カルト被害を考える会 会報 2020年2月・第81号
発行=カルト被害を考える会 TEL.086-231-2885 FAX.086-231-2886
〒700-0811 岡山市北区番町1-1-6-4F 河田 大本 寺山 共同法律事務所気付
Eメール=my@i.email.ne.jp HP=http://www.asahi-net.or.jp/~am6k-kzhr/

<もくじ>
・会報休刊と会費徴収休止に―幹事会――1ぺーじ
・統一協会の集会に参加した議員に・・・2ページ
・安倍内閣はまるで“カルト内閣”―――5ページ
・3月7日、出エジプト会で太刀掛講演―6ページ
カット1

会報休刊と会費徴収休止に―幹事会開く

 カルト被害を考える会は1月31日、4年半ぶりの幹事会をひらきました。実は、4年ほど前に事務局担当の幹事が体調を崩し、その他に事務局を担当できる幹事がいなかったため、総会などが開けていませんでした。会報も発刊できませんでした。
 当日は3人の幹事が集まり、統一協会などカルトの動き、全国弁連や出エジプト会の活動などが話し合われました。
 当会には、81,555円の残金があり、ネット上に約千ページの会のホームページ(データサイト)があり、最近のトップページへのアクセス数は1日に約10件あり(掲示板休止の前は約100件でした)、連絡先としている法律事務所には月1件程度の相談電話があるとのことでした。
カット2  今後もすぐには事務局体制が整わないため、しばらくの間、会報を休刊し、会費の徴収を休止することとしました。
 なお、重要なことが起こった場合や、県外にいる幹事が岡山に戻った場合などには、会の活動について協議します。この会報発刊の費用を支出した残金は、必要性が生じたときに活用できるよう置いておきます。ホームページもしばらく保持しておきます。


統一協会(家庭連合)の集会に
参加した議員に慎重な態度求める

 2018年8月20日、カルト被害を考える会(河田英正代表)は家庭連合(世界平和統一家庭連合)=旧・統一協会の『復興祈念・2018孝情文化ピースフェスティバル in OKAYAMA』(岡山市北区のジップアリーナで7月22日に開催)に来賓として出席したり祝電を贈ったりした議員31人に対し、慎重な態度を求める『お願い』(下記)を郵送しました。
 『やや日刊カルト新聞』によれば、家庭連合(統一協会)は「1万人の信者数を達成した都道府県で韓鶴子総裁をメインスピーカーとした大会を開く」として、これまで東京、神奈川、愛知、大阪で『孝情文化フェスティバル』を開き、多くの国会議員らが来賓出席してきました。
 今回の岡山集会(約6500人参加)では、文善進家庭連合世界会長(文鮮明・韓鶴子夫妻の5女)がメインスピーカーとして韓鶴子総裁の御言葉を代読し、「日本は赦すことのできない民族」「真の父母(教祖夫妻)は日本を世界のために生きるエバ国家、母の国として祝福した」「母の特徴は自分を顧みず全てを惜しみなく与えてくれること」などと述べました。これは、日本が過去に朝鮮を植民地にして抑圧したことなどの贖罪として、日本の信者が霊感商法などで集めたお金を韓国の韓鶴子総裁に送金することを強く求めたことになります。全国霊感商法対策弁連の集計では、過去31年間の霊感商法被害は、判明しているものだけで約1192億円に上ります。
カット3  この集会では、壇上で、逢沢一郎(自民・岡山1区)、山下貴司(自民・岡山2区)、加藤勝信(自民・岡山5区・代理)各衆議院議員、北村経夫参議院議員(自民・比例)と26人の地方議員らが紹介されました。プログラムの後半では逢沢議員が来賓代表として祝辞を述べました(写真)。逢沢議員は祝辞で、「ジップアリーナがこんなに大勢の人で、ご来会の方で超満員になったのは私、逢沢一郎は初めて拝見を致しました!新記録であります。感動いたしております!」と持ち上げ、「徳野先生(家庭連合日本会長)からもご紹介がございました、総裁よりの本当に高額な多額な心のこもったご奉仕を頂きましたこと、ご寄付を頂きましたことを私からも厚く御礼申し上げます!」と、災害義援金1000万円(=これまでの日本の被害額の1万分の1弱)の寄付表明に対してお礼を述べました。
 来賓紹介された地方議員は次の26人です。
・岡山県議会=千田博通(自民・倉敷市都窪郡区)、小田圭一(同)、遠藤康洋(同)、小田春人(自民・井原市小田郡区)、岡ア豊(自民・岡山市東区)、河本勉(自民・岡山市北区加賀郡区)、内山登(自民・備前市和気郡区)、福島恭子(岡山市東区)各議員
・岡山市議会=和氣健(自民・北区)、小川信幸(同)、浦上雅彦(自民・中区)、礒谷和行(自民・南区)、千間勝己(同)、成本俊一(自民・東区)、山田正幸(同)各議員
・倉敷市議会=赤澤幹温議員
・玉野市議会=伊達正晃、藤原仁子各議員
・赤磐市議会=金谷文則、佐々木雄司各議員
・浅口市議会=大西恒夫議員
・瀬戸内市議会=室崎陸海、角口隼一、布野浩子各議員
・新見市議会=藤澤正則議員
・福岡県中間市議会=梅澤恭徳議員
 その後の祝電披露では、加藤勝信厚生労働大臣・衆議院議員(自民・岡山5区)、橋本岳衆議院議員(自民・岡山4区)の名前が紹介され、代表して加藤厚労相の電文が読まれました。
 プログラムの最後には、真の父母様(教祖夫妻)らに対し、参加者全員が両手を挙げて「億万歳(オンマンセイ)」と唱和。逢沢議員と北村議員は、家庭連合幹部といっしょに壇上で「億万歳(オンマンセイ)」と唱和しました。

1市議以外は反応なし
 後日、「お願い」郵送先の1人の市議会議員から法律事務所に電話があり、「近くの支援者から参加を頼まれた、今後は参加しない」と述べました。他の30議員からは反応がありませんでした。



逢沢一郎様
2018年8月20日
岡山市北区番町1-1-6新番町ビル4階
河田 大本 寺山 共同法律事務所気付
電話086-231-2885 FAX.231-2886
カルト被害を考える会
代 表 河 田 英 正

1 私たち、カルト被害を考える会は、世界平和統一家庭連合(家庭連合)=旧世界基督教統一神霊協会(統一教会)をはじめ、詐欺的な勧誘・教化で人生を奪うカルトの問題を考え、被害をなくすために活動しています。当会は、統一教会(当時)による詐欺的勧誘被害の賠償を求めた「青春を返せ裁判」を支援する会として1990年11月に結成し、被害者側の勝訴確定後の2001年11月、カルト被害を考える会に改称して現在に至ります。
2 家庭連合は去る7月22日、『復興記念・2018孝情文化ピースフェスティバルin OKAYAMA」を岡山市北区のジップアリーナで開催しました。
3 貴殿はこの集会で、来賓代表として祝辞を述べ、また壇上で家庭連合の幹部とともに故文鮮明教祖夫妻に「億万歳(オンマンセイ)」と唱和しました。貴殿の祝辞と唱和は、家庭連合により、自分たちの活動が社会的に承認されており、問題のない団体であるという「お墨付き」として利用されます。(
4 家庭連合は、統一教会と名乗っていたころから、信者の人権抑圧、霊感商法による金銭的搾取と家庭の破壊等の深刻な被害をもたらしてきた反社会的な団体であり、家庭連合に名前を変えてからもその体質は変わっていません。政治家によるお墨付きは、家庭連合による反社会的な活動を容易にし、また、その是正を困難にするものとして悪用されます。
5 「統一教会(家庭連合)」「政治家」などのキーワードでインターネットを検索すれば多くの記事がヒットします。週刊誌等において家庭連合(統一教会)と政治家の関係性について報道されたことも度々あります。政治家が家庭連合の集会や式典で祝辞を述べ、祝電を打つという行為は、いたずらにスキャンダルの種を抱え込むことにもつながりかねません。
6 政治家の皆さんが、家庭連合と連携することが社会的弊害をもたらすことを慎重にお考えいただきますようお願い致します。

この「3」項は、各議員の関わり方に沿って、「貴殿は、この集会に秘書を代理出席させ、また祝電を打ち、電文が参加者に披露され・・・」(加藤勝信議員宛)、「貴殿は、この集会に来賓として出席して壇上で紹介され・・・」(山下貴司議員宛)等と記述しています。


安倍内閣はまるで“カルト内閣”

カット4  2019年9月に第4次安倍改造内閣が発足(写真)しましたが、霊感商法問題で知られるカルト宗教団体「統一協会」(現・世界平和統一家庭連合)がらみの大臣と党4役が12人もいることがわかりました(当時)。
 安倍晋三首相自身、官房長官時代に統一協会の大規模イベントに祝電を送り、首相就任後も教団幹部を官邸に招待するなどしてきました。菅義偉官房長官、麻生太郎財務相、高市早苗総務相、加藤勝信厚労相、下村博文選対委員長も統一協会とのかかわりが深い人たちです。
 さらに、初入閣の13人の中で6人が統一協会系大臣です。萩生田光一文科相は、2014年に都内での統一協会系イベントで来賓として挨拶に立っています。17年に統一協会系団体がワシントンで開いた日米韓の国会議員会議やニューヨークで教団が開催した大規模フェスティバルに参加したのが武田良太国家公安委員長や竹本直一IT政策担当相、山本朋広防衛副大臣です。
 衛藤晟一1億総活躍担当相も、14年に統一協会系団体で講演。議員会館使用の便宜も図りました。田中和徳復興相は16年に川崎駅構内での街頭演説の際、自分の名刺とともに統一協会の機関紙「世界日報」を配布しました。菅原一秀経産相(後に辞任)は、自身が代表を務める自民党支部が17年に統一協会系の世界平和女性連合に会費を支払っています。
 統一協会は16年に世界平和国会議員連合(IAPP)を設立し、世界各国で大会を開き、現地の国会議員を巻き込んでいます。同年の日本での大会には、統一協会幹部らや自民党を中心とした国会議員63人が出席。そこに竹本大臣や御法川信英国交副大臣もいます。
 しかもIAPPの目的は「統一協会の日本の国教化」だといいます。教団は内部資料で、IAPPを『真の父母様(文鮮明夫妻)の主権によって国家を動かす』ための戦略としている。教団ではこれを“国家復帰”と呼び、日本を含めて21か国での実現を目指しています。
 知ってか知らずか統一協会国教化計画に加担している議員が、内閣に加わったということです。武田大臣と山本副大臣は17年2月、韓国で開かれたIAPPの総会で韓鶴子から直接、国家復帰指令を受けました。18年10月、東京での国際勝共連合(統一協会の政治組織)50周年大会にも出席しています。
 韓国との対立を深める安倍政権ですが、韓国のカルト宗教とはズブズブ。まさに「カルト内閣」です。
(日刊ゲンダイDIGITAL 2019/9/19から)


3月7日、出エジプト会の例会で
太刀掛俊之教授が講演

カット5  当会とともにカルト問題にとりくんでいる出エジプト会(高山正治代表)が、きたる3月7日(土)午後2時から、倉敷めぐみキリスト教会(倉敷市茶屋町1586−1、рO86−476−0264)で例会をひらきます。この例会では、大阪大学で学生からのカルト相談などにとりくんでいる太刀掛俊之教授の講演があります。太刀掛さんは、以前は岡山大学でもカルト相談にとりくんでいた方です。

※例会の日程を「3月6日」から「3月7日」に修正しました。(2/20)

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