「青春を返せ裁判」を支援する会 会報 2000年2月・第32号

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協会側証人が証言、次回が最終弁論に…P.1
浅見証人が異議申し立て…………………P.2
第10回総会ひらく………………………P.2
その他の出来事……………………………P.3
1999年統一協会10大ニュース……………P.4

協会側証人が証言、次回が最終弁論に

−次回裁判は3月3日午前10時から−

 11月26日午後、広島高裁岡山支部で「青春を返せ裁判」の控訴審(控訴人A男さん)がひらかれました。  今回は、統一協会側証人の魚谷俊輔氏(光言社社員、当初証言する予定だった増田善彦氏の弟子)が、協会側の和島弁護人の尋問に対して概要次のように証言しました。
 私は、ニューヨーク州が認可している米国統一神学校を卒業した。マインド・コントロールなどに関しては、増田氏と同じ立場だ。米国では、いわゆる洗脳訴訟でマーガレット・シンガーのマインド・コントロール理論は否定されているし、カリフォルニア州裁判所でも、科学的価値がないものと判断されている。米国心理学会でも否定されている。増田氏はSSSR(学会)に加入しているが、こそでもマインド・コントロール理論は確立されていないしコンセンサスがない。岡山地裁の原判決とアメリカの学会の意見とは一致する。物理的強制がないとコントロールできない。原判決のマインド・コントロールの定義は、名古屋高裁の証言で西田講師も認めている。島薗教授も、マインド・コントロール理論は曖昧であり、具体的害悪を批判すべきであると述べているが、事実認定は原審で終了している。
 控訴人側の河田弁護人らの尋問に対して魚谷証人は、1988年に文教祖の推薦で合同結婚していること、1990年ごろ、吉祥寺のフェニックスというビデオセンターで講師をしていたこと、統一神学校は文教祖が創立したこと、日本宗教学会や日本心理学会などには加入していないこと、勤務先の光言社で統一協会の機関紙などを出版していることなどを認めました。霊感商法に対する認識をたずねると、思い出せないと述べました。
 裁判所は、A男さんの、その他の証人採用請求を不採用とし、カルト予防ビデオの検証は認めました。そして、次回の裁判を最終弁論とし、来年3月3日10時からひらくことを決めました。

浅見証人が異議申立て

 東北学院大学の浅見定雄さんは11月18日、本人が7月23日に「青春を返せ裁判」(広島高裁岡山支部)で証言した内容が、裁判所によって「陳述の要領」という証言調書になっていることについて、異議を申し立てました。浅見さんも弁護団も裁判の当日まで、証言内容は速記録されるものと思っていましたが、実際には書記官がテープレコーダで証言を録音するだけでした。書記官によって約260行にまとめられた「証言の要領」という文章は、実際の証言を勝手に要約して短くし、語句も誤って記述されたものになっていました。
 異議の申立書では、証言の趣旨が誤ってまとめられているので、少なくとも当日の録音テープを訴訟記録に添付すべきであるとし、また、全体の趣旨を明らかにするための最低限の補正として調書の内容を27項目にわたって訂正していただきたいとしています。

第10回総会ひらく

 11月27日午後6時から岡山市駅前町の桃花苑で、支援する会の第10回総会がひらかれました。  はじめに高山代表が、今の裁判所の判断がどうあろうと、カルトの被害は実際にあり、私たちはそれを世間に問わなくてはなりません。A男さんは、自分のことでなく日本全体の問題だと考えて裁判を続けています。私たちも頑張りましょう、とあいさつしました。  つづいて葛原事務局長が、用意した討議資料を説明し、参加者が質問や意見を出して討議しました。その結果、これまでの活動を引き続いておこなう内容の活動方針が決定されました。  最後に、新任の赤沢事務局次長が、これからも力を合わせていきましょうとあいさつして閉会しました。

その他の出来事

(1999年)
10月28日.文教祖の息子ユンジン(21)がネバダ州のホテルから飛び降り自殺。
10月30日.会報第31号を発送。
11月18日.名古屋高裁で魚谷証人への反対尋問。
11月11日.ライフスペースの施設から腐乱死体発見。
12月16日.福岡地裁は統一協会と関連会社に対し、霊感商法で壷などを買わされた
 福岡県内の主婦ら2人への損害賠償を命じる判決を下した。
12月24日.ライフスペース裁判で、支援する会の葛原事務局長らが、ライフスペー
 スを考える会の連絡先をホームページに掲載したいきさつについての陳述書を東
 京地裁に提出。弁論が終結し、判決日は3月24日となった。
(2000年)
1月11日.国民救援会岡山県本部から激励カンパをいただいた。
1月21日.最高裁は、奈良市の女性ら2人が霊感商法で献金させられた事件で、統
 一協会側の上告を棄却。被害者の勝訴が確定した(97.4.16奈良地裁判決)。
1月21日.統一協会は、加江田塾(宮崎市)の東純一郎容疑者が86年から89年
 まで協会員であったことを認めた。

(国民救援会中央本部からの年賀状)
新年おめでとうございます
 自・自・公連立内閣に反対し 平和と民主主義、自由と人権のための 新たなた
たかいが盛り上がる中で 新年を迎えました。改憲策動を許さず 総選挙をはじめ、
諸事件の裁判闘争を勝利させて 輝かしい二十一世紀への門出の年とすべく 心新
たに進みましょう。 二〇〇〇年元旦
   〒一〇五−〇〇〇四 東京都港区新橋六−一九−二十三 平和と労働会館内
       日本国民救援会中央本部 会長 山田善二郎 他役職員一同

(東京弁連から次のような年賀状が届きました。)
                               迎 春
                     本年もよろしくお願いいたします。
     1999年統一協会10大ニュース
@ 最高裁判決くだる! 3月11日、最高裁は、違法献金訴訟で統一協会の上告
  を棄却。慰謝料も含めた損害賠償責任を認める東京高裁判決も、福岡に続いて
  確定。
A 6月、奈良事件の大阪高裁判決がおりる。献金勧誘システムの実態や統一協会
  の不法行為責任についての判断も維持されたぞ!
B 仙台地裁でも3月に勝訴判決。人参液の販売で、販社でなく統一協会の責任を
  認める。福岡では12月に印鑑、壷、多宝塔などの販売について、統一協会と
  ハッピーワールドの責任ありの判決。東京、京都、大阪、福岡でも次々と和解
  が成立。
C 東京の青春を返せ裁判が3月に和解。小柳定夫名義で和解金3900万円を支
  払った。8月には新たに「違法伝道訴訟」が元信者3名によって東京で提起さ
  れた。
D 文鮮明、日本に入国できず! 2月7日合同結婚式を日本で開こうと、文鮮明
  指令のもと日本の幹部が画策するも、父母の会やキリスト教関係者の方々の尽
  力によって許可がおりなかった。入国させて逮捕!もあり得るかな?
E 98年12月に久保木修己が亡くなるや99年1月江利川が更迭され、原研出
  身の大塚克己が会長に。ずるがしこさがパワーアップ?
F 同じく原研出身の徳野栄治が中心となって、全国各地でピュアラブ運動(純潔
  キャンペーン)を展開。さらに、今年2月の合同結婚式4億双に向けて300
  0万個のピュアラブキャンディー配り。小、中学校でも配布!? 汚い手口を使
  わないで、ピュアな伝道を考えたほうがいいと思うけど。
G 相変わらずの献金摂理。文の結婚記念日までに総生蓄献金1人160万円、全
  体で300億円。献金したうえ、ジャルディン40修参加をしないと天国に入
  れないなんてヒドスギル!
H 文の六男ヨンジン(栄進)が、10月末ネバダ州リノのホテルから投身自殺。
  内部では、自殺ではなくバルコニーから落ちた事故とごまかし。「真の家庭」
  の悲惨さがまたもや露呈。
I 信者をけしかけ、横浜と八王子、鳥取で両親と牧師相手に「拉致監禁された」
  と称して訴を提起! こんなことで両親も牧師もへこたれません。
                            2000年1月1日
  霊感商法被害救済担当弁護士連絡会(東京)
       〒163-8691 東京都新宿区新宿郵便局私書箱231号  03-3358-6179
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