晴れて「ころびマックユーザー!」(99/4/10)

 ”晴れて”という表現がいいのか分かりませんが、ついに買ってしまいました手を出してしまいました。 マックユーザー禁断の果実、背徳の遊技、諸悪の根源(そこまで言うか!?)DOS/Vパソコンを買ってしまいましたー! あー、これでもうマックにはもどれなーい! さらば青春の日々よ! さらば我が友よ!(…、…、…, ^o^、失礼いたしました。)

 
ついに買ってしまいました。 これで名実共に”ころびマックユーザー”のわたし。

  ちなみに主なスペックは;

  マザーボード: ABIT BH6(440BX/ATX)
  CPU: Celeron300A (300MHz)
  メモリ: SDRAM128MB
  HD: 13.5GB(U-ATA)
  ビデオカード: CREATIVE RIVA TNT(AGP/16MB)
  サウンドカード: CREATIVE AWE64
  CD-ROM: I・O DATA CDV-16AB(X16倍速)
  その他:3.5"FDD, CREATIVE 外部スピーカー, 10BASE T/2 イーサカード

というものですが、DOS/V音痴の私にはいまいちよく理解してません。


 さて、このDOS/Vパソコンを手に入れるまでのエピソードを;

 すでにマックの周辺機器としてDOS/V 機を手に入れようと思っていた私は、ヒマがあればパソコンショップを物色しておりました。しかし、DOS/V音痴の私は一体何がいいのか良く分かりません。なんせ、DOS/V機〜いまはWINDOWS機というんでしょうか?〜の種類ときたら迷うどころか物色していて嫌になる程たくさん有ります。

 最初はノート型をと思っていましたが、自分の行動パターンを顧みて、拡張性のある(すなわち、色々といじくれる)デスクトップ・タワー型が面白そうだな、と考えました(一応、LINAXにもトライしたい、という名目も残っている)。
 携帯性/スペースの面からノート型、とも考えましたが、どうせ携帯できても使う機会はほとんどない(移動中は雑誌・単行本の方がいい)/パソコン数台所有の私にいまさらスペースなんてちゃんちゃらおかしい、という結論に達しました。

 さて、DOS/V機を購入すべく、現職場のOB(2年程前退職されてショップを経営)であらせらるH氏の、鈴鹿に存在する数少ないパソコンショップ「I & A」へいそいそと出かけてゆき、まずは御挨拶。 一通り社交辞令的会話のあと「DOS/V機1台分適当に部品集めてください。代金は後で(用意できたら)払いますすから。」 つまり「ツケ」でパソコン1台売って下さい、とずうずうしくお願いした訳です。 
 一応在職中私と面識のあったH氏は嫌な顔せずに快く引き受けてくれまして、次の週の土曜日(1週間後)までにひとそろい部品を用意してもらうことになりました。




 さて、予定の土曜日。 心踊らせながら「I & A」へ参りました(AM10:00)。 
この日、職場の同僚(いや年令/キャリアを考えれば”同僚”ではなく”大先輩”)であらせられる「M氏」も冷やかしに来ることになっていました。

 入店、一番「ごめん。まだ部品入ってないや。」がH氏の第一声。 聞くと、肝心のCPUががまだ入荷(宅配便)していないとのこと。 〜実は、これが運命の分かれ目だったのであります〜
 部品一揃を家に持ち帰って自分一人で組み立ててみようと思っていた(マックではロジックボード交換まで経験しているので、なんとかなるだろうと安易に考えていた)私でしたが「それじゃあ時間もあるし、お店で組み立てしましょうか」と言うことになりました。
 H店長(一人しかいませんが)の御指導の元、ケースの準備からマザーボード、HDなどを組み付けてゆきます。(そのうちに宅配便がCPUを配達してきました)
 組み立て説明を聞きながらの作業でしたが凡そ1時間足らずで組み上がってしまいました。(この頃には冷やかしの「M氏」も茶菓子をたずさえ来店、冷やかしだけのつもりが、ついつい組み立て作業に参加。)

 さて、配線も全て確認後「スイッチ オン!」
店長:「あれ? CPUが動かない?」

この時から、DOS/V機の厳しい道のりが始まったことに、まだ3名は気付いていませんでした。


 「ボードの設定が悪いのかな?」などとジャンパースイッチ設定を色々変えてみたり、配線を確認してみたりしましたが、一向にCPUが動き出す気配が有りません。
流石に店長も「まいったな〜。」の一言。 

 店長がトラブル解消に色々始め、手出し無用の雰囲気になってきたので、取りあえず私は一度家に帰ってWindows95 OS ディスクを持ってくることにしました。
実は、この間店長とM氏の涙ぐましい努力があったのです。 CPUを交換したり、マザーボードを確認したり、電源を確認したり。

で、私が戻ってきた時には(約1時間後)パソコンのケースが変わっていました。 2名の解析の結果、電源不良(ケース組み込み品)ということが判明、別のケースに既に一式埋め込まれていました。
「一応、これでパソコン作動はOKになったよ。ケースは少々安い方になったけど、いいよね。」 既に、DOS/V機製作の難しさ、自分の無鉄砲さに冷や汗をかかずにおれなかった私はただうなずくしかありませんでした。(もっとも、メンテナンスのし易さは、後のケースの方が良いということに気付いてましたので、ことさら文句はありません。)

 さて、次はBIOSとかいうパソコンを動かすための基本プログラム設定を行って、それからWindows95をインストールすることになります。
BIOSの設定がすみ、ハードディスクのフォーマットを行おうとした時、第2のトラブルが待ち受けていました。 HDディスクの反応が今いちよくない(鈍い)のです。 (新品ですから)特にハード的な不具合はないのですが、フォーマット作業が遅々として進まないのです。 どうやらHDがおかしい、もしくはボードその他部品と相性が良くないのでは?というのが結論です。 何度かチェックしなおして、HDは交換した方が良いということになりました。 最初に発注していたものはFujitsu製8GBのものでしたが、あいにく同じ(容量)のものがありません。6.5GBのものがあったので、取りあえずそれにしようかと話がつきかけたその時、ショウケースに飾っていた1台のHDが目に入りました。

「13.5GB \3x,xxx」 

ケースが安くなった分を差し引いて、元のHD(8MB)と比べても数千円しか変わりません。ということで、即決。 
IBM製ですから折り紙付き。パソコンに組み込んでチェックしたら今度はばっちり。
小気味よい静かな作動音が数千円のコストアップ分に対する後悔の念を吹き飛ばしてしまいました。

 その後、OS(Windows95), 各種デバイスドライバーを一通りインストールして、作動を確認、イーサネットワークカードのインストールに手間がかかったりして、ようやく家に持って帰れるようになったのがPM5:00前。何と6時間以上ショップにいた計算になります。

 かくして、DOS/Vパソコンは我が家に始めてはいってきたお嫁さん(それとも婿養子かな?)となったのでした。

えっ? パソコンの代金はですって? 
大丈夫、5日後にはみみをそろえてお支払いいたしました(トータルは秘密)。

 このパソコンを購入した目的の一つは最近の「3Dぐりぐりゲーム」を体験してみること。(だって、この歳でゲームセンターは、ちょっと恥ずかしい。おまけに下手だし。こういうのは、密かに家で練習して、マトモにゲームできるようになってからお外でやるのが、昭和生まれの世代の行動パター!?)
 さあ、「3Dぐりぐりゲーム」を買ってくるぞ! (でもその前に、予算を…。)


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