恒例(高齢?)CB750F キャブレター清掃
(00.05.21)

 まだ手放さず(手放せず)に所有していたCB750Fのキャブレター掃除を久々に行いました。(連休中の5/3〜/5)

実はこのCB、鈴鹿へ転勤した時から車検を通しておらず、現在もプータロ中です。
別にメカ的に不具合がある訳では無く、単に車検を通す金の都合がつかないだけです(でも、それって致命傷!?)。 このCB、初登録が昭和60年(1985年)6月。 したがって今年で15年目になります。 さすがにあちこち塗装下の錆、樹脂劣化が見られますが、まだちょっと遠目には綺麗に見えたりしてます。

 鈴鹿を去るとき、このCBを動かそうとしましたが、キャブレターからガソリンがオーバーフローしてしまう(プラス、キャブレター一部より、ガソリンが漏れる)事象があったため、栃木へきてから修理(キャブレター清掃)を行おうと思ってました。
5月連休になって、まとまった休みが出来るので、久しぶりにキャブレター清掃を行おうと思っていたわけです。

 庭へCBを運び出し、まず全体を水洗い清掃。 基本はやっぱり水洗いでしょう。 鈴鹿にいたころはCRCを吹き付けまくっていたおかげで、(海が近かった割には)錆とかの発生は少なかったのですが、ゴム部品、特にタイヤにひび割れが入ってしまいました。まだ、山は8,9分あるのに‥。

 

 さて、サイドカバー、フューエル・タンク、シートをはずし、キャブレターを取りはずすために、連結部品のねじを次々とゆるめてゆきます。
なにが大変って、やっぱりエンジンからキャブレターを引き抜くのが一苦労。したの写真は、キャブレターとエアークリーナーケースを取りはずしたあとの模様。
なんか、間の抜けたCBですね。(でも、アメリカンバイクみたいで、かっこいい?)

 

下記は、キャブレター本体、およびエアークリーナーケース。

 取りはずしたキャブレター(4連)を一個ずつハウジングをあけ、ジェットを取りはずし、キャブレタークリーナーを使って、清掃してゆきます。(このとき、万が一ガソリン、もしくはクリーナーが目に入らないように、コンタクトレンズをはずし、メガネに交換してから、作業を行います。 以前、うかつにもキャブレターを口で吹いてしまい別の穴から飛び出たガソリンが目に入り、それこそ痛い目をみましたから‥。)

 一応出来る限りのジェット穴、通路をキャブクリーナーで吹いて清掃したあと、4連結キャブレターのバタフライ(とスローポートの)アイドル位置を確認し調整した(つもりだった)。

 キャブレターのガソリンオーバーフロー、漏れの原因になった箇所は、修理(パッキン交換など)して、再度キャブレターをエンジンに取り付けます。 ワイヤー類が擦れない・ねじれないように注意しながら組み付けます。 分解前、スロットルを回した際、妙なゴリゴリ感があったものの、ワイヤー(キャブレターに)をつけ直して解消。 (どうも、前回キャブレターを外したときに、ワイヤー固定ねじを十分しめてなかったみたい‥)

 下記写真は、無事(?)取り付けたあとのもの。
やっぱ、こうなるとマシンって感じ!

このあと、タンク、シートを取り付け、いざ始動! と、ゆきたいところですが、もちろんバッテリーは瀕死状態ですので、自動車からブースターケーブルを使って、セルを回しての始動。
ちょっと愚図ったものの、なんとか回ったCB750Fのエンジンですが‥。

 ‥このあと、結局もう1度キャブレターをおろす羽目に‥。

 さて、エンジン始動後走り出そうとすると、いきなりパワーダウン。 エキゾーストパイプの冷えかたから、一番右側の気筒が死んでいる様子(すなわち、3気筒エンジン!)。 該当気筒のキャブレターだけ、エンジンについて状態で再度、取り外せるジェット類をすべて目視確認。 どうやら、セカンダリ系の燃料系がゴミ噛みしていたようなので、リード線をつかってジェット穴を掃除した。 そして、再度始動、試運転。
 こんどは、全気筒とも爆発しているようで、(アイドル・無負荷状態での)昇温も爆発音もオーケー。 ただし低・中速でばたつく。 どうも、気筒間で燃焼状態が違うようだ。 

 仕方がない。もう一度キャブレターを取りはずして再度セカンダリー系の通路をもう一度念入りに掃除するか‥。

 ということで次の日、改めてキャブレター取り外し清掃(セカンダリを重点に)を行いました。
結果は‥、取りあえず改善去れ、まあ許せる程度にまで回復しました。(でも、今度はスロットルを戻したときの、回転の戻りがちょっともたつく‥。 でも、まあこの程度はしょうがないか‥。
それから、ついでに数年ぶりにエンジンオイル交換。(あまり乗っていないせいか、オイルの色はそれほど汚れてはいなかったが、劣化はして居るだろうから、これで一安心。)

 今現在、まだ車検を通すめどは立っていません(なさけない‥)が、いつの日かCBを駆って公道を(大手を振って)走れるのを夢見ながら、今日も雷と夕立を恨めしそうにみている私です‥。
(雨は許せるけど、雷はちょっと‥。)


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