スキー初滑り(99/1/24)

 「も〜い〜くつ寝〜る〜と〜、お〜しょ〜がつ〜、」などといっていたものの、正月はあちらこちら人出がありそうだったので、ひたすら家のなかで息をひそめておりました。 その反動でしょうか? 新年早々有給休暇をとって会社同僚2名とスキーに出かけてしまいました。(山が俺を呼んでるぜ!)

 早朝5:00会社駐車場集合、出発。 目的地は琵琶湖湖畔の長浜の西方に位置する福井県奥伊吹スキー場。 鈴鹿から約120Kmほどの距離にあり、高速道を使わずおよそ3時間ほどの行程の予定。 途中から雪が降出し、暗雲立ちこめる初滑り日和。

 スキー場近辺にきて、結構雪が積もっているのに驚く。道路も雪掻きが完全でなく、2車線の道幅が1車線分しかない。 まだ薄暗い雪道を(しかも平日(木曜日)に、だ)スキー場に向かう車は当然あまりなく、おいでおいでの雪道スタックに、向こう見ずな対向車に、用心無用のなだれ注意の標識に、そして時期はずれに起き出してくるかもしれないお腹のすいた熊さんに怯えながらスキー場に向かう3名であった。(平日スキーに出かけていって熊に襲われでもしたら、洒落にもならんぜよ。)

 どうこうしながらも8:00過ぎにはスキー場の駐車場に到着。 無事到着にホッとするものの、降雪は時より激しく、まじに降っている。 (この雪をみて私の本日の予定は決まった。1に休憩、2にビール、3、4がなくて5に早期撤退。 「山が呼んでる!」ではなくて、「ロッジで売っているビールが待ってる!」がだったのか!) それでもまあ、せっかくはるばる来たんだからと、スキー板を取り出し、いそいそと準備を始めました。(ワックスをごりごり、コルクでしこしこ。)

 いざゲレンデへ。
案の定、さぶ〜い。 雪が結構降ってくる。 曇ってるからギャップも全く分からない。 こんなコンデションの中かっ飛ぶなんて自殺行為だ。
おまけに、雪質は思った以上に良かったものの昨日(以前)からのドカ雪のせいでゲレンデは新雪ならぬ深雪状態。
場所によっては、ストックをたててもそのまま腕までもぐってしまう吹きだまりもあちこち、って状態でした。


深々とした深雪。リフトのポールも半分埋もれている。


 初滑りというには、あまりにもヘビーなコンデション!(実際、強風で停止していたリフト再開に、遅れをとるな、とばかり腰程まで迫る(とは、思ってもみなかったのだが)深雪の近道を敢行して、あやうく遭難しそうになってしまった。これも洒落にならない。)
それでも、同僚二人はひさしぶりのスキーというので元気はつらつオロナミン状態!?。 滑る前から既に休憩モードにはいっていた私は、ひたすら「のどが乾いたなー」「あまり疲れない内に休憩した方がいいよ」「冷えてるからトイレ近くなっちゃうよ」などという中年おやじ的ジャブうちが功を奏したのか、それとも横殴りに吹き付ける雪にさすがに辟易したのか、10:00過ぎには早くも一回目の休憩。

 暖かいロッジの中で、<取りあえずビールとおでん>で暖をとる私。
「やっぱ、ひと汗かいたらビールだよね!」に、あきれ顔の同僚二人。 (彼等は、缶コーヒー一本で済ましてました。アンビリーバブル!)

 30分程休憩の後、再スタート。 ほとんどへたばりかけてる私は、ついていくのがやっとの状態。 日頃ジョギングなどで少しは体力がついてきたので今年は?という甘い期待をみるも無惨に砕いてくれました。 (まー最近とみに目立ってきた太鼓腹をみれば、普段の運動量なんてたかが知れれますけど。) 


こちらは元気なおふた方。
天気が良さそうに見えますが、曇っているためギャップはほとんど分かりません。


 それでも昼過ぎまで滑って、ちょっと遅めの昼食。 さすがに平日ですので、ロッジはそれ程混まない。 ここでもまずはビール。 ほろ酔いカゲンで昼食をとった私は、もう午睡モード。 雪焼けか酒焼けか分からないが、真っ赤に火照った私の顔をみんなが驚いた目を向ける(ような気がする)。 どうせ平日だし、若い女の子も少ない田舎のスキー場(でも、国設スキー場だよ)ですから、まっ、えーか。(こうして、みんな「おじさん」になってゆくのだよ。)
 ともあれ「もう疲れたから、車で待ってるよ。 社会人だし、怪我なんかしたら洒落になんないからね。」と、尤もらしい台詞をはいてそうそうに独り引き上げた私でした(でも、酔った赤ら顔でのこの台詞に説得力がないのは一目瞭然。 二人の同僚は、意にも止めずに食後のスキーを楽しみに行きました。)



この表情から彼が何を思ったか、うすうすわかりますよね。

 二人が昼食後ひと滑りして戻ってきた後撤収準備、PM3:00頃にはすでにスキー場を後にしました。 (鈴鹿にさえ、まだ日の残るうちにもどって来てしまいました。)
 途中、往き時にはあまり気付かなかったけど、伊吹山ふもとは大雪の後始末に大わらわ。 なんせ住宅屋根からおろした雪のやり場がない状態(2メーター近い降雪量ですから、半端じゃないっす)。 ひさびさに大雪を目の当たりにし、幼い頃の自分を思い出しました。(そーいやー、朝目覚めたら雪掻きって日があったなー。)

 ともあれ、みなさま御苦労さまでした。(当然、わたしはドライバー御辞退申し上げておりました。 でも、次の機会、みんなが誘ってくれるかどうか、ちょー心配。)
 次回の予定は、1月末。 それまでに多少体力アップをはかりたいところですが、うーん、風邪がはやっている今日この頃、無理は禁物ですよね。(と、すでにギブアップしている私は、確かに中年おやじです。 でも、人からいわれるとやっぱむかついてしまいますよね。)


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