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Nikon D2H
AF-S VR 70-200mmf2.8G
180mm付近
シャッター優先AE
1/1000 f3.5 (-0.7)
ISO200


野生のオルカやイルカの営みに接するとき、同じ生き物としての共感と同時に
言いようの無い異質さも感じる。
たとえるならば異星人の生活の一部を目にしているような、
目の前で行われている営みが高度であることはわかるが、
人間にはその意味を真に理解できそうにない、という異質さである。

いつまでも飽きること無く
バブルネットフィーディングを繰り返すザトウクジラにも同じものを感じる。
同じ哺乳類でありながら数千万年来陸海異なる進化の道を歩み、
全く異なった知覚世界に生きている人間と鯨類との間には、
相通じるものも残る一方で、
もはや決して越えられない断絶があるのかもしれない。