盲獣

1969年 大映

キャスト:船越英二(道夫)緑魔子(アキ)千石規子(道夫の母)

監督:増村保造

<私の名は島アキ。あまり売れないファッションモデルだった。野心的な写真家、山名先生の芸術的意欲に共鳴して、ヌードモデルになった。私の写真の個展はかなり評判になった>個展の会場に行ったアキは、壁の写真も見向きもせず、会場の中央にある山名の友人が作ったアキをモデルにした彫像に触りまくっている男を見て、奇妙な気持ちになる。<彼の掌が私の身体を触っているような気がした>

仕事で疲れたアキは、マッサージを呼ぶ。「あなた、初めての人ね」「さようで。三日前ほど前によそから移ってきました」「早くはじめてよ」強くマッサージしてくれと頼むアキ。「あなたのような職業の方はマッサージするといいんですよ」「あなた、私の職業知ってるの」

「モデルの島アキさんでしょう。私たちの間では評判になってますから。マッサージもありがたい商売ですよ。こうした有名な方とお話しができますし、その上、お肌に触らせていただけるんですから。あなたは美しい方ですな」「よして。私の顔なんて十人並よ」「いえ、盲にとってお顔は関係ありません。身体の恰好、お肌の良しあしが大切なんですから。あなた、本当に素晴らしい方だ」

盲の指先には目があるというマッサージ師。「目あきの人より、あなたの身体がはっきりわかるんですよ」<その男の指はあの彫像を撫でていた指とそっくりだった>脅えたアキはもう帰ってと言うが、マッサージ師はアキにクロロホルムを嗅がせて失神させる。アキの部屋に入ってくるマッサージ師の母。「道夫、うまくいったね」二人はアキを連れ出し、倉庫の中に連れて行く。

暗闇の中で気がつくアキ。「やっと気がつきましたね」「ここはどこなの」「僕のアトリエですよ。外から見ればただの倉庫ですが」「あなたは何者なの」「僕は彫刻の真似事をしている男です。僕は生まれつきの盲です。人の話や点字によると、この世には目を楽しませるものがいっぱいある。太陽の光、美しい景色、素晴らしい絵。ところが僕には何も見えない」「……」

「盲に生んだ両親が憎いが、いくら恨んでもどうにもならない。盲の世界に残されているのは音と臭いと味と触覚だ。音は吹きすぎる風のようで物足りない。臭いもダメだ。人間は犬のように鋭くない。食べ物は腹が膨れるばかりだ。そう考えると触覚が盲の人間に残されたたった一つの楽しみとわかったんです」「……」

「僕は触覚に取りすがり、なんでも触ってみた。その中でも生き物の手触りが一番楽しかった。そしてどんな動物の手触りも人間の女の手触りにはかなわなかった。僕はマッサージの免許を取りました。女の身体に触りたかったんです。女の身体は一つ一つ違い、独特の手触りがした」「……」

「そのころ、死んだ親父の畑が高速道路に引っかかって、何千万という値段で売れた。僕はその金で倉庫を買って彫刻を始めた。触った女の身体から気にいった部分を選んで、みんな彫刻にした。このアトリエができた時は嬉しかった。毎日ここで彫刻を撫でまわしていた」

電気をつけましょうと言う道夫。アキはアトリエの壁一面が巨大な目、口、鼻、耳、乳、手、足のオブジェが飾られ、部屋の中央に巨大なゴムの女体があることに気づく。「これが僕のアトリエです」「あなたは気違いだわ」「僕はこのアトリエに飽きてきた。女の身体はこんなものんじゃない。世の中にはもっと美しい女がいる。どうしても会いたいと思っている時、電車の中であなたの噂を聞いた。学生たちがあなたの写真と彫刻を褒めていた。僕は個展に行き、自分の手で彫刻を確かめてみた。マッサージをして本当の身体にも触ってみた。あなたは今までのどんな女よりも魅力ある身体だった」

私をどうするつもりとアキに聞かれ、彫刻のモデルになってほしいんですと言う道夫。「そのために誘拐したの」「まともに頼んでも来てくれるはずがない。仕方なかったんです。モデルになってくれますか」「嫌よ」「素晴らしい作品を作りますよ。世の中には目で見る芸術、耳で聞く芸術、知性で判断する芸術はあるが、触って鑑賞する芸術はない。僕は手触りの美しさを狙った彫刻。盲でなければできない触覚の芸術を作りたいんです。モデルになってください」「ダメよ」「僕を奴隷にしていいから、その身体に触らせてください」「嫌なものは嫌よ」「どうしてです。山名とか言う写真家の前では平気で裸になったんでしょう」

山名先生は立派な芸術家だから脱いだのよと言うアキに、僕だって芸術家だと反論する道夫。「何言ってるの。あなたのは気違いの寝言よ。私の身体に触りたいだけなんでしょう」「どうしてもダメですか」「くどいわね」「そうですか。でも僕は承知するまであきらめませんよ。ここから出しません」「そのうち警察が見つけて助け出してくれるわ」

「それは無理です。誰もあなたを連れ出したのを見た人はいないし、ここまで来るのに何度もタクシーを乗り換えたし、最後のタクシーを降りて随分歩いた。絶対に警察はここがわかりません」恐怖に襲われたアキは逃げ出そうとするが、道夫は絶対にここから逃げ出せないと言う。「あなたがどこにいるか空気の流れでわかります」逃げる秋を捕まえる道夫。「放して」「仕方がない。またこれを使います」クロロホルムを嗅がされ気を失うアキ。

朝になって道夫に話があると言うアキ。「昨夜一晩考えたの。こんなところに閉じこもっていたら気が狂って死んでしまうわ」「だから」「あなたのモデルになるわ。彫刻ができたらここから出してくれるわね」「勿論」「よく考えてみると、触覚だけで作る彫刻って確かに面白いわね」「随分考えが変わりましたね」「昨夜は夢中だったの。突然こんなところに連れ込まれたら、誰だってそうなるわ。あなたは気違いじゃない。あなたは芸術家だわ。私も協力して、触覚芸術を完成させたいわ」

アキをモデルに彫像作りを始める道夫。アキは腹痛を訴える。「痛みを止める薬はあるかしら」「探してみましょう」「早く探して。モデルを続けたいの」「わかりました」道夫が薬を探す隙に、アキは倉庫を脱出しようとするが、道夫の母に見つかる。「道夫、女が逃げるよ」「お母さん、この人、本当に逃げたのか」「危ないとこだったのよ」

腹痛なんて仮病だったんだなとアキを責める道夫。「帰して」「ダメだよ。道夫の仕事が終わるまで、ここにいてもらうよ」この子の見張りは私がするからあんたはいい彫刻を作りなさいと道夫に言う母。「あなたの楽しみは彫刻しかないんだから」「ありがとう。僕は母さんがいないと何もできないんだ」「私はお前のためなら何でもする。母親だもの。当たり前じゃないか」

再びアキをモデルに彫像作りを始める道夫。食事を一緒にしてよと道夫に言うアキ。「一人だと食欲がわかないの。肌も荒れて、きっとモデルは務まらないわ」「困りますよ、それは」「二人で楽しく食べたいのよ。それともいつものようにお母さんと二人で楽しく食べる?」「また何を企んでいるんです」「あなた、お母さんが好き?」「当たり前です。盲の赤ん坊を一人前に育ててくれたんです」「ずっとお母さんと二人きりなの。お父さんは?」「僕が生まれるとすぐ病気で死にました」「恋人は?」「そんなものいませんよ」「じゃあ、まだ女の人を知らないのね。可哀相に」

僕の知ってる女は母さんだけですと言う道夫に、女ってのはもっと楽しいものよと言うアキ。「ねえ、食事はどうするの」「あなたと食べます」「嬉しいわ。お酒も少し欲しいわね」「お酒?僕は飲んだことありません」「まあ、お酒の味も知らないの。凄く美味しいものよ」「僕を酔わせて逃げる気ですか」「疑り深いのね。お母さんが見張ってるのにどうして逃げられるのよ。私、とっくに諦めたわ」「食事とお酒を運んできます」お酒って美味しいですねと言う道夫は生まれて初めて母さん以外の人と食事したと話す。「楽しかった?これからも私と食べる?」「ええ」

モデルになって自分の胸を道夫に触らせるアキ。「あなたほど私の身体を愛してくれる人はいないわ」「山名先生がいるでしょう」「あの先生は大勢のモデルを私と同じように愛しているもの。あなたは私だけ。女は独占欲が強いからとっても嬉しいの。あなたが好きよ」「出鱈目だ。嘘だ」「じゃあ証拠を見せてあげるわ」

道夫の唇を吸うアキ。「私の気持ちわかった?」「わかりました。僕は盲は女にもてないとひがんでいたんです」「キッス。生まれて初めて?楽しい?」「舌は指よりも敏感だ。柔らかくて、甘くて」「じゃあ、今度はあなたがして」アキも唇を吸う道夫。二人を見ながら食事の後片付けをする母。「道夫。遊んでないで彫刻をやりなさい」これからいろいろと教えてあげるわと言うアキ。「お母さんじゃなくて、恋人だからできることを」

道夫はアキが自分を愛してくれるんだと言うが、母はこの女は騙してるんだと言う。「お前の隙を見つけて、また逃げるつもりなんだ」「あら、本当に好きになってしまったのよ。一生ここにいたっていいわよ」「何を言うか。お前のような女が道夫のような男を好きになるもんか」「どういう意味だ、母さん。僕はそんなにつまらない男か」「この女の本心はわかっているよ。お前は百姓の倅。それも盲だと思って馬鹿にしてるんだ」

「あんた、そうなのか」「わかったわ。お母さん、焼きもち妬いているのよ。息子を取られると思って。あなたはただの子供じゃないの。死んだお父さんの身代わり。恋人の代わりなのよ。つまり私は恋敵なのよ」「お黙り」「母さん、そうなのか」「冗談じゃないよ。こんな女にお前が騙されるのが母さん、我慢できないんだよ」「母さん、焼きもちならやめてくれ。僕だって大人だ。誰を好きになったっていいだろう」「じゃあ、勝手におし」

道夫が寝てる隙に、母はアキを倉庫から出そうとするが、道夫に感づかれてしまう。「どうしてこの人を出そうとするんだ」「この人に出ていってもらうんだ」「何故。まだ彫刻はできてないんだ」「他の女を探せばいいよ。また手伝って連れて来てやるから」「この人じゃないとダメなんだ」

「このくらいの子なら世間ではいくらでもいるさ。道夫、頼むからこの人をあきらめてくれ」「嫌だ」「道夫。母さんはお前の願いを全部聞いてやった。一つぐらい母さんの願いを聞いてくれてもいいだろう」「ダメだ」母親を突き飛ば道夫。「何をするの。親に向かって。お前を一人前にするのに私がどんだけ骨を折ったか。盲の子を育てる苦労は大変なもんだよ」「盲の子を産んだのは誰なんだ。あんたじゃないか」

この娘は私と違ってお前のことなど何とも思ってないと道夫に言う母。「今にしっぺ返しが来る。早く追っ払ったほうがいいんだよ。お前は世間知らずで女と言うものが全然わかってない。この女は芸術のためとか言って平気で裸になる女だよ」「私はそんな女じゃないわ」「笑わせるね。どうやって道夫を丸め込んだんだい」「ひどい母親ね。息子が好きになった女をけなして喜んでるんだから。あんたはいつまでも子供を独占して可愛がりたいのよ。毎晩抱いて寝たいんでしょう」「なんだって。お黙り」「可哀相なのはこの人よ。あなた、死ぬまで女を知らないで、子供でいるつもり。男になりたくないの」

アキと一緒に暮らしたいという道夫に、私よりこの子が大事なのかいと泣き叫ぶ母。道夫と結婚してもいいわと言うアキ。「だけど、その時はこのお母さんに消えてもらうわ」「畜生」アキに襲いかかり、アキの喉を締める母。「殺してやる」「苦しい。助けて。助けて」「母さん、やめろ」母を突き飛ばす道夫。柱に頭を打った母は打ちどころが悪くて死んでしまう。

なんてことをしたんだとショックを受ける道夫。「あんなに可愛がってくれたのに。俺が母さんを殺すなんて」道夫が動揺している間にアキは逃げ出そうとするが、道夫に感づかれてしまう。「あんた、逃げるのか」「お願い。帰らせて」「やっぱりそうか。愛してるなんて嘘なんだ。お前はわざと芝居をして母さんを怒らせたんだ。そうだろう。まだ逃げることしか考えてないんだ」「当たり前よ。こんなところにいられるもんですか」「ひどい女だ。母さんを殺したのはお前だ」

アトリエにアキを引き戻す道夫。「もう逃がさないぞ。お前は母さんの代わりに一生ここにいるんだ。お前は俺が子供だと言ったな。よし、一人前の男になってやる。お前を抱いてやる」「けだもの」「そうだ。俺は母さんを殺したけだものだ。だから何だってできるんだ」

<何日かたった。母親の死体はこの部屋の地下に埋められた。彼は夜となく昼となくアトリエで私を抱いた。彫刻が出来上がるころには、私は彼にかすかな愛情を感じるようになった>「お前、まだ外に出たいか」「もういいの」「あきらめたのか」「違うわ。あなたが嫌いじゃなくなったの」「何故」「抱かれているととても楽しいの」「お前を抱いて初めて女の身体がわかった。彫刻なんてやっぱり死んだものだ。生きた女にはかなわない」

<彼を愛し始めると同時に、私の目も弱り始めた>「あなた、私、この頃目が見えないわ。いつも暗闇の中で、手触りと肌触りだけ楽しんでいるでしょう。だから目がだんだん弱くなってきたの」「俺と同じ盲になったわけか。どうだ、不自由か」「反対だわ。盲が可哀相だなんてとんだ間違いだわ。目あきの方がずっと哀れだわ。だって、こんな触覚の楽しさを知らないんですもの」「やっと俺の気持ちがわかったらしいな」「そうよ。触覚って素晴らしいわ。甘くて確かで。それに比べたら色や形なんてまるで薄っぺらよ」

<私の指先の感覚は異常に鋭くなっていった。まるで昆虫の触覚のように。目がなくて触覚ばかりで生きている下等動物。ヒトデやクラゲのようにこの世の初めに生まれた生物。その世界が私にはわかったような気がした。それは故郷のように暗く甘く懐かしかった>「あなたの身体は凄く変化があるの。まるで音楽を聞いているみたいだわ。楽しいわ」「そうかい」

<また日が経った。私も彼もお互いの身体の全てのあらゆる秘密を知り尽くしてしまった。触覚の世界に奇妙な恐ろしい法則があった。楽しければ楽しいほどありきたりの触れあいでは満足できなく、もっと強い刺激を求めるようになった>「噛んでちょうだい」「こうか」「もっと強く、血の出るほど」「もっとか」「もっとよ。ああいい気持ち」「今度は俺だ。俺を噛んでくれ」

<これが初めだった。二人はお互いの身体を噛みあい、殴りあい、傷つけあって、楽しむようになった。やがていろいろな道具を使っていじめあうようになった>縄で縛ったアキを鞭で打つ道夫。<痛ければ痛いほど楽しくなってくるのは、何故だろう。もう止まらなくなった。しまいにはナイフまで使うようになった>ナイフでお互いの身体を傷つける二人。「痛いか」「痛い。でも楽しいわ。もっと傷つけて。私の血を吸って。今度はあなたの番よ」「俺の血を吸ってくれ」

<私たちはお互いの血をすすりあうという無上の楽しみを見つけた。だがこんな恐ろしい楽しみが長く続くわけがなかった。土の中の母親の死体が腐り始めたころ、二人の身体は傷だらけで弱り切っていた>「私たち、もう長くはないわね」「もう死ぬのを待つばかりだ。こんなことになって後悔してるか」「どうして。他の人が味わえない喜びを思う存分味わったんですもの。いつ死んだっていいわ」「そうか」「ねえ、どうせ死ぬなら、最後にうんと楽しませてよ」「どうする」「私の腕も足も切り取って。この身体をバラバラにしてほしいわ」「どうして」「きっと、物凄く痛いけど、物凄く楽しいわ。その楽しさの中で死にたいわ。お願い」「わかった。俺も死ぬ」

包丁と金槌を使ってアキの手足を切断する道夫。絶命するアキ。包丁を胸に突き刺し死ぬ道夫。<触覚の世界。昆虫の世界。ヒトデやクラゲの下等動物の世界。その世界の果てにあるものは、やっぱり暗い暗い死だった>

★ロロモ映画評

ファッションモデルのアキ(緑魔子)は自分の写真展の海上に行き、そこで会場の中心にある自分の彫像を触りまくる盲人(船越英二)を見かける。盲人はマッサージ師としてアキの前に現れ、クロロフォルムを嗅がせて失神させ、母親(千石規子)と二人で、アキを誰もやってこない倉庫の中に連れて行くのであった。

この倉庫の中で三人の異様な生活が始まりますが、船越のアトリエは壁一面が巨大な目、口、鼻、耳、乳、手、足のオブジェが飾られ、部屋の中央に巨大なゴムの女体があるという異様なもので、このセットにまず見る者は驚かされるわけです。

当然驚く緑に船越はあなたを触って芸術作品を作りたいと切々と訴えます。「盲の世界に残されているのは音と臭いと味と触覚だ。音は吹きすぎる風のようで物足りない。臭いもダメだ。人間は犬のように鋭くない。食べ物は腹が膨れるばかりだ。そう考えると触覚が盲の人間に残されたたった一つの楽しみとわかったんです」

ここでロロモは聴覚はどうしたのかと疑問に思い、目の見えない人が聴覚が鋭くなるのはスティービー・ワンダーを見てもわかることで、船越はなぜそっちの世界に全く見向きもしなかったのだろうという疑問がずっとロロモは頭の底に引っかかったわけです。「聴覚と触覚。どちらが素晴らしい世界なのだろうか」ロロモなんかにはどう考えても聴覚の方が素晴らしいと思いますが、それは目あきの意見であって、盲人には触覚が聴覚を勝るのだと納得させて、映画を見続けるわけです。

緑は船越のマザコンを利用して親子の中を引き裂いて倉庫から逃げ出そうとしますが、船越は千石を殺してしまいます。これを契機に緑は逃げることをあきらめて、二人は触覚地獄というか触覚天国に落ちていきますが、その世界に共感できるかどうかは見る人の自由でありまして、ロロモにはとても理解できない世界が延々と続きますが、二人はそんなことおかまいましに触覚世界を極めようと努力して、ついにフィナーレを迎えるわけです。

ちょっと甲高い声でなよなよした感じで盲人を演じた船越のリアルな演技がこの映画の根底を支えていることは言うまでもありませんが、それに対抗した緑魔子の演技も素晴らしいものがありますが、緑魔子とは恐ろしげな名前ですが、もちろん芸名で本名は石橋良子といい、1964年に東映にスカウトされて映画界入り。この芸名ですからお嬢さん役をやるはずがなく、デビューの年から「二匹の牝犬」、「暗黒街大通り」、「東京アンチャッタブル 売春地下組織」「悪女」「郭育ち」という映画に出演。そしてその後もその路線を走ることになりますが、もし彼女が「西村淳子」みたいな芸名だったらどんな女優人生を歩んだのかとロロモは想像したりするのでありました。(2012年12月)

得点 83点

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