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 ┃  「青春を返せ裁判」を支援する会  会  報  1996年11月・第18号          ┃ 
 ┃                            「青春を返せ裁判」を支援する会事務局発行  ┃ 
 ┃                            〒700岡山市駅元町9−26国民救援会内  ┃ 
 ┃                            TEL.086-254-2799  郵便振替01260-9-33457   ┃ 
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  │ 1(15行)…運動の成果、A裁判で裁判所 花田証人を採用 │
も  │ 2(11行)…多くのハガキと署名が寄せられた             │
    │ 3(20行)…B子さん証言  脅迫の中で400万献金       │
く  │ 4(25行)…有田さんの講演に80人参加                 │
    │ 5(13行)…幹事会 「来年1月28日に総会を」          │
じ  │ 6(13行)…この間の動き                   │
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1    運  動  の  成  果  、 A  裁  判  で  裁  判  所
          花      田      証      人      を      採      用        

  9月11日、二つの青春を返せ裁判が岡山地裁で開かれました。
  10時から開かれたA男さんの裁判では、結審となるかどうかと緊張の中、池田
亮一裁判長が「花田証人を採用します」と発言。一瞬ホッとしたとき、統一協会側
の早川弁護人が「一応の審理が終わり、長引いているので、いまさら証人採用はす
べきでない」と反論しましたが、池田裁判長は「この証人は原告本人と接触してい
るので関連性がないとは言えません。事件が遅れたのは必ずしも原告のせいばかり
ではありません」とニヤッとしながら答えました(統一協会側の釈明が遅れたこと
や、池田裁判長が忌避申立されたことを言っているのでしょうか?早川弁護士もニ
ヤッとしました)。
  次回の裁判は、来年1月29日10時30分から開かれ、花田雅弘証人への尋問
が行われます。花田証人は、統一協会元岡山県本部長で、A男さんを因縁話で脅迫
した人物(今度の裁判はおもしろい)。



2      多  く  の  ハ  ガ  キ  と  署  名  が  寄  せ  ら  れ  た

  閉廷後に懇談会がひらかれました。
  支援する会の葛原事務局長は、多くの市民がそれぞれの思いを込めたハガキを出
してくれたこと、3日には1,532人分の署名を出し、その累計が18,424
人分となったこと、書記官の雰囲気が柔らかくなったことを報告しました。
  清水善朗弁護士は、「忌避など大変だったが、やってみるもんだなあと感じてい
ます。これからも手をゆるめないで」と発言。
  山本勝敏弁護士は、「福岡高裁の献金勝訴判決から変わったなと思っていました。
しかし、池田裁判長はとっぴな判決も出すので、今まで以上に傍聴者を増やして見
守ろう」と提起しました。



3   B  子  さ  ん  が  証  言
       脅    迫    の    中    で    4    0    0    万    献    金

  同日午後3時からは、B子さんの裁判で、B子さんが統一協会側の3回目の反対
尋問に答えて次のように証言しました。
  −岩井講師の講義で、文鮮明がメシアだとあかされたが、そのときは受け入れる
しかなかった。文鮮明の名前も統一協会の名前も、残念だがこのとき初めて聞いた。
自分が求めていたもの(自分が幸せになり、そして他人もしあわせにしたいという
願い)がそこにあると思わされ、上級1デイ・セミナー、3デイズ・セミナーと、
コントロールされながら進んでいった。ある日、「腹ごしらえをしなさい」と言わ
れてサンドイッチを食べ、講義室に通され、岩井講師の話を3〜4時間聞いた。お
金を捧げる以外に自分と周りの人がよくなる方法がないと思わされ、やくざのよう
にも迫られ、400万円出しますと言ってしまった。
  次回の裁判は、11月27日の10時30分から開かれ、今回の続きの尋問が行
われることになしました。
  閉廷後の懇談会では、「B子さんはできるだけ自分の体験を訴えようと頑張って
証言していた」、「全体として、詐欺にあったという印象だ」、「裁判長は居眠り
をがまんしていたようだった」、「女性の裁判官は身を乗り出して聞いていた」、
「証言の中の『1000万、2000万出せと言っている訳じゃないだろう』とい
う献金の要求は脅迫的だった」などの感想が出されました。



4         「  増  え  つ  づ  け  る  カ  ル  ト  の  被  害  」
             有  田  さ  ん  の  講  演  に  8  0  人  参  加

  8月2日夜、支援する会主催の講演会「増えつづけるカルトの被害」が約80人
の市民が参加して開かれ、ジャーナリストの有田芳生さんが講演しました。
  司会の槙尾裕子さんの紹介で登壇した有田さんは、次のように語りました。
    −1986年11月、12月に霊感商法がピークになりました。岡山では、河
田弁護士へのいやがらせもあり、脱会者への暴力事件もありました。また、岡大で
は原理研に警告を発する運動も始まっています。
  警察は94年から統一協会の調査を始めていて、脱税問題と赤報隊事件(朝日新
聞阪神支局記者殺害事件)を調査しています。統一協会は、おとなしくなっている
部分と凶暴になっていく部分があります。
  統一協会はアミーバのように組織編成を変えています。東京の第10地区では、
「還故郷」(故郷に帰って伝道すること)指示で、1000人いた協会員が200
人になっています。世界平和女性連合や天地正教などのダミー組織をつくって勢力
を回復しています。
  オウム信者は、これまでこれほど熱心に生き方を教えてくれた人はいなかった、
と言っています。最近、反抗期がない子供が多く、オウムにそんな育ちの者が多く
います。  −
  そして、参加者の質問に答えて、O−157は先進国病(カルト集団の行為では
ない)、麻原はずるい男、カルト被害に遭わないためには批判的精神の教育が必要、
などと述べました。
  また参加者からは、「カルトに入る人は両親に愛されなかったり心が傷ついた人
が多い」、「自分自身に不満をもっているところに付け込むのがカルト」、「日本
のカルトはシャーマニズムとエクスタシーが多い」、などの意見も出されました。 



5          幹  事  会  ひ  ら  く
            「  来  年  1  月  2  8  日  に  総  会  を  」

  9月24日、支援する会幹事会が開かれ、この間の経過と今後の活動について話
し合われ、次のことが決まりました。
1、次のB裁判(11月27日10時30分〜。B子証言の続き)を誘い合って傍
  聴すること。
2、第7回総会を来年1月28日午後6時から開き、立食パーティーも行うこと。
  (総会記念として、紀藤正樹弁護士に「マインドコントロールの違法性」につい
  て講演していただくことになりました。会場は岡山駅前の『桃花苑』です。)
3、次のA裁判(1月29日10時30分〜。花田が証言)を誘い合って傍聴する
  こと。
4、救援美術展からのカンパを弁護団経費の一部(24万円)に充てること。



6  こ  の  間  の  動  き

7月24日−街頭でビラ(B子証言記事と協会関連施設を掲載)を配布し宣伝。
8月2日−講演会「増えつづけるカルトの被害」開く。
9月1日−国民救援会岡山県本部大会で青春裁判の支援継続を決定。
9月3日−個人署名1,532人分(累計18,424人分)と団体署名4団体分
  (累計308団体分)を裁判所に提出。
9月6〜8日−岡山救援美術展で救援カンパが集まる。
9月11日−A裁判で花田証人が採用される。
9月13日−全国弁連大阪集会に岡山から9人参加。
9月14日−宗教と人権弁護団ネットワークが結成(全国弁連も参加)。
9月24日−支援する会幹事会ひらく。
10月14日−原理運動被害者父母の会が鳩山由紀夫民主党代表に「勝共議員の集
  い」出席についての公開質問状を提出。
10月15日−改正宗教法人法が施行され、統一協会など544の宗教法人が都道
  府県知事から文部大臣に所轄が移った。


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