森と湖のまつり

1958年 東映

キャスト:高倉健(風森一太郎)香川京子(佐伯雪子)三国連太郎(大岩猛)佐々木孝丸(山城)中原ひとみ(茂子)藤里まゆみ(風森ミツ)北沢彪(池)加藤嘉(杉田)薄田研二(大岩)宇佐美淳也(花守)戸田富子(花守の婆さん)花澤徳衛(川口)河野秋武(木村)立花良文(小川)有馬稲子(鶴子)

監督:内田吐夢

アイヌ民俗の研究家である池博士は佐伯雪子とともにアイヌのコタン部落に行き、花守の家を尋ねるが、風森一太郎が部落を出たと聞いて落胆する。「弱ったなあ。早く会って注意したいことがあるんだが」シャモの中で池くらい自分たちのことを心配してくれる人はないと言う花守の婆さん。「ピリカの奥さんとも別れるし、子供みたいに面倒を見た一太郎の後を追っかけてよ」

一太郎はいい男だがと呟く花守。「アイヌ基金を作ると言って、人の物を奪うのはよくないな。力で奪ってはいけんよ。力で奪ったものは実を結ばない」昔はよかったと言う花守の婆さん。「森には鹿がうようよいてよ。川は鮭でギラギラしてよ」アイヌはおしまいと言う花守にどうしておしまいなのと聞く孫の達夫。「神様がもうアイヌに何も恵んでくれなくなったのさ」「どうして神様から恵んでもらわないとダメなの。獲れなかったら皆で作ればいいじゃないか。アイヌは神様ばかり言って。神様なんかもういないのに」

札幌に向かう汽車の中で先生も大変ねと池に言う雪子。「この広い北海道で一人の男を探すなんて」「君は会ったことがないから言うんだ。一太郎は実にいい男なんだ。彼は僕の半分みたいなもんだからな」「お別れになった奥さんにお会いになりたくなくて」「会ったところで何の解決にもならんさ」

汽車の中にいた旅館の主人の山城は池に挨拶する。「先生のやっているアイヌ協会とアイヌ基金は学問的なものですよね」「勿論。アイヌ文化を高めるものです」「私もその趣旨に賛同して若干の寄付をしています。でも一太郎はアイヌ基金の名を使って、アイヌ系の牧場主や網元を盛んに痛めつけていると噂を聞いたもので」「やはりそうですか」

雪子を山城に紹介する池。「この方は知人の娘さんで東京で絵を描いています。北海道の絵を描きたいと言うので、私と一緒に旅行しています」雪子に是非描いてほしいものがあるから自分の旅館に来てくれと言う山城。私は札幌で講義があると言う池。「君一人で行ってみれば」「そうね」トウロ駅で山城と降りる雪子。ここで一太郎の消息がわかったら教えてくれと雪子に頼む池。山城を迎える娘の茂子。雪子に茂子を描いてくれと頼む山城。

トウロ開発委員会に出席し、汽車の中で池と一緒になったと言う山城。「そこで池博士の知り合いの絵の先生にうちに来てもらうことになった」「なんと物好きな」「みんなこの委員会のためだよ。池博士はなんといってもあの協会の会長だ。その片足をぐっと引っ張ってな」「なるほど。うまく池を引っ張りこめば、池からアイヌ基金の金をこっちに引き出せる」

「でも、一太郎の奴、どれくらいため込んでるのかな」「3000万はくだるまい」「出してないのはヤンベツの大網元の大岩ぐらいじゃないか」「あのクソオヤジ、アイヌの癖してアイヌのことに一切関わりもたねえって顔してる」今度一太郎が来たらビタ一文払わんと言う川口にお前さんがそう言うのも無理はないと言う山城。「お前は子供さんの頃からあいつには恨まれてるからな」

自分の絵を描く雪子に私はアイヌなんですと言う茂子。どうしても茂子の皮膚の色が出せないと悩む雪子。そこに山城の酒飲み仲間である医師の木村が現れる。雪子の悩みを聞いた木村はそれは女の肌の色を見る必要があると言う木村。「僕の診療所に来なさい。女の患者の見学をさせてあげる」

雪子は白衣を着て、女性患者の診察風景を見るが、木村の同僚の冨田は医者でもないことが何ということをと激怒する。恋人の小川にあなたと結婚できないと言う茂子。「結婚すればあなたは被害者になるのよ」「約束する。僕は君を一生守っていく」

いたたまれなくなって診療所を出た雪子に気にしなくていいですと言う女性患者。「神の前ではアイヌもシャモも一緒です」もうすぐアイヌに年の一度のベカンベ祭りが始まると言う女性患者。「納沙布岬で儀式を上げたり、夜通し踊ったりするの」「見たいな」「山城さんとは前からのお知り合いなの」「いえ。札幌の池先生の紹介で」「まあ。池先生には弟の一太郎がお世話になって」

「一太郎さんって、風森一太郎さんですか」「はい。私は一太郎の姉でミツと言います」「一太郎さんの消息を知りませんか。先生が大変会いたがっているんです」「さあ、噂は聞きますが。あの子の気持ちはわからないでもないです。私も若いころは暴れまわったもんです。今の一太郎みたいに」「そういうあなたがクリスチャンになったのはどうしてですか」「それは恋のためだったの」

15年前に杉田と言う先生と恋に落ちたと言うミツ。「当時、私は17で、あのころ警官でシャモの仲間になった川口に目の敵のように追い回された。私は一太郎と禁漁の鮭を先生のところに持っていったが、先生に少しは勉強しろと言われた。それから私は一生懸命勉強したが、ある日、先生はせめてお前があいのこだったらなあと私に言った。それからベカンベ祭りの二日前の晩に先生は私を捨てた。私がアイヌだからかと聞くと、先生は養わなければならない親兄弟があると言った。私は一太郎に先生を殺せと命令した。でも一太郎は先生を殺せなかった。あの晩から私はクリスチャンになる運命となったのです」一太郎は川口の牧場を襲い、川口を怪我させて、川口の牛を奪って逃走する。

一太郎が釧路のカバフト軒にいるかもしれないのでそこに行くと言う雪子の手紙を受け取る池。カバフト軒に現れマダムの鶴子に挨拶する雪子。「トウロの風森ミツさんの紹介でここに来たんです」「あんたが池と一緒に旅行しているシャモの女ね」「知ってたんですか」「ここはニュースは早いよ」「私は一太郎さんに会いたいの」「私も三日会ってないわ。一太郎は仕事に夢中でふいと来て、ふいと行っちまう」

そこに川口がヤンベツの大岩の息子の猛を連れて現れる。「おや。どこかで見たと思ったら、トウロにいた絵描きさんだな」東京からかと聞く猛にヤンベツってオホーツクなのと聞く雪子。「そう」「見たいわ。オホーツクてどんな色なんでしょう」「だあーと真っ青だ」なにしに釧路に来たのと鶴子に聞かれ、一太郎と会うためだと答える猛。いくら粘っても一太郎は来ないよと川口に言う雪子。「へ。今度一太郎がここに来たら、今度はただじゃおかないと言っておけ」猛とともに店を出る川口。

店の裏から現れる一太郎。「あんたが池先生と一緒にいる東京の絵描きさんかい」「そうよ。先生はあなたに会いたがってるわ」池はいい人よと言う鶴子。「でも一度逃げ出したのは二度と帰らないね。男も女もだよ」「どういう意味」「私は池の家にあるアイヌの骨董品と同じだったのさ。私はその宝物と私とどっちが大事と聞いた。池は両方大事と言ったよ。その時、私は別れる気になったのさ」

池はしょせんシャモの学者だったと言う一太郎。「俺たちアイヌを愛してると言っても、根本的には距離のある研究者の愛し方さ。アイヌの幸せは誰にも頼らず自分たちの手で守っていかなくてはならない。そう思った時、俺は先生から離れていったんだ」

一太郎は大岩の説得にヤンベツに行くと言うが、雪子と鶴子はやめたほうがいいと言う。雪子にアイヌが好きかと聞く一太郎。「ええ。好きと言うよりいろいろ知りたいわ。いい絵を描くために」「それなら少し冒険しないとな。大岩の家に手紙を届けてほしいんだ」私が行くと言う鶴子。「アイヌのことはアイヌでやるんだ。シャモ女に手出しはさせないよ」雪子と鶴子はダイス勝負をし、雪子がヤンベツに行くことになる。明日の朝6時に釧路の駅に来てくれと雪子に言う一太郎。

釧路駅で一太郎から預かった大岩あての手紙を雪子に渡す達夫。「その手紙は封をしてないから読んでもいいって言ってたよ。そして読んだらうちの爺さんのところに行き、それからヤンベツに行ってほしいって言ってたよ」

手紙の中身を読んで花守のところに行く雪子。「大岩の奴が言うことを聞くものか。自分がアイヌであることを自分の息子にクソ隠しにしている。一太郎の奴はどうも焦っている。今に身を滅ぼす」「でも一太郎さんはお金のことを言ってるんじゃありません。鮭やニシンの忙しい時に、このコタン部落の者を雇ってくれとまっとうなことを言ってるんです」

昔はよかったと言う花守の婆さん。「山には鹿がいてよ、川には鮭がギラギラしてよ」一太郎はよかったら封をしてくれと言ってたと花守に言う達夫。やむをえんと封をする花守。

ヤンベツに着いた雪子を迎える猛。「やっぱり来てくれましたか。どうです、このオホーツクの海の色」一太郎からの手紙を大岩に渡す雪子。このことは猛に黙ってくれと頼む大岩。俺は去年ヒグマを一発で仕留めたと雪子に自慢する猛。「あんまり腕がいいんで、アイヌじゃないかと勘繰られたぐらいだ。ははは」雪子を漁に連れ出す猛。

一太郎からの手紙を読む大岩。<貴殿がアイヌであることを認め、貴殿の漁場でアイヌの人を雇入れること。午後5時までに返事を使いの者にお渡しください。その時刻までに返事なき時は身辺御警戒されたし>手紙を焼きつぶす大岩。

午後五時になり心配する雪子。猛らが漁に戻った瞬間、海でダイナマイトが爆発し、馬に乗った一太郎は大岩の顔を鞭で打つ。一太郎を狙撃しようとする猛を制する雪子。「このアマ。手引きしやがったな」雪子を蹴飛ばす猛。雪子を馬に乗せて去っていく一太郎。

口惜しがる猛にもう忘れろと言う大岩。「忘れろ?」「あんな気違いにかまうな」「なぜこんなにされてまで黙ってなければならないんだ」「……」「親父さん。はっきり教えてくれ。やつはなぜここまでするんだ」「……」「血筋のことか」「……」「そうだったんか。やっぱり、俺もうすうすそうじゃねえかと。でも俺は違うんだ、シャモなんだと思い通してやってきた。親父がそれを通してくれたおかげで、学校通してもいじめられなかったし、どこ行っても人間扱いしてくれた」

そこにやってきた川口は一太郎の素性がわかったと大岩に言う。「あいつはシャモとアイヌのあいのこです。赤ん坊だったあいつを引き取ったのが風森ミツの母親でして」「本当か」「函館支庁で調べ上げました。この事実を着きつけりゃ、奴のアイヌ基金もアイヌ救済計画も余計なおせっかい。奴の立場は木端微塵ですよ」

湖畔の小屋に雪子を連れていく一太郎。「あんな乱暴な殴り込みは身の破滅よ」「そう見えたか」「あなたの考えは美しいわよ。でもそのやり方は間違っているわ」「でも俺がやらないと誰がやるんだ」「誰がやっても、そんなのはかないレジスタンスだわ。あんたは原始野蛮的だわ」「俺は君たちの近代文化ってのを憎んでるんだ」「アイヌはみんなあんたみたいだから滅びたんだわ」「まだここに純粋なのが生きている」雪子を抱きしめる一太郎。

ミツを見舞いに来る杉田。「先生」「何年ぶりかのベカンベ祭りを見に、お前に会いに帰ってきたよ」「会いたかったよ。神様が先生を連れてきてくださったんだね」「急に眼がダメになってな。死ぬ前にお前を見れて嬉しい」「何を言うの。もうじき退院できそうだから、私が働くわ。一緒に暮らそう」そこに現れ杉田に出て行けと言う一太郎。「一太郎。もう許してやって」「姉さん。あの晩のことを忘れたのか」「……」「こんな奴を許しておけば、アイヌ女の純情を踏みにじられることになるんだ」

お前はアイヌの純血を掲げて騒いでいるそうだなと一太郎に聞く杉田。「いったいどういうことなんだね」「何」「私は北海道の隅から隅まで歩いてきた。アイヌの滅ぶのも運命だ。しょうがないとアイヌの多くの者がそう考えている。まず農民として漁民として働いていこうと考えているよ」「やめてくれ。そんなでまかせ」

「本当だよ。みんな混じりあって広がっていくんだ。純血だと思い込んでるお前だって、混じりでないと誰が言える」「俺が混じりだと?いい加減なことを言うな」「混じりかそうでないかミツに聞いてみるがいい」「ミツ。この老いぼれに嘘だと言ってくれ」血筋のことなんかどうでもいいことよと言うミツ。

俺のやってきたことは無駄だったのかと言う一太郎に、私は死ぬ人間だから思い切って言うと話す杉田。「お前のやってることは自分の手で働かず、神の恵みや鹿や鮭に頼って滅んで行ったアイヌと同じじゃないか」「出て行け。死にぞこない」「出て行くよ。ミツ、さよなら。お前に許してもらっただけで、わしは幸せだ。だがな、一太郎。これだけは覚えておくがいい。アイヌなんかもうないんだよ。無駄なことはやめたほうがいい」

達夫に一太郎と決闘したいと伝えろと言う猛。「場所は納沙布岬のチャランキの丘、ベカンベ祭りの鶴の舞いが合図よ。武器は猟銃だ」上手な猟師は獲物を捕まえると雪子に言う一太郎。「猛を捕まえて、大岩にアイヌだと言わせてやる」「もし失敗したらどうするの」「大丈夫。俺は死にはしないよ」<イチタロウ、キケン。トウロニテ、マツ。ユキコ>と言う電報を受け取る池。

ベカンベ祭りが始まり、鶴の舞いを合図に達夫を立会人に決闘を始める一太郎と猛。猛の放った銃弾が一太郎の頬をかすめるが、一太郎は猛に躍りかかり、ナイフで足を刺す。「まいったか。帰ったら親父に伝える。アイヌならアイヌらしくして、貧しいアイヌを漁場で使うんだ」「わかった。約束は守る。俺にも言いたいことがある。貴様は純血だと思ってるだろうが、混じりだ」「嘘をぬかせ」「嘘じゃない」

そこに現れる雪子と池。猛の応急処置をした一太郎は達夫に地図を渡す。「ここにアイヌ基金の隠し場所が書いてある。先生に渡してくれ」「うん」地図を池に渡す達夫。「先生。今までのことはどうか許してください。金の使い方は皆と相談して決めてください」一太郎は空に向かって一発ぶっ放すと、小舟を漕いで去っていく。その途中で杉田の水死体に出くわした一太郎は死体を小舟に乗せると再び舟を漕ぎ出す。

(その後、一太郎の消息は杳として後を絶った。湖のほとりにいつのまにか和人風の墓が祀られてらるのを人々が発見したが、それが誰のものであるか知るよしもなかった。一太郎のアイヌ基金は池先生たちによってアイヌの子供の将来のために使われることに決められた。そして私は私の一太郎が新しく生まれる喜びを知った。私は長く北海道に残り絵を描き、この子を育てようと思う)

★ロロモ映画評

アイヌ民俗の研究家である池博士は佐伯雪子とともにアイヌのコタン部落に行き、花守の家を尋ねるが、風森一太郎が部落を出たと聞いて落胆する。「弱ったなあ。早く会って注意したいことがあるんだが」一太郎はいい男だがと呟く花守。「アイヌ基金を作ると言って、人の物を奪うのはよくないな。力で奪ってはいけんよ。力で奪ったものは実を結ばない」

昔はよかったと言う花守の婆さん。「森には鹿がうようよいてよ。川は鮭でギラギラしてよ」アイヌはおしまいと言う花守にどうしておしまいなのと聞く孫の達夫。「神様がもうアイヌに何も恵んでくれなくなったのさ」「どうして神様から恵んでもらわないとダメなの。獲れなかったら皆で作ればいいじゃないか。アイヌは神様ばかり言って。神様なんかもういないのに」

この映画はアイヌ人差別をテーマにした映画でありまして、21世紀現在ではこの差別がどれくらい残っているかロロモにははっきりしませんが、この映画公開当時には相当根強く残っていたことが如実にうかがえ、この差別はアメリカにおけるインディアン差別と同じで、先住民であるがゆえに受ける理不尽な差別と言えますが、数の論理や文明のパワーの前になすすべもないと言うのが現状となっているわけです。

ロロモは中学校の頃に夏休みの読書感想文の課題図書としてアイヌ差別を描いた石森延男の「コタンの口笛」を読みましたが、その影響かどうかわかりませんが、松山千春や中島みゆきと言った北海道出身のフォークシンガーがオールナイトニッポンなどの深夜放送などで「北海道はいいですよ」と言った発言をするとかすかな抵抗感を覚えて、「北海道はお前のものじゃないですよ」と呟いたりしてましたが、そんなアイヌとかどうとかと言うこだわりがないのが一番よくて、21世紀ではアイヌだのシャモだの言ってるのはナンセンスでかつて北海道にはアイヌの素晴らしい文化があったと言う風にとらえるのが正しいのかと思ったりするわけです。

そうした複雑な思いにさせるこの映画ですが、出てくる俳優は皆シャモですので、その人たちが私はアイヌですとか私は混じりですとか言っても、どうもなかなかピンと来なくて苦労しますが、かなり真正面からアイヌ問題をテーマに取り上げているので全体的に見ていて疲れ、もうみんな全員混じりになってしまえと言いたくもなりますが、若き日の高倉健がアイヌのために突進する一途な男を演じているだけでなんだか嬉しくなりますが、彼が具体的にどういうことをしているのかちょっとよくわからなかったのが残念なところです。

高倉健の相手役となるのが香川京子ですが、東宝での彼女とは違ってかなり身体を張った演技をしており、三国連太郎に蹴飛ばされたり、高倉健に抱かれたりと汚れ役にも果敢に挑んでいるのが好感が持てますが、高倉健のライバル役となる三国連太郎は本当はアイヌなのに周りから隠されてシャモとして育てられてていると言う設定なのですが、彼の父の薄田研二がアイヌであることはバレバレなのでさすがにこの設定は無理があるのではと思うわけです。

あとロロモがよくわからなかったのはトウロ開発委員会で、どうも高倉健の巻き上げた金をさらに巻き上げようとする悪い組織のようですが、委員会のメンバーである佐々木孝丸は相当悪い人間のようですがその悪さが不明のままで映画から消えていき、その娘の中原早苗もアイヌであることに悩んでいるようですがどうやら恋人と一緒に力強く生きていくことを決意して映画から消えていくので、トウロ開発委員会のことをどう思っていたのかよくわからないわけです。

また釧路のカバフト軒のママとして有馬稲子が登場しますが、彼女は高倉健の恩師である北沢彪と結婚しますが、北沢が自分のことをアイヌ工芸品と同価値しか見いだせないことに腹を立てて、北沢と別れますが、スナックのママをしているうちにどうやら高倉健に惚れたようですが、香川京子とダイス勝負をして敗れてあっさり手を引くと言う女を演じていますが、はっきり言って彼女のエピソードは余計だったわけです。

ですから、彼女や佐々木孝丸や中原ひとみのエピソードを割愛して、高倉健の姉の藤里まゆみと加藤嘉のエピソードあたりをもっと重点を置くと言うか、北沢彪が香川京子に高倉健のお姉さんが入院しているから見舞いに行ってくださいと言う感じにすれば、香川京子が中原ひとみの肌の色が書けないから佐々木孝丸の飲み友達の河野秋武の診療所で藤里まゆみの診療に立ち会い、その藤里まゆみが高倉健の姉だったと言うかなり無理目の展開にならずに済んだのではないのかと思ったりするのでありました。(2015年2月)

得点 59点

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