US駐在の友人Mさんのメモです。
(勝手にのせちまいました。出張したら埋め合わせするから、許して。)
おもしろそうなんで、のっけてみました;

残暑見舞申し上げます。

お元気ですか? ここオハイオは7月が暑さのピークで8月に入ってからはだんだん日も短くなり、過ごしやすくなってきています。日本より約一ヵ月早く秋が来ます。早いものでアメリカに来て1年4ヵ月が過ぎようとしています。アメリカについてはまだ断片的にしか触れていませんが、日本ではアメリカの情報はけっこう氾濫しており、よく知っているつもりでこちらに来ましたが、錯覚が多いことが最近分かってきました。

「アメリカ人の家は映画やテレビドラマに出てくる程、大きくりっぱな豪邸に住んでいない。」

日本のテレビドラマの家は平均か又はそのちょっと上くらいのレベルですが、アメリカではほとんど人口の一割にも満たない上級レベルを舞台としている為、日本人の感覚ではこれが平均だと錯覚してしまいます。アメリカの映画やドラマは日本と違って

現実的なものはあまり受けないそうで、あこがれの夢のような世界を描きがちのようです。土地は安いので広いですが、平均的に家はそんなに広くも立派でもありません。耐久年数も長くなく修繕、改築はしょっちゅう必要だそうです。

「アメリカ人はせかせかしない。」

とんでも無い。コンサートの最後の演奏の途中で、帰りの渋滞に巻き込まれないよう、皆さっさと帰ってしまいます。
また信号待ちで発進出遅れると日本以上にすぐにクラクションを鳴らされます。

「道が広い。」
田舎では日本より圧倒的に広く、まっすぐですがニューヨークなどの都市の中心部は東京の池袋や上野周辺と殆ど似たようなものでごみごみして狭いです。

「渋滞が殆ど無い。」
そんなに大都市でもないここコロンバスでも夕方は殆ど渋滞する道がいくつも有ります。

「日本人ほど仕事熱心でない。」
人とポジションによります。ブルーカラー層は一般に仕事熱心でないのが多いですが、ホワイトカラー層は日本人以上のワーカーホリックがけっこういます。(遅くまでの残業、休日出勤も厭わない。家でも仕事をする。)

「衣食住の物価が安い。品物が豊富。」
これはまったくそのとおりで思った以上です。マスクメロン一個がたったの$2!

思いついたまま、独断と偏見的に書きましたが生活してみるといろいろと気付きます。
慣らされてこれがあたりまえと思う前に書き留めておきたいと思っています。

       それではまた。 K. M. (アメリカ合衆国オハイオ州)

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