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 ┃ 「青春を返せ裁判」を支援する会   会  報 1997年7月・第22号   ┃ 
 ┃  「青春を返せ裁判」を支援する会事務局発行  〒700 岡山市駅元町9-26  ┃ 
 ┃ 国民救援会内 T.086-254-2799 F.256-2589 郵便振替「01260-9-33457」  ┃ 
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   │ 7/16,7/23裁判の傍聴を・・・・・・・P.1  │ 
も │ 政府などの対策すすむヨーロッパ・・・・・・・P.2  │ 
く │ 岩井が証言「すべて連絡協議会がやったこと」・P.3  │ 
じ │ バレエ公演に反対する取り組み・・・・・・・・P.5  │ 
   │ その他の動き/今後の予定・・・・・・・・・・P.6  │ 
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    7  /  1  6  ,  7  /  2  3   裁    判    の    傍    聴    を

            今  度  の  A  裁  判  で  は
             A  男  さ  ん  と  弁  護  団  が  意  見  陳  述

  4月30日は、午前にA男さんの裁判、昼前に「ヨーロッパのカルト対策」報告
会、午後にB子さんの裁判、そして岡山市への要望と、盛りだくさんの日でした。
  A裁判では、3人の裁判官のうち、池田裁判長が小澤一郎裁判長に交替し、浜本
裁判官が山田真由美裁判官に交替していました(吉波佳希裁判官は続投)。
  前々回に証人に採用されながら、前回の裁判で「仕事が忙しい」と出廷を拒否し
ていた花田雅弘証人(元統一協会岡山県本部長)は、今回も出廷しないで、手紙で
「仕事が忙しい。原告のことは覚えていない」と弁解してきました。原告弁護団は、
裁判官交替による意見陳述を要求し、結局「次回(7月16日13時30分〜)に
原告(A男さん)と弁護人の意見陳述を行う。花田証人の取り扱いは保留する」こ
とになりました。
  次回裁判は、原告、弁護人それぞれが、これまでの裁判の中で明らかになったこ
とをまとめて陳述し、もっと証人を採用して公正な審理をするよう裁判所に迫るこ
とになり、分かりやすい裁判になりそうです。


        ヨ  ー  ロ  ッ  パ  の  カ  ル  ト  対  策  を  報  告
         政  府  な  ど  の  対  策  す  す  む  ヨ  ー  ロ  ッ  パ

  A裁判が終了した4月30日の11時から、「ヨーロッパのカルト対策」報告会
がひらかれました。日弁連のヨーロッパのカルト調査団に参加した河田英正弁護士
は、スライドも使って概要次のように報告しました。
  日弁連は、霊感商法被害の対策から統一協会の責任を指摘し、宗教活動のガイド
ライン創設に取り組んでいます。その一環として、今年2月に、ヨーロッパのカル
ト(ヨーロッパでは「セクト」を呼ぶ)調査を行い、フランス、ベルギー、ドイツ、
EUを訪問しました。
  フランスでは、政府、議会レベルで1983年、84年、96年と「セクト」に
関して報告が出されています。96年の国民議会特別委員会の報告では、10項目
の「危険な逸脱行為」に該当する団体を実名をあげて公表しました。リヨン判決(
96年11月)は、サイエントロジーに詐欺・背任の責任を認めました。民間の『
家族と個人を守る会(ADFI)』、行政の『セクト監視機構』も設置されていま
す。
  ベルギーでは、96年に議会にセクト問題の委員会が設置され、97年に調査結
果が発表される予定です。
  ドイツでは、議会に「いわゆるセクトおよび心理グループ」調査委員会が設置さ
れ、98年夏の公表をめざして活動しています。政府の厚生省的官庁は、統一協会
の問題を指摘する冊子を作っていて、他の各セクト別にも冊子を準備しています。
  EUでは、84年、93年、96年にEU議会がセクト対策の決議をしました。
ユーロポール(欧州警察機構)もセクトの情報交換・調整を始めました。
  それに対して日本では、被害者・弁護士などの訴えで、統一協会をめぐる画期的
な判決が多く出ていますが、政府や国会は、オウム事件から宗教法人法を改正した
のみで、真剣にカルト問題に取り組んではいません。ヨーロッパではセクトに対し
て、宗教問題としてではなく、個々の違法・逸脱行為に適正に対処しているのに比
べ、日本では、「信教の自由」というハードルを持ち出して、違法・逸脱行為を見
逃しています。


      岩  井  が  証  言
      「  す  べ  て  連  絡  協  議  会  が  や  っ  た  こ  と  」

  4月30日午後のB裁判では、統一協会の岩井一正証人が宣誓し、被告側の和島
弁護人の質問に答え、概略次のように証言しました。
  −学生時代に、「学生の寮」といわれるところに連れて行かれたことがある。「
原理研究会」とはいわれなかったが、そのことで不信感はもっていない。初対面で
原研を明かすと、話し合いができないことがあるからだ。原研は、統一協会とは友
好団体で、学生の任意団体だ。
  「全国しあわせサークル連絡協議会」があって、85年10月にその協議会の中
四国ブロックに所属した。古田を中心とした販売組織があり、そのお客さんのアフ
ターケアと伝道をするのが「しあわせサークル」で、その全国組織がこれ。この中
央本部と統一協会本部とはまったく違う。ビデオセンターは、この連絡協議会が設
立した。岡山のビデオセンターは、壮年の人が中心となって設立し、連絡協議会が
運営している。統一協会の職員(献身者)は一度も来ていない。ビデオセンターに
誘うときに統一協会であることを明かさないのは、もともと統一協会の施設ではな
いし、相手が宗教または統一原理について悪い認識をもっていると話もできないか
らで、受講が進んだ人には明かす。奈良地裁では、明かさないといけないという判
決が出たようだが、パウロのやり方(乞食には乞食に合わせ、ローマ人にはローマ
人のようにする伝道)で、相手に合わせて伝道していて、こういうやり方も仕方な
いと思う。
  修練会(セミナー)は、連絡協議会が主催していて、1デイから4デイズまでは
地方主催、7デイズはブロック主催だった。セミナーの修練生は、お互いの会話は
禁止されていないし、休憩、食事などで会話していたり、夜遅くまでおしゃべりし
ていた。電話をしたい人は班長に申し出ることになっていたのは、単なる私用の電
話は謹んでほしいという意味。修練所ではテレビをとっていたが、どうしてもテレ
ビを見たいという修練生はいなかった。参加の動機が弱い人には苦しいところもあ
るかもしれないが、不満をまきちらす人はいなかった。統一協会が主催して行うの
は21日修練会から。
  洗脳とかマインドコントロールとか言われているが、ビデオセンターで1か月に
60人くらいがコース決定するなかで、4回再来する人が15人前後、統一原理を
証しできる人は10人に足りず、3デイズに参加する人は5・6人だから、マイン
ドコントロールされているとは言えない。みんな自分で考えて行動しているし、上
からの指示がないと動けない人は役に立たないし、困る。
  信者の「保護」は、拉致・監禁で、人権侵害だと思う。
  「B子さんはすばらしい人だ」とN子から聞いたので、1対1で講義した。2時
間の創造原理講義では、神と人間の関係などすべて的確に捉えて感動してくれた。
感想文にも「次も岩井講師の講義を聴きたい」と書いていた。翌日の堕落論の講義
でも、感動が強かった。1週間くらい後、文鮮明と統一協会を明かす講義をした。
国際ハイウェイ構想も、統一運動の1つとして話した。その試掘口は見ていない。
  B子さんは、すべてに感動していたので、特別早く献金を求めた。献金が信仰出
発の礎になる。家系の話はしていない。その日は夕方から1時間のビデオを見て、
食事をし、1時間半くらい会話して、その後N子、I子との話し合いがあった。「
1000万、2000万」とか「命」とか語ったことはいっさいない。400万円
は、歴史的同時性(400年)で出る数字で、B子さんがいくらもっているかと尋
ね、答えた金額で、最大限を捧げさせるための金額だ。N子らとの話し合いで自分
から追加を申し出て、421万円を献金することになり、献金式をした。
  90年は1年間青年部長をしていたので、B子さんが頑張っていることを聞いて
いた。広島では、世一観光で会うことがあった。  −
  次回の裁判は、7月23日午後1時半から開かれ、被告側の主尋問の続きと、原
告側の反対尋問が行われることになりました。
  閉廷後の懇談会で河田英正弁護士は、「当時だれも聞いたことがない『連絡協議
会』として動いたと言って、統一協会の責任を逃れさせようとする証言でした。早
い段階で全財産を献金させたことも問題です」と述べました。
  B子さんは、「反論したいことが一杯ありました。統一協会の情報を知らなかっ
たので、早くコントロールされたんだと思います」と述べました。
  高山正治牧師は、「B子さんだけの闘いではないので、みんなで支えましょう」
と述べました。


          バ  レ  エ  公  演  に  反  対  す  る  取  り  組  み

  支援する会は、統一協会の偽装団体のベアート音楽事務所が主催する「ユニバー
サルバレエ公演」が岡山市の施設「岡山シンフォニーホール」で予定されているこ
とについて、岡山市に施設の貸出中止を要望してきました。
  4月30日の裁判終了後には、高山代表ら8人が岡山市教育委員会を訪れ、68
通の要望書(弁護士のもの22通を含む)を提出しました。仙田保利社会教育部長
は、「中止はできないが、主催者に連絡して、入場者の氏名などを控えることはし
ないと約束してもらいました」を述べました。しかし、「中止しない限り、入場者
が被害に遭う危険性は消えない」という意見は聞き入れられませんでした。
  支援する会は、B5版のビラを34000枚つくり、団体などに配りました。
  5月15日には、その後寄せられた11通の要望書を提出しました。
  6月には、宗教事情調査研究会のビラを参考にしたB4版のビラを3000枚つ
くり活用しました。岡山市に隣接する山陽町では、団地の町内会長の妻が「チケッ
トは12000円だが、無料の特別招待券をあげる」と、そのバレエ公演に誘って
いたというので、その近所の救援会員にビラを配ってもらいました。
  6月18日、支援する会は、国民救援会や新日本婦人の会の応援もいただき10
人で、18時から会場周辺で通行人にビラを配り始めました。20数分たったころ、
会場から10数人の統一協会員が出てきて、私たちに寄ってきて「統一協会の催し
ではない」、「妨害するな」、「警察を呼ぶぞ」、「恥ずかしいことはやめろ」な
どと叫び、支援する会員が持っていたカメラを叩き落とそうとしたり(カメラは落
ちなかったが、支援する会員が手をたたかれた)、通行人に渡そうとしたビラを取
ったりしました(ビラは取り返したが、クシャクシャにされた)。そのころには持
って来たビラ500枚がほぼ配れたので、引き上げました。19時からの公演には、
2001席のホールに約1000人が入場したそうです。
  今回のユニバーサルバレエ公演は、5月17日から7月2日まで、市民の反対に
あいながらも、全国の29か所で行われたようです。しかし、各地で行われた反対
行動は、統一協会の実態を市民に知らせる機会となり、統一協会の市民だましの活
動をやりにくくしてきています。


<その他の動き>
◆4月23日、国民救援会岡山支部で「青春を返せ裁判」学習会がひらかれ、幹事
  のY子さん(元信者)が体験を話しました。
◆4月24日、公正審理と証拠採用を求める署名293人分(累計19236人分
  )を裁判所に提出しました。
◆5月17日、全国弁連集会の準備会が東京で開かれ、葛原事務局長が参加。今秋
  の合同結婚式に対する取り組みなども検討されました。
◆5月19日、韓国では、統一協会が名称を「世界平和統一家庭連合」に変更しま
  した。日本では、まだ変更されていないようです。
◆6月3日、支援する会幹事会がひらかれました。10月に岡山で、合同結婚式に
  反対する集会を計画することになりました。
◆6月18日、インターネットに支援する会のホームページを作りました。
  アドレスは、http://www.asahi-net.or.jp/~am6k-kzhr/ です。
◆最近分かった情報では、次の集会予定があるようです。
  5月までに、桜田淳子が玉野に来たそうです。
  5/28.岡山で第1次合同祝福式(プラザホテル)
  6/18.岡山で第2次合同祝福式(プラザホテル)
  6/25.パネル展(プラザホテル)
  8/26-28.世界平和女性連合集会(プラザホテル、300人予定)
  9/26-28.世界平和家庭連合集会(プラザホテル)

<今後の予定>
◆7月16日(水)13時30分〜A男さんの意見陳述裁判です。
◆7月23日(水)13時30分〜B子さんの裁判で岩井が証言します。
◆7月27日(日)朝8時〜10時、日本母親大会(岡山市総合体育館=岡山市浦安)
  の参加者にビラを配ります。参加できる方はご連絡ください。
◆9月26日(金)11時〜議会内集会。13時30分〜全国弁連集会(東京)。
◆10月ころ、合同結婚式に反対する集会(岡山)。
◆11月29日(土)合同結婚に反対する集会(東京)。


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