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10月1日 母校の活躍

 私が、吹奏楽、サクソフォーンとの出会いの場となった中学校の吹奏楽部(「My short stories」第1話参照)が、9月30日に行われた全日本吹奏楽コンクール全国大会に初出場を果たました。しかも、強豪ぞろいの全国大会で、金賞を受けたのです。第2話にも書いたように、私は全国大会レベルの演奏に、強い刺激を受けたのですが、それをわが母校が与える役になるまで成長したとは---。
 平成元年頃から、支部大会への常連校となって、これまでに3回銅賞を獲得してきたそうですが、ようやく今年金賞を受け、全国大会の出場権を獲得したそうです。先にも書いたように、その全国大会で金賞を取るとは、あまりのすごさに驚きを覚えるし、誇らしいとも思います。
 私も中学の教師を経験したことがあるので、想像以上の現場の忙しさや子供たちの揺れる気持ちがよくわかります。そんな中で、音楽を愛し、目標を持ち続け、その夢を実現した彼らに「おめでとう」と言いたい。聞くところによると、すごく部員の仲が良くて、チームワークも良かったらしい。そして「感謝の気持ちを持つこと」を合い言葉に励んだのだそうだ。
 当然、彼らの本当の努力や苦労はわかるはずもありませんが、日頃の練習に裏付けられた彼らの演奏に、彼らの気持ちや思いが乗った時に、はじめて彼らの《音楽》になったのに違いありません。実際には、彼らの演奏は聴いてはいませんが、時空を超えて聞こえてきそうです。

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