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6月18日 記念コンサート(2)「仕込み」

 6月18日の本番に先立って、前日の土曜日に仕込みを行いました。
 今回の実行委員と有志が、午後1時頃から2時の間に会場の鷲宮町西コミュニティセンターに集合しました。この会場は、小さいながらも、可動式の客席以外はすべて自分達でセッティングすることができ、気兼ねなく使いやすい場所です。まずは、集まったメンバーで反響板を設営。移動式のパネルをステージの後側に並べます。第1回の定演から使用していますが、並べ方はいつも違っています。以前は、鷲宮ウィンドのページの写真にもあるように、パネルを少し離して置いていましたが、昨年度からはすき間を空けずに並べています。今回は、奥行きをとるために精一杯後ろに下げました。パネルの組み立ては、もう、みなさん慣れていますので、場所さえ決めればOKです。あとは、椅子を並べて---そんな風に短時間でセッティングは完了しました。普通のホールならこんなことは到底できないことですよね。事前にホールとの打ち合わせがあったり、当日は変更が効かなかったりと、さまざまだと思います。それぞれの立場の問題ですので、どちらが正しいというのはないかも知れません。でも、鷲宮にはこんな楽しみもあるのです。
 さて、今回は楽器の並び方を2通り考えました。いわゆるシンフォニック的な並び方とウィンドアンサンブル的な並び方。呼称は適切ではないかも知れませんが、この違いをよくわからない方のために若干説明します。いずれも我が団の場合には3−4列になります。
 シンフォニックの場合には、オーケストラをイメージして、クラリネットが左でバイオリンのグループのような形をとり、フルート・オーボエが中央、サックスが右へチェロ、ビオラパートのイメージで並びます。これだけで、ほぼ2列になります。ブラスセクションのホルン、トランペットは中央に陣取ります。その右にトロンボーン、チューバ。コントラバス、バスクラ、バリサクなどのベースラインは右側奥へ、打楽器は、左の奥へとなります。
 一方のウィンドアンサンブル型は、一列めがフルート、クラリネット、2列めがホルン、サックス、バスクラ、3列めがトランペット、トロンボーン、ユーフォ、チューバ、コントラバスとなり、4列めが打楽器、ピアノで、ステージ上を弧の形で作ります。
 セッティングの段階で、シンフォニックスタイルでは音のバランスがうまくとれないかも知れないと、ホルンのメンバーから指摘がありました。このスタイルは、例えば佼成ウィンドオーケストラのような形になり、パートをまとめることによる演奏効果(ステレオ的?)を意識しています。とりあえず、実際に音を出してから結論を出そうということになりました。
 次に行ったのが照明の調整。専門家肌のメンバー(実際に東京のホールで活動している)にお任せしました。見ていただけですが、小さなホールでの照明の作り方はむずかしいと感じました。切れているライトの電球も予備が事務室にあったので取り替えたりと---結構時間をかけましたね。照明とは、ただ、スイッチを入れればよいというものでは無く、そこにも奥深いものがあった、とつくづく感じました。KYくんありがとう。
 あとはスケジュールにそって、大型の楽器(コントラバスや打楽器)を、近所の高校といつも活動している中央公民館から運び込みました。ワンボックスカーは、打楽器だけでも一杯の状態。そのうち、トラックを借りる必要になってくるかも知れません。毎年行われている吹奏楽コンクールに参加される団体は本当にご苦労様です。今回の私たちの2〜4倍は運ばなくてはいけませんからね!
 それと平行して、プログラムに特別製の団員メッセージ(前話参照)とアンケート用紙を折込んだ。この辺は、役割分担がしっかりしていると安心ですね。
 あとは、出演メンバーを待つばかり。
 指揮者もメンバーと一緒にこんなところまでやっています。たくさん働いた分、打ち上げのビールがうまいんですよね!

 今日は、ここまで。報告はさらに続く。

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