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 ┃ 「青春を返せ裁判」を支援する会   会  報 1996年7月・第17号          ┃
 ┃                           「青春を返せ裁判」を支援する会事務局発行 ┃
 ┃                           〒700  岡山市駅元町9-26  国民救援会内 ┃
 ┃                          TEL.086-254-2799 郵便振替「01260-9-33457」┃
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も │ 1(15行)…幹事会 ハガキ運動で証人採用を         │
   │ 2(4行)…署名925人分提出(累計16,892人分に) │
く │ 3(41行)…B裁判「普通の宗教は名乗る」           │
  │ 4(8行)…全国弁連が研究会ひらく         │
じ │ 5(10行)…「フランスにおけるカルト(セクト)教団 │
  │ 6(36行)…ハガキ運動について                     │
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1  幹  事  会  ひ  ら  く
     ハ    ガ    キ    運    動    で    証    人    採    用    を     

  6月17日夜、支援する会の幹事会がひらかれ、6人が参加しました。
  これまでの経過を話し合い、次回の裁判(A裁判が9月11日10時〜、B裁判
が同日15時〜)までの取り組みを相談しました。
  A男さんの青春を返せ裁判では、以前に証人申請した社会心理学者(マインドコ
ントロールを明らかにするための証人)らがすべて却下されていました。今回証人
申請した久野敏夫ビデオセンター所長(当時)らを証人採用しないと原告の主張(
久野らが献金を強要した)の真偽が確認できないことになり、ますます公正な裁判
と言えなくなる、証人申請は道理がある、と話し合いました。
  そして、9月の裁判までに、久野、花田らを証人採用するように裁判所にハガキ
を出す運動をすることを決めました(別掲)。
  また、ジャーナリストの有田芳生さんの講演会を8月2日に開くことも決めまし
た(別掲)。



2      署  名  9  2  5  人  分  提  出(累計16,892人分に)

  6月18日、葛原事務局長は岡山地裁におもむき、公正な審理と証拠採用を求め
る925人分の署名を提出しました。提出累計は16,892人分になりました。



3    B  子  裁  判  で  統  一  協  会  側  弁  護  士  も
        「    普    通    の    宗    教    は    名    乗    る    」

  6月12日午後、岡山地裁でB子さんの青春を返せ裁判が行われました。傍聴席
は、岡大からの学生も40人近く来て、一杯になりました。
  前回につづき、統一協会側の弁護士によるB子さんに対する2回目の反対尋問が
行われましたが、尋問事項に新しいものはなく、原告側主尋問を繰り返した内容で
した。B子さんの証言の概要は次のとおりです。
(B子)
  1990年2月、霊界についてのビデオを見たが、そこが宗教だとは感じなかっ
た。そこは、宗教を学んで生き方を考えるようなものと思っていた。その後のビデ
オで神の存在を感じるようになったが、まだ宗教とは思わなかった。(統一協会側
弁護士が「それでも宗教と思わなかったの?」と尋ねたのに対し、B子さん「普通
は宗教とは名乗るんじゃないですか」と反問。その弁護士は「普通はそうでしょう
けど」でチョン)。
  次から次へと期待を持たせビデオを見せられた。最初に自我を打ち消され、創造
、
堕落、復帰原理を学ぶうちに、批判精神が取っ払われ、「心が洗われる」ように感
られるようになった。
  2月8日に簡単な家系図を書いた。父がケガをした話をしたら、「殺傷因縁があ
る。先祖は武士だっただろう」、「男運が悪い。絶家に向かっている」と言われた
。
この内容は、マニュアルに基づいて言われたと思う。
  6月、両親にこれまでのことを何度もわびる手紙を書いたり、家で尽くして、や
っとビデオセンターに来てもらった。両親はいつもいっしょに来て、10回以上来
たあと献金した。
  イエスが十字架にかけられただけで救われる訳じゃない、再臨のメシアと共でな
いと救われないと言われ、メシアについて行くしかないと思った。
  『赤い河を越えて』という北朝鮮のひどいビデオを見せられ、共産主義を憎むよ
うになった。(ここで時間切れ)
  次回裁判は9月11日午後3時から4時20分となりました。

  閉廷後、支援者の懇談会がひらかれました。
  河田英正弁護士は、意図が分からないような反対尋問だった、今後の裁判ではマ
インドコントロールが問題になってくると述べました。
  B子さんは、傍聴者がたくさんおられてびっくりしました。意図の分からない、
細かいことばかり聞かれた。思い返すと、巧妙にプログラミングされていることが
分かってくる。文鮮明がメシアと思わないと罪だと思わされる。脱会後も後遺症が
残る。学生さんも気をつけてください、と述べました。
  学生から、「裁判官の前に座っていた人は?」と質問が出て、裁判長、陪席、書
記官、速記官、廷吏の説明もされました。



4               全  国  弁  連  が  研  究  会  ひ  ら  く

  6月22日午後、東京都内で全国霊感商法被害対策弁護士連絡会の研究会がひら
かれ、岡山から河田弁護士と葛原事務局長が参加しました。
  研究会では、各地の青春を返せ裁判(統一協会元信者が統一協会によるマインド
コントロール被害を訴えたもの)、物品・献金裁判(霊感商法などによる被害を訴
えたもの)、婚姻無効裁判(合同結婚の無効を訴えたもの)などの現状と対策につ
いて研究されました。



5  「  フ  ラ  ン  ス  に  お  け  る  セ  ク  ト(カルト)  教  団  」

  天理教宗教事情調査研究会から、フランス国民議会セクト(カルトの意)調査委
員会の報告書の訳本「フランスにおけるセクト(カルト)教団」をいただきました。
同書によると、同調査委員会は、次の1つ以上が該当するものを危険なセクトと見
なしました  − 精神の不安定化、 法外な金銭要求、 生まれ育った環境との断
絶、 健全な身体の損傷、 児童の徴用、 反社会的な説教、 公共秩序の撹乱、
 裁判ざた、 通常の経済流通回路からの逸脱、 行政当局への介入。
  そして、その該当するフランス国内の172セクトが明記されています。その中
には、統一協会、エホバの証人、サイエントロジーなども含まれています



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                                                     1996年6月
各  位
                                        「青春を返せ裁判」を支援する会
                                          代表  嘉松喜佐夫  高山正治

                   ハ  ガ  キ  運  動  に  つ  い  て

  暑くなってきましたが、皆様お元気でご活躍のことと思います。
  さて、結審かと思われていた5月29日の裁判(原告A男)で裁判長は「次回か
次回までに決定します」と述べ、新たに申請した証人の採否を9月11日に延ばし
ました。皆様のご支援のおかげで一歩前進できました。
  岡山地裁(池田亮一裁判長)はこれまで、原告本人とその勧誘者の証人尋問をし
ただけで、組織的な被害を明らかにするための心理学者(西田公昭氏)や宗教学者
(浅見定雄氏)などを証人採用しませんでした。5月24日、原告は新たに、献金
を強要した信者(久野敏夫・元ビデオセンター所長や花田雅弘・元岡山教会本部長
)などを証人申請しました。
  私たちは、統一協会が「オウム」のように危険な団体であること、統一協会の正
体を隠した活動で多くの市民が被害をこうむっていること、そして信者になった人
たちが精神的にも経済的にも深刻な被害をこうむっていることを知っています。
  私たちは、9月までの期間を生かし、裁判所が市民の被害について慎重に審理す
る姿勢になり、証人を採用するように、裁判官にハガキ(手紙でも可)を出す運動
を行います。ご協力をよろしくお願いします。

(宛て先)
〒700  岡山市南方1−8−42  岡山地方裁判所民事2部
池田亮一裁判長様、吉波佳希裁判官様、浜本章子裁判官様

(文例)
  統一協会は、障害者支援の「野の花会」とか「しんぜん会」、難民救援の「国際
救援友好協会(IRFF)」などの名前をかたって、市民の善意につけこんで「募金」と
いうことでお金をだまし取り、また「人のために生きよう」などと言って勧誘して
マインドコントロールし、人をだます人生に引き込みます。(ここまでの文章の代
わりに、皆様の考え、体験なども書いてください)
  ぜひ、久野、花田らを証人に採用し、信者らに献金を強要している統一協会の実
態を明らかにしてください。(この2行だけでも可)


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