純正604e/180カード (8/11)


 インターウエアーBooster604e/243のその後は芳しくなく、一度メーカーから代替え品が送られてきましたがそれもまた調子が悪く、ちょっとガッカリしています。
(今度の代替え品はクイックタイムは問題ないものの、アドビ・フォットショップ3.0、アクロバットリーダーを使おうとすると、タイプ1のエラーが出てしまい、まったく使いものにならない状態。おまけにシステムエラーの連続ということで再度メーカーに返品しました。(その後2週間程たつけど未だ連絡がない。)

 うちのマック7600/132くんとBoosterとは、相性が悪いとうすうす感じていた私は、実は密かにニフティーサーブ「売ります」コーナーを物色していました。
目的はアップル純正アップグレードカード(604e/180 もしくは604e/200)。 これらを手に入れて、改造を施し頂点を極める(なんて、おおげさな)つもりでありました。

 しばらく探していたところ、有りました有りました。
世の中、拾う神有れば捨てる神あり、ですね。(ん? 逆か。でも、売る物好き有れば買う物好きあり、のほうがあってるな。)

 手に入れたのは、604e/180 アップル純正アップグレードカード。早速604/132カードと交換してみたところ、さすがに604e/243程の早さではないものの、テキパキとした早さがもどってきました。(2次キャッシュを512Kにしているせいで、オリジナル(256K)のままよりはましだが、604/132ではVirtualPCがやはり厳しい。しばらくは、Windows95対応のウハウハ・アプリは我慢の日々でありました。)


 それでも604e/243の暴力的早さがなつかしい。 あの思いをもう一度。 でも(G3カード手に入れるには)先立つものは無いし、Booster604e/243のメーカーからの回答も音沙汰無し。なによりBoosterとの相性が心配。(もちろん、G3カードも相性が悪い場合は考えられる)

そこで敢えて604e/180のパワーアップを計ることに。(本音はパワーアップを計るために、手に入れたのだが。)
方法は2通り。 CPUカードの水晶発信器を早いものに交換、もしくは、CPUの作動倍率を上げる方法があるとのこと。(これらの方法はインターネット上に掲載があります。かなりメジャーなホームページ。)

 私が行ったのは、CPUの作動倍率を上げる方法。すなわち

45MHz x 4 = 180MHz

で作動していたCPUを、カード上の抵抗群の設定を変えることで;

45MHz x 5 = 225MHz

で作動するように改造を行ったのである。(久しぶりに半田ごてを握りました。昔(一体何十年前だ!?)アマチュア無線でラジオを作っていた頃と比べて部品が小さくて難渋しましたけど、何とか成功したみたい。 はっきり言って、冷や汗ものでした。)
結果は良好。システムプロフィールでは、見事に225MHzに表示が変わってました。 もちろん体感速も、180MHzに比べて一段と早さが増しまして、VirtualPCも小気味よく作動します。
まずまずは、久々のヒットってとこでしょうか。(なお、情報によるとさらに x6(270MHz)というのも可能ではあるそうですが、CPUの発熱問題、マザーボードとの相性などあり、敢えてトライはしませんでした。現在も安定稼働してますから、まーこの辺で、とういところですね。)


 実は、この前に604/132の元のカードを使って、水晶発振器交換(44MHz→50MHz)を試みましたが、見事失敗。 604/132カードは部品取り用ジャンク品になってしまいました。 原因は、元々ついていた発信器を取り外す際ピンが一本抜けなくてこじってしまい、カード基盤を壊してしまったようです。 CPUカードはいくつかの基盤層を重ね合わせて作られているとのことで、こじったせいでそのいくつかがショートしていしまったのだろうと思います。 せっかく名古屋・大須のアメ横までいって買ってきた50MHz水晶発信器だったのに。 132カードよ、安らかに眠って下さい。 南無阿弥陀仏。

 そんなわけで、604e/180の改造は発信器交換ではなく、抵抗群の設定変更でトライしました。でも50MHz (50MHz x 5 = 250MHz!) も魅力だよね。 Booster 604e/243 がまともに使える状態になったら、やってみようかな? )

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