにしろ一升瓶でしたから少しくらいは大丈夫と思い---早速快適モードに入りました。)そのほうが身体も暖まるし---と言い訳を考えながらやっていました。その脇では、アウトドアの達人のクラリネットの檜森さんのご主人が、ウィンナーやフランクフルト、焼き鳥、おにぎりを焼いて、みなさんに振る舞っていました。私もそれらをいただき、ますます美酒が進みます。と、いい気持ちになっていると、チューバの佐々木さんが「もう里芋大丈夫でしょうかね?」と。確かに柔らかくなっています。事前に切っておいた、長ねぎ、きのこ(今回は舞茸を使用)、牛肉の順に鍋に入れていきます。味付けは、醤油適宜、砂糖少々、お酒少々、それに味噌をほんの少し隠し味としていれます。味は、お好みですが、あまり辛くない(塩っぱくない)方がたくさん食べられるかもしれません。今回、2つの鍋で調理したのですが、ひとつは比較的薄味、もうひとつは味噌を少し多めに入れて、こくのある味に仕上がりました。寒くなってきた野外で、大勢で温かな鍋を食べるのは格別です。「ふう〜、おいしい!」の言葉に、シェフ役の私もうれしくなってしまいます。次第に、夜のとばりが降りて、辺りは暗くなってきました。若い人たちは、こういうときは決まってボールを蹴ったりして、身体を動かします。私も飛んできたボールを蹴ろうとして、転んでしまいました。もうだいぶ、お酒が回っています。しばらく時間が過ぎて、楽しいひとときもお開きの時間になりました。買い物をしてくれた檜森さんとわが妻、会場を手配してくれた委員長の河野さんなどなど、感謝の気持ちを表し、解散しました。でもまだ6時前。この季節、暗くなるのは本当に早いものですね。さあみなさん、来月の定期演奏会に向けて来週から頑張りましょう。これをご覧になっている方もぜひ1月14日のコンサートにお出かけください。団員一同、心よりお待ちしています。

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