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 ┃ 「青春を返せ裁判」を支援する会   会  報  1 9 9 7年 2月・第 2 0号   ┃
 ┃                           「青春を返せ裁判」を支援する会事務局発行 ┃
 ┃                           〒700  岡山市駅元町9-26  国民救援会内 ┃
 ┃                          TEL.086-254-2799 郵便振替「01260-9-33457」┃
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   ┌───────────────────────────┐
   | 1( 22行)…A裁判 花田証人出廷せず、再呼出を決定  |
も │ 2( 29行)…支援する会、第7回総会・講演会開く     │ 
   │ 3(189行)…第7回総会で承認されたこと         │ 
く │ 4( 69行)…岡山市・議会に申し入れ・要望        │ 
   │ 5( 43行)…B子さんの訴え               │ 
じ │ 6( 6行)…脱会者のみなさんへ(事務局)        │ 
   └───────────────────────────┘



1       青  春  を  返  せ  A 裁  判
         花  田  証  人  出  廷  せ  ず  、  再  呼  出  を  決  定

  1月29日、青春を返せ裁判が開かれました。
  弁護団として、地元の嘉松喜佐夫、河田英正、近藤幸夫、清水善朗、山本勝敏各
弁護士と東京の紀藤正樹弁護士らが出廷しました。統一協会側は、鐘築優弁護士が
加わって3人の弁護士が出廷しました。
  A男さんの裁判では、証人呼び出しを受けた花田雅弘元統一協会岡山県本部長が
出廷せず、「新しい仕事に就いたので休めない。1年後なら出られるかもしれない
」という内容の手紙を裁判所に送っていました。河田弁護士は、「統一協会には花
田証人の人事権がある。出廷できないはずがない」と迫りました。池田裁判長は、
再呼び出しすることを決め、4月30日(10時30分から)に花田証人の尋問を
行うことになりました。
  続いてB子さんの裁判となり、裁判長は「岩井証人を採用します」と述べ、同じ
4月30日(午後1時30分から)に証人尋問を行うことになりました。
  閉廷後に懇談会を開きました。河田弁護士は、全国弁連で作った統一書証を提出
した等と報告。紀藤弁護士は、「2月6日午後1時から東京地裁で、小山田前会長
の証人尋問がある」と述べ、清水弁護士は「脱会した倉敷の人の相談で、統一協会
と交渉して献金した40万円を返させている。現在までに半額を返した」と報告。
B子さんは、「花田証人が来ないなんて、バカにするな と思いました。次には絶
対来させて、尋問してほしい。岩井証人は、私が統一協会員にさせられていく過程
を背後で指示していた人です」と述べました。



2    支  援  す  る  会  、  第  7  回  総  会・  講  演  会  開  く
      マ  イ  ン  ド  コ  ン  ト  ロ  ー  ル  の  違  法  性  を  解  明

  1月28日夜、岡山市駅前町の桃花苑で、「青春を返せ裁判」を支援する会の第
7回総会と記念講演などが開かれました。
  最初に開かれた記念講演会は、槙尾裕子さんの司会ですすめられ、高山正治代表
が開会のあいさつ。東京の紀藤正樹弁護士は、マインド・コントロールの違法性に
ついて、次のように講演しました。
−個人の内心における信仰の自由は絶対的な自由で、布教や儀式などの宗教活動の
自由や、宗教的結社の自由よりも優先する。また、個人の自由は、団体の自由より
優先する。したがって、宗教団体への個人の勧誘活動は、個人の信仰の自由(信仰
しない自由も含め)を侵すことはできない。
  内心における宗教上の自己決定権は、憲法に基づく最も重要な基本的権利である。
布教に際し相手方に宗教団体名、教義内容、信仰生活(献金や活動)の内容を説明
し、相手方に布教されることへの同意を求めるべきである。  自由意思を他人が操
作して財産を処分させたり義務なき行為を行わせると違法である(詐欺罪、恐喝罪、
強要罪)。霊感商法の違法性も認定されている。霊感商法の場合の精神操作を、よ
り巧妙、強引、長期に行うこと(マインド・コントロール)により、「献身」(出
家)等の義務なき行為を行わせることも違法と評価すべきである−
  引き続いて、総会に移り、赤沢治さんが議長に選ばれました。葛原健志事務局長
が活動のまとめと今後の活動について報告、提案。その中で、統一協会の偽装団体
・ユニバーサルバレエ団が岡山シンフォニーホールで公演を予定していることにつ
いて、貸出を中止するよう申し入れることも提案されました。つづいて田口数昭会
計監査が監査報告をしました。そして、全員の拍手で報告、提案が承認されました。
  総会終了後、別のフロアーで懇親パーティーが開かれました。倉橋剛牧師の司会
で、参加者は和やかに懇談しました。

  総会で報告、承認された内容は次のとおり。



3      「青春を返せ裁判」を支援する会第7回総会で承認されたこと
                                             1997年1月28日18時~(桃花苑)
  本日はお忙しい中、「青春を返せ裁判」を支援する会第7回総会にご出席いただ
きましてありがとうこざいます。
  1989年11月27日、全国で3番目の「青春を返せ裁判」が岡山地裁に提訴されまし
た。翌年5月の初公判で顔を合わせた傍聴者が相談し、1990年11月14日に「青春裁
判」を勝利させ、統一協会の反社会的行為を市民に知らせる」ことを目的とする支
援する会が誕生しました。当時はまだ、統一協会からの暴力的な妨害の可能性が大
きかったころでしたが、原告や脱会者、現信者の家族の方々の受けた被害の深刻さ、
そしてその被害がいつ私たち市民に及ぶか知れないこと、また公共機関やマスコミ
などの対応が消極的であることを知り、開拓者の決意をもって出発しました。
  結成から6年がたち、92年には合同結婚式(3万双)と山崎浩子さんの脱会、94年
に献金被害勝訴判決(福岡地裁)、95年にも合同結婚式(36万双)などさまざまな出来
事がありました。この総会では、この1年の活動を振り返って総括し、今後の活動
を相談しましょう。

活動日誌
95年10/24.第6回総会
    11/1.B第11回裁判(4回目の本人尋問)
    11/1.倉敷医療生協で学習会(80人、高山代表ら講演)
    11/30.ビラ「400万円を献金…」を発行
    12/2.会報第13号発行
    12/10.忌避申立が広島高裁岡山支部でも却下(確定)
    12/13.玉島協同病院で学習会(50人、高山代表ら講演)
    12/25.榊哲明 元青年学生部長の暴力行為等に有罪判決(懲役10月、執行猶予3年)
96年1/20.全国弁連研究会に参加(2人)
    1/23.フィリピン政府が合同結婚式を違法として捜査開始
    1/24.B第12回裁判(5回目の本人尋問)
    1/29.署名3,499人分提出(累計15,967人分)
    2/19.献金裁判が福岡高裁で勝訴
    2/20.第1回幹事会
    3/8.全国弁連福岡集会に参加(19人)
    3/28.会報第14号発行
    3/28.都議会で霊感商法反対決議
    4/3.B第13回裁判(B子さんへの反対尋問)
    4/3.オウムと破防法を考える会
    4/6.街頭宣伝(4人でビラ300枚、署名5人分)
    4/21-2.裁判勝利をめざす全国交流集会に参加(国民救援会等主催)
    5/7.山口県内をオルグ(14か所)
    5/9.最高裁が合同結婚式参加者の婚姻無効を判決
    5/20.会報第15号発行
    5/29.A第24回裁判(結審せず)
    6/5.会報第16号発行
    6/12.B第14回裁判(2回目の反対尋問)
    6/17.第2回幹事会(ハガキ運動を決定)
    6/18.署名925人分を提出(累計16,892人分)
    7/13.会報第17号発行、ハガキ1,000枚を同封
    7/24.街頭宣伝(3人)
    8/2.有田講演会「増えつづけるカルトの被害」(80人)
    9/1.国民救援会岡山県本部大会が支援継続を決定
    9/3.署名1,532人分を提出(累計18,424人分)
    9/6-8.岡山救援美術展開催(実行委員会主催)
    9/11.A第25回裁判(花田証人を採用)、B第15回裁判(3回目の反対尋問)
    9/13.全国弁連大阪集会に参加(9人)
    9/14.宗教と人権弁護団ネットワーク結成
    9/24.第3回幹事会
    11/14.会報第18号発行
    11/20-.南米などに日本から女性信者約4,000人が出発
    11/27.B第16回裁判(4回目の反対尋問)
    12/2.ウルグアイで女性信者が投身自殺
    12/3.献金裁判が高松地裁で勝訴
97年1/17.使用中止を倉敷市民会館に申し入れ
    1/20.会報第19号発行
    1/21.倉敷市民会館でリトル・エンジェルスが公演
    1/28.記念講演会と第7回総会

活動のまとめ
  第6年度は、岡山の暴行事件に有罪判決が出され(確定)、フィリピン政府が合
同結婚式を違法として捜査を開始し、日本の最高裁は合同結婚式参加者の婚姻無効
の訴えを認めました。献金被害者の訴えは福岡高裁や高松地裁でも勝訴しました。
統一協会は、霊感商法の弁解、反省を述べる一方、借金まみれの日本を見捨てるか
のように女性信者4,000人が海外渡航(第2段も計画か?)。今秋には360万双の合
同結婚式を計画しているとか。統一協会の周辺でさまざまな動きがありました。
  A裁判では、弁護団の証人採用を迫る活動、不公正な池田裁判長の忌避を求める
活動に呼応し、前年度から始めた「『青春を返せ裁判』の公正な審理と証拠採用を
求める請願書」署名を集める活動を継続し、3回で5,956人分(累計18,424人分)を
提出。裁判官を監視するための傍聴活動も継続。忌避申し立ては却下されましたが、
7月からはハガキ・手紙運動にも取り組み、ついに統一協会元岡山県本部長・花田
雅弘を証人採用させることができました。これまでの原告、弁護団、全国の支援者
と支援する会の奮闘、協力の成果です。B裁判も、証人を採用させる戦いとなって
います。今後は、裁判を監視する傍聴活動も重要になります。
  また、統一協会に実態を知らせるビラを市民に配布し、医療の職場の学習会に講
師として参加し、有田さんの講演会も開きました。また、オウムと破防法を考える
会も開き、岡山救援美術展では嘉松代表が実行委員長を務めて成功させました。
  会員は、昨日時点で、前年度より29人多い311人(内団体8)となりました。ただ
し、第6年度又は第7年度会費を納入している会員は172人(55%)、署名を集めた
会員は132人(42%)で、動けない会員もいます。

「青春を返せ裁判」を支援する会・第6年度会計決算書(1995.10.1〜1996.9.30)
収支計算書
┏━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 収                       入 ┃ 支                                  出 ┃
┣━━━━━┯━━━━━┯━━━╋━━━━━┯━━━━━┯━━━━━━━━┫
┃科     目│金     額 │備 考 ┃科      目│金     額 │備      考┃
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┃会費(個人)│  294,500 │156件 ┃会  議  費│   24,970 │総会費用(差額)  ┃
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┃会費(団体)│   47,000 │ 7件 ┃事  務  費│   64,494 │事務用品、印刷等┃
┠─────┼─────┼───╂─────┼─────┼────────┨
┃カ  ン  パ│  417,820 │124件 ┃通信交通費│  350,550 │会報郵送料等   ┃
┠─────┼─────┼───╂─────┼─────┼────────┨
┃書  籍  等│   30,700 │脱出・┃書  籍  費│   23,000 │「MCからの脱出」┃
┠─────┼─────┼───╂─────┼─────┼────────┨
┃雑  収  入│    1,870 │利子  ┃協力関係費│   70,000 │全国弁連支える会┃
┠─────┼─────┼───╂─────┼─────┼────────┨
┃          │          │      ┃人  件  費│        0 │                ┃
┠─────┼─────┼───╂─────┼─────┼────────┨
┃          │          │      ┃出  張  費│   81,060 │ 集会参加補助等 ┃
┠─────┼─────┼───╂─────┼─────┼────────┨
┃          │          │      ┃宣伝集会費│  158,370 │集会2回、ビラ代┃
┠─────┼─────┼───╂─────┼─────┼────────┨
┃          │          │      ┃雑      費│      135 │送金手数料      ┃
┠─────┼─────┼───╂─────┼─────┼────────┨
┃前期繰入金│  509,494 │      ┃次期繰越金│  528,805 │                ┃
┣━━━━━┿━━━━━┿━━━╋━━━━━┿━━━━━┿━━━━━━━━┫
┃合      計│1,301,384 │      ┃          │1,301,384 │                ┃
┗━━━━━┷━━━━━┷━━━┻━━━━━┷━━━━━┷━━━━━━━━┛

資産状況(1996.9.30)          会員の分布(1997.1.27現在)
 ┏━━━━━┳━━━━━┓    ┌─────┬─────┬─────┬───┐
 ┃ 科    目 ┃ 金   額  ┃    │          │ 人    数 │ 比    率 │ 県数 │
 ┣━━━━━╋━━━━━┫    ├─────┼─────┼─────┼───┤
 ┃ 現    金 ┃   8,924  ┃    │ 岡山県内 │ 220人 │   71% │   1 │
 ┠─────╂─────┨    ├─────┼─────┼─────┼───┤
 ┃ 郵便振替 ┃ 159,272  ┃    │ 岡山県外 │   91人 │   29% │ 32 │
 ┠─────╂─────┨    ├─────┼─────┼─────┼───┤
 ┃ 郵便貯金 ┃ 360,609  ┃    │ 合    計 │ 311人 │ 100% │ 33 │
 ┣━━━━━╋━━━━━┫    └─────┴─────┴─────┴───┘
 ┃ 合    計 ┃ 528,805  ┃     
 ┗━━━━━┻━━━━━┛

会計監査報告                                              
  1997年1月27日、救援会事務所において、第6年度の会計帳簿について監査を実
施いたしました結果、不正、重大な過失等は見当たらず、正常な会計事務がなされ
ていましたことを、ここにご報告申し上げます。以上
                                                    会計監査  田口数昭  
今後の活動

1、公正な裁判が行われるため、裁判の傍聴、署名などに取り組みます。

2、統一協会による被害を防ぐため、実態の宣伝や申し入れの活動をします。
  6月18日に岡山シンフォニーホールで計画されているユニバーサルバレエ公演
に公共施設を提供しないよう関係者に申し入れます。

3、被害者救出、被害金回復の活動を可能な範囲で支援します。


新役員選出
  新年度役員に次の方々を選びました。((新)、(元)以外は再任)
代    表…嘉松喜佐夫、高山正治
                                               ┏━━━━━━━━━━━━━┓
事務局長…葛原健志                             ┃ (お知らせ)             ┃
事務局員…渡部義男(新)                         ┃   3月7日(金)午前11時か ┃
幹    事…赤沢治、倉橋剛、近藤幸夫、須藤正     ┃ ら、衆議院第一議院会館で ┃
          巳、玉井明美、中沢仁志、槙尾裕子、   ┃ 「統一協会の合同結婚式に ┃
          山野エリカ(新)                       ┃ 反対する集会」があり、午 ┃
会計監査…田口数昭                             ┃ 後から全国弁連の全国集会 ┃
顧    問…河田英正、立花一也(元)、矢山有作     ┃ があります。参加希望者は ┃
                                               ┃ ご連絡ください。(事務局) ┃
                                               ┗━━━━━━━━━━━━━┛

(出席連絡票から)

  私共の次女は1992年の合同結婚式に親の猛反対にも拘わらず参加。韓国との
組合せになり、嘆いていましたが、ずっとあちらに住んでおりました。
  昨年11月に南米派遣のニュースを耳にし、すぐに絶対に行かないようにと手紙
を出しました。けれども返事がなく、例年必ずよこしていたクリスマスカード(統
一協会入信以来13年間)も来ませんので、100%行ってしまったものと思われ、
統一協会のやり方に憤慨を禁じ得ません。
  文鮮明はウルグアイなどの首脳に大金を送って丸め込んでしまっているのでしょ
うが、目先のお金に目がくらんで彼等を受け入れても、自国の国民が統一原理に毒
され、合同結婚の標的にされることが解っているのでしょうか。今年の暮れにはア
メリカで又々360万組の合同結婚が予定されているとか。アメリカでは、これを
歓迎しているとか聞きましたが、本当なのでしょうか。ブッシュ元大統領が完全に
シンパになっている位ですから、あり得るかも知れませんが、日本の青年達が必死
に勧誘して、あとで国際問題にならないでしょうか。            東京・Sさん

  いつも熱心に支援されているのを「会報」で読ませて頂き、頭が下がります。今
後もよき働きを祈ります。
  当日は会費(今年分)と共に参加させて頂きます。(日本基督教団、兵庫教区、
原理問題窓口)                                              姫路・Mさん

  紀藤さんのお話をぜひ拝聴したいと思っています。パーティーには家族のことが
ありますので失礼させて下さい。
  会費のことが気になっています。当日支払いたいと思います。  総社・Nさん

  申し訳ありませんが参加できません。
  いつも関心をもってニュースを読ませていただいております。地道な活動に敬意
を表します。                                                岡山・Sさん



4        岡  山  市  ・  議  会  に    申  し  入  れ  ・  要  望

  1月29日の裁判終了後、支援する会員や元統一協会員ら6人は、市役所で総務
局長と生活文化部長に会い、6月18日の統一協会偽装団体公演にシンフォニーホ
ールを貸さないよう文書(別紙)で申し入れました。参加者は口々に、公演では参
加者の名前と連絡先が控えられ、霊感商法などの標的になり、想像以上に被害者が
出る可能性があるなどと訴えました。総務局長は、問題意識はもっている、昨年は
警察とも相談した、しかし貸し出しを中止することは難しかったなどと述べました。
参加者は、市民の被害を防止することについての真剣な検討を要請しました。
  2月6日、支援する会の葛原事務局長と須藤幹事は、岡山市議会議長あての要望
書を提出しました。そして、市議会の6会派と1議員の控室を訪問し、ほとんどの
議員が留守でしたが、要望書の写しと資料を合計52部(議長分を除く)配りまし
た。ただ1人話ができた横田悦子議員(無所属)は、「総務局長と話をしてみまし
た。法的には大丈夫ですか。応援します」と述べました。
  要望書は次のとおり。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−                                                      1997年2月6日
                           要      望      書
岡山市議会議長 花岡薫 殿
                                  岡山市駅元町9-26(〒700) 国民救援会内
                                     086-254-2799 FAX.256-2589
                                  「青春を返せ裁判」を支援する会        
                                  代表 嘉松喜佐夫(弁護士).高山正治(牧師)

1、要望者
  私たちは、市民の人権を守る立場から、霊感商法や人格破壊など反社会的活動を
行う統一協会(宗教法人世界基督教統一神霊協会)の違法性を問う裁判「青春を返
せ裁判」を支援し、統一協会の実態を市民に知らせる活動を行っています。
2、趣旨
  来る6月18日に岡山シンフォニーホールでユニバーサルバレエ公演が計画され
ています。
  同公演を計画しているのは、統一協会教祖(文鮮明)が創立した団体・(株)ベア
ート音楽事務所です。同音楽事務所の早瀬敏弘代表ら役員の多くは統一協会幹部で
す。同事務所は、公演などを行うことによって信者や協力者、財貨を獲得していま
す。
  統一協会は、正体を隠して「珍味売り」や「占い師(見習い)」などとして市民
に接近し、「7代前の先祖の因縁」話などを説いて脅迫し、原価の100倍前後の
壷などを売りつけ(霊感商法)、または献金や金銭貸しを強いてきました。福岡高
裁や高松地裁でも不当な献金強要に関し統一協会の責任を認めています。
  また統一協会は、難民救援、障害者支援、震災支援などといってインチキ募金を
集める「野の花会」「しんぜん会」、留学生支援などで活動する「世界平和女性連
合」、置き薬の「廣鶴堂」、化粧品や健康器具を扱う「サンホープ」、仏具や印鑑、
家系図を扱う「宝翔」、弥勒菩薩のお陰を説く「天地正教」、公演などを行う「ベ
アート音楽事務所」などなど、正体を隠して市民に接近し、資金集めをするととも
に、前記の違法行為の標的を獲得していきます。集められた資金は、文鮮明教祖の
もとに送られ、豪奢な生活に費やされるとともに、コリアンゲート(米下院議員買
収事件)など世界的な謀略活動などの資金とされています。
  そして統一協会は、正体を隠して「青年サークル」などといって市民に接近して
ビデオセンター「0kayama Education Academy」などに誘い、また前記のさまざま
な接触の中で、マインド・コントロールして人格を破壊し、「信者」にして前記の
霊感商法や資金集めを繰り返させます。このマインド・コントロールは、市民の人
生そのものをだまし取る深刻な人権侵害行為です。今秋には、彼ら被害者を集めて、
両性の合意を無視した大規模な人権侵害である集団結婚式を強行しようとしていま
す。
  これら統一協会のほとんどの行為は正体を隠して行われるので、正体を知らない
ほとんどの市民が被害に遭う可能性があり、実際に全国で数十万人の市民がマイン
ド・コントロール被害に、その数十倍の市民が金銭被害に遭っているといわれてい
ます。
  まさに、統一協会の活動は、公序良俗に反する反社会的な活動です。
  6月の公演では、入場者は氏名、住所、電話番号を控えられ、人格的・金銭的被
害に遭うことになります。そして入場料などで集められた資金は、国内外での謀略
的活動や、被害者拡大のための資金となります。
  市民の安全を守るべき市役所などが、市民に被害を及ぼす活動に手を貸すことは
許されません。

3、要望項目
 統一協会が関係する(株)ベアート音楽事務所が計画するユニバーサルバレエ公演
に対し、岡山シンフォニーホールなどの公共施設の貸出を中止してください。
 統一協会が関係する催しには、公共施設の貸出を許可しないでください。
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5  B  子  さ  ん  の  訴  え(岡山市議に配布した後、若干修正)

  統一協会の伝道に利用されているユニバーサルバレエの公演が岡山シンフォニー
ホールで開催されることを知り、憂慮する者です。
  一般に、芸術や文化に触れること自体は、全く問題のないことです。むしろ、そ
のことは、人間の心の潤滑油として時には必要なことであり、大いに勧められるこ
とでしょう。
  しかし、今回の場合は、その対象がよくありません。統一協会というと、「霊感
商法」や「合同結婚式」などで世間を騒がせ、反社会的な活動を今も平然と続けて
いる組織です。
  その統一協会をバックに持つ「ユニバーサルバレエ」を見に行くことが、その後
どのような危険性につながるか  −それは、実際に経験した者でないと、なかなか
理解できない部分ですが  −とにかく巧妙な方法で、自分の意思とは全く関係なく、
統一協会員にさせられてしまうことは間違いありません。
  その入口の部分が、今回の「ユニバーサルバレエ公演へ行くこと」であったり、
「青年サークルのアンケートに答えること」であったり、「しんぜん会へ募金する
こと」であったり、「統一協会系の商品を購入すること」であったり、「天地正教
へ行くこと」であったり  −と、様々なジャンルにおいて用意されているのですが、
最終的にいきつくところは1つしかありません。
  それは、統一協会員にさせられて、教祖「文鮮明」の絶対服従者として、身も心
もボロボロになるまで活動させられることです。
  一度、統一協会の教育機関であるビデオセンターに取り込まれてしまったら、ど
んなにしっかりした考えを持っている人でも、統一協会の巧みな教育プログラム内
容を熟知していない限りは、絶対と言っていいほど、そこから逃れることはできま
せん。
  それは、そこで、本人の気づかない間に個人情報の入れ替えが行われ、本人が気
づいた時には、統一協会と分かっても、それを受け入れるしかない状況の中に追い
込まれてしまっているからです。
  また、統一協会員は、組織の真の目的を知らされておらず、宗教的で崇高な目的
のためにのみ活動していると信じ込まされているので、人を欺こうという気持ちが
全くなく、本当に100%の善意と誠意で接してきますし、説得してきますので、
普通の人なら、なかなか断れないという状況のなかで、そのままビデオセンターへ
と取り込まれていきます。
  そういった意味では、統一協会と関わらないことが最善の策と言えます。そして
統一協会と分かったら、なるべく早いうちに、それも統一協会員と深い交わりにな
らないうちに関わりをやめてしまうことが次に大切なポイントとなります。
  今回のユニバーサルバレエ公演は、このままですと、予定通りに行われることに
なりそうですので、統一協会について本当の姿をご存じない一般の方々が、被害に
巻き込まれないことを強く願い、また、以前、統一協会員にさせられるために同じ
プロセスを辿らされた者として、そして、その後、統一協会員としてこのような活
動に従事させられたものとして、ここに一言、ご忠告を申し上げたいと思います。
  1997年2月
                                                          元統一協会員B子



6 脱  会  者  の  み  な  さ  ん  へ

  会員のみなさん。特に脱会者のみなさん。公演の危険性について岡山市長・議長
あてに手紙を書いて、事務局に送ってください。適宜岡山市(議会)に持って行き
たいと思います。よろしくお願いします。(事務局)
                                                    1997年2月10日


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