カルト被害を考える会 会報 2011年12月・第66号
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<もくじ>
・2011年度総会開催、来年は岡山で弁連集会
・北海道大学・櫻井教授が記念講演「外来宗教とカルト問題」
・情報・コメントの掲示板から

2011年度総会開催、来年は岡山で弁連集会

開会挨拶をする高山幹事  カルト被害を考える会は11月5日午後、倉敷市茶屋町の倉敷めぐみキリスト教会で2011年度総会を開きました。
 議事は、柚木ますみ幹事の司会ですすめられ、高山正治幹事(牧師)から開会あいさつがありました(河田代表はやむを得ない事情で欠席)。
 つづいて、葛原健志幹事・事務局長から議案提案が、赤澤治監査から監査報告があり、討議しました。そして、満場の拍手で議案が承認され、新役員が選ばれました。

カルト被害を考える会2011年度総会決定

1、カルト被害の現状
 閉そく感も漂う日本社会の中で、詐欺的な勧誘・教化で人生などを奪うカルトの被害は、全国各地で発生し続けています。
 統一協会は、一部の政治家に取りいって、その影響力も利用して、不当・違法な行為に対する社会的な規制や摘発を逃れてきましたが、1999年9月の岡山「青春を返せ裁判」の高裁勝利判決以降、全国で被害者側の勝訴がつづき、統一協会の活動の違法性が浮き彫りになってきました。2007年末から、販社等が行なっていた霊感商法が全国で10件以上、特定商取引法違反(威迫、困惑)などとして統一協会員である社員らが逮捕され、東京では懲役刑判決を受け、その他でも罰金刑となっています。霊感商法が若干やりにくくなる中で、狭い範囲の信者に多額の献金を迫るようになっています。教祖一家の内紛もあり、統一教会は「拉致監禁」キャンペーンで内部固めをしています。
 大学においては、カルト側が入学試験や合格発表の時期にも勧誘活動を活発化させ、被害がつづいています。これに対し、一部大学の学生支援部門では、カルト問題を健康と安全、教育の問題と位置づけ、大学間で連携もとりながら、カルト対策が講じられています。
 高校においては、カルト二世が他の生徒を勧誘する可能性があります。
 増加傾向のカルト被害に対し、それをなくすことをめざす私たちの活動は重要です。
 岡山では、統一協会岡山教会が北区西古松から南区藤田に移転し、東岡山教会(中区八幡148-2、看板は「Promised Land 高島」)が独立して活動しています。
 また、正体を隠した活動も続けており、2月にマービーふれあいセンター(倉敷市真備町)で表向きは「APTF講演会」として「天運相続新しい出発特別恩赦修練会」を開き、4月にはコンベックス岡山(岡山市北区大内田)でリュベンス宝飾展示会を開いています。

2、2010年度の活動のまとめ
 2010年度は、次の活動を行ないました。
@ ホームページを運営し、カルト問題の情報を提供するとともに、掲示板に書かれた相談などに他の閲覧者とともにアドバイスなどを行なってきました。閲覧件数は以前より減っていますが、年約3万件あり、計71万件(約14年間で)ありました。
 これは、市民や被害者の取り組みでカルト問題を扱うサイトが増え、それらからも多くの情報が得られるようになっていることが影響していると考えられます。
(この行を削除しました 2015.12.27 管理人)
A 講演会は、昨年11月に村上密牧師による「関係修復の対話法」を開き、今年5月には結成20周年を記念して山口広弁護士による講演会「統一協会の現状と対策」を開いて学習しました。
B 統一協会が倉敷市真備町のマービーふれあいセンターで、「APTF講演会」と詐称して「天運相続新しい出発特別恩赦修練会」を開きました。全国弁連が倉敷市と倉敷市文化振興財団に申入書を送って問題点を指摘しましたが、「適正に処理されている」などという回答でした。全国弁連と本会は、同財団と面談して、市民に被害を与える活動に協力しないよう強く申入れ、財団側は今後「慎重に判断します」と述べました。
C 会報は、第62号から第65号までの4回発行し、総会や講演会、弁連集会、申入れ活動などを掲載しました。20周年記念の山口講演を載せた第64号は、全国弁連から注文があり、680部を増刷して送りました。
D 救出相談などについては、出エジプト会に紹介しています。
E 幹事会は、今年度に4回ひらき、Eメール等でも意見交換しながら会の運営にあたりました。
F 会員数は、1人増5人減で、現在80(内団体2)です。
G 財政活動については、総会当日に報告します。

3、2011年度の活動方針
@ ホームページを運営し、カルト問題の情報を提供するとともに、その中で掲示板を運営しながら相談者に対して他の閲覧者とともにアドバイスします。
A カルトの詐欺的な勧誘や集金などを防ぐため、カルト問題の講演会をひらき、全国弁連集会などに参加して、カルトの実態を学習し広めます。
  全国弁連の第55回全国集会が来年3月9日午後、岡山市内で開かれます。この機会に、多くの会員がカルト問題を学習し、被害を防ぐ活動を広がるよう努めます。
B 会報を発行し、カルトの実態や会員の意見などを交流します。
C 救出などの相談者に対しては、出エジプト会に紹介するなどして支援します。
D 会員を各地に増やして活動を広げるとともに、会費やカンパの収入を増やします。

4、決算報告と監査報告
(省略)

5、新役員
 次の7人が2011年度役員に選ばれました(全員再任)。
・代表…河田英正
・幹事…葛原健志、近藤幸夫、高山正治、柚木薫、柚木ますみ
・監査…赤澤治


北海道大学・櫻井義秀教授が記念講演

「外来宗教とカルト問題」

講演する櫻井義秀さん(1)  出エジプト会総会を挟んで、両団体の共催による記念講演会が開かれ、北海道大学の櫻井義秀教授が「外来宗教とカルト問題」というテーマで話しました。講演の要約は次のとおりです。

韓国の統一教会員
 みなさんこんにちは。ただ今ご紹介いただきました北海道大学の櫻井と申します。
 本題に入る前に、韓国に嫁いでいる女性信者のことにひとこと触れておきます。
 『統一教会』という本をいっしょに書いた中西さんは、韓国に嫁いでいる日本人女性信者(7〜8,000人)の一部の人(30数名)を2003年から2007年にかけてインタビュー調査しました。
 韓国の農村部には非常に多くの女性信者が嫁いでいて、その相手は統一教会員ということにはなっていますが、実は、韓国の農村では、農地の少ない人や小作人、零細業者には嫁がなかなか来ないんです。ところが、統一教会の信者になれば合同結婚に参加できるということで、統一教会は、そういう人のお母さんを誘い、お母さんは息子を統一教会に入れて、息子は配偶者が決まるまでは通ってそれで終わりです。
 ソウルに嫁いでいる女性の中には、配偶者が教会の幹部だったり、教会系列の会社で働いていると、心は離れていても、形は現役信者という人がいます。子どもが韓国人として成長しているため日本に帰れない人もいます。形式的な信者はかなり多いと思います。そういう人は、統一協会がどういう団体かについて、よくわかっていると思います。
 韓国の統一教会は、普通のキリスト教会に近いんです。教会員は、家族にメリットがあるから信仰するのであって、家庭を壊してまで献金したり、どんどん勧誘したりはしません。日本人女性信者は、日本とのギャップを感じていると思います。

日本の外来宗教の定着
 日本の外来宗教は、仏教・儒教・道教、キリスト教、イスラームなどです。
 日本固有の宗教とは、明治以降に神道と名付けられたもので、元来はさまざまなものを拝む風習的なもの、先祖を祭るというものです。外来宗教で、この先祖を祭ることを取り入れた宗教は根付き土着化します。その典型的なものが仏教です。
 インドで生まれた元々の仏教は、先祖をまつることはありません。お坊さんは、出家者と言われるように、家族、俗世を捨てるんですね。この世よりも来世が大事で、自分の魂は何度も生まれ変わりながら精神的な高みに昇り、六道輪廻から解脱することを目指します。その仏教は、中国に入って朝鮮を経由して日本に入って、自己の宗教から先祖を祀る家族の宗教ということで定着しました。
 よそへ入っていく中で、うまく社会に適応する宗教と、適応できない宗教があります。
 日本の仏教は、長い時間をかけて日本独特の仏教になってきました。これは、タイの上座(小乗)仏教からみると、日本の仏教はほとんど新宗教になってしまいます。タイで僧侶というのは227の戒律を守るものですが、日本では戒がほとんどないに等しい。それでも、仏教の1つの形です。仏陀の教えが何なのかを考えているわけですから。
 このように、宗教はいろんなところで生まれて、移るにつれて形を変えていくけれど、その形が変わったものもまた宗教なんです。
 ただし、カルトというのは、変わり方が一般的な宗教とは違います。

宗教市場と布教戦略
 ある宗教が社会に生まれ、多くの人が信仰するようになる。これは、その宗教が社会に必要とされているからだとも言えます。しかし、宗教的なニーズは、自然に発生することもあるが、宗教の側で作ることもできるんです。
 若い人はスマートフォンを持つようになっていますが、それはスマホを持たないと遅れるという社会的な風潮の中でニーズが作られているところもあるんですね。  これと同じように、宗教的に求めるものがないにもかかわらず、いろんな誘い方の中で宗教に入った動機が作られることもあるんですね。教勢をすごく拡大している宗教は、このニーズを創り出すことに長けているんです。どこまでだったらニーズを人為的に作り出して良いのか悪いのか、コマーシャルもどこまでやって良いのか悪いのかということが、いわゆる普通の宗教とカルトを分かつ分岐点になるのです。
 宗教団体の中には、困っている人に寄り添っていく宗教がある一方で、なるべく早く教勢を拡大するために、社会の権力者や要人とアクセスを持ちながら、上から下に入っていくというタイプの宗教もあります。どこまでそれをやっていいのか、まさに宗教的な価値観によるわけです。

韓国系キリスト教の海外宣教
 日本で活動する韓国系キリスト教会は、1980年代から90年代にかけて勢力を拡大しています。韓国では3分の1がクリスチャンですが、日本では1%前後です。どうしてこの差が生まれたのかは大いに議論されているところですが、私なりの大胆な解釈を申します。韓国のキリスト教は、日本でいう新宗教に近い面があります。教義の内容がそうだというのではなく、布教の仕方が新宗教に近いやり方なのです。信者が未信者を積極的に布教します。日本では牧師が宣教するのに対して、韓国では集まった人を伝道者に変えて宣教して、信徒が新しい人を連れてくるのです。これは、日本の新宗教のやり方に似ています。
 また、太平洋戦争が終わってから、韓国の信者数が激増していきますが、日本が朝鮮半島を占領した時代、韓国のクリスチャンが抵抗勢力の核になったためキリスト教が社会的な信頼を得たためです。そして、アメリカ軍が朝鮮戦争において共産軍から韓国を開放したので、アメリカから入って来た宣教団体にも信頼があつかったんです。
 ところで、80年代末ごろには、韓国内でクリスチャンになるような人はほとんどなってしまいました。宗教市場の飽和ですが、牧師は過剰に養成されたままです。増えた牧師は海外に宣教師として出ていくことになります。こうして現在、韓国の海外宣教師の数はアメリカに次いで世界第2位なんですね。日本に福音を伝えたいと、多くの宣教師が日本に来ています。
 日本に新しく作られた韓国系教会は、多いときには年間で30くらい増えています。それらの教会がいろんな宣教の仕方をするんですが、その中に、これはどうなのかという布教の仕方をするものがいくつかあります。
 日本で活動している韓国の宣教団の中では日本フルゴスペル教団の勢力が大きいのですけれども、これはソウルにあるヨイド純福音教会の支部・関係教会です。ヨイド教会は1つの教会で、信者数が約70万人です。日曜礼拝が1日に6〜7回、4000人くらい入る会堂をほぼ満杯にして、熱気に包まれて行われます。
 ヨイド教会は、地域ごとに細かく区分けして、家庭教会をつくっています。信者の家庭で祈祷会を行い、信徒生活のスケジュールが組まれ、信者のフォローを熱心にしています。これは、日本のある新宗教の「座談会」と同じだと思います。この信者フォローの仕方によって、ニーズがなくともニーズを作り、信者を獲得することができます。
 ヨイド教会は1教会で信者70万人ですが、それ以外でも1教会で3万人とか4万人とかいう教会はいくつもあります。そういうところが宣教師を多数送り込んでいるんですね。向こうのやり方で信徒を獲得することになると、多くの教会が設立できるし、多くの信者が集まりますね。そこには、いろんな問題も発生しています。
 ヨハン東京キリスト教会は、1988年に淀橋教会の韓国人留学生部会から始まったものですが、これが大きく成長しています。それは、リーダーが優秀だというだけではありません。宣教対象を留学生に絞る戦略が功を奏しています。来日したばかりで不安を抱えている留学生を受け入れ、新聞配達などの仕事もあっせんしてくれるんです。朝の仕事を終え、教会に行けば昼飯も出してくれます。こうした留学生らで筍(スン)という5〜6人のグループを作り筍長がメンバーのいろんな面倒をみる仕組みを作っていきます。筍長は、新しく来た留学生を訪ね、仕事もあるよ、ご飯も食べられるよと言ってメンバーを拡げ、新しいメンバーには信者を獲得することが神の喜びだとか、あなたの信仰を実証するんだとかいって布教するメンバーに育て上げます。年々、教会は成長するわけです。

欧米の宣教団体
 欧米から入っている宣教団体がいっぱいあります。しかし、韓国系教会ほど布教力はありません。
 クルセードやセミナー型というのがあり、超有名人や準有名人を呼んで、大きな伝道集会をひらきます。昔からやられていていますが、効率はいかがでしょうか。
 それから、いろんな伝道型があり、その1つにアメリカで形成された Japan Campus Crusade for Christ という宣教団体があります。これは、世界各国で学生を対象に宣教を行っていて、日本では活発に宣教活動をやっています。学生を対象に宣教をする理由は、学生は伝道しやすく、いったん信者になれば時間があるから熱心に活動してくれ、また、留学ビザで海外に出て伝道しやすいからです。特に、イスラーム圏での宣教は、牧師としては入りにくいのですが、学生ビザなら入りやすいこともあります。これでは、学生のことを想うのではなく、学生を使って何かをしようとしていると考えられるわけです。このように、宣教を熱心にやるあまり、効率性や結果だけを求める団体も出てくる可能性があります。

カルトの問題
 宗教団体が自分たちの信じるところに従って活動したり、自分の教えを広めたいと希望することは問題ありません。しかし、社会の常識や決まり事とどの点で齟齬をきたしているかを見ることです。日本に入って活動する外来宗教はたくさんありますが、実際にどのような問題を起こしているのか、そこを見極めていくことが大事です。

カルト化する教会
 「カルト化する教会」という観点が重要だと思います。それを指摘したパスカル・ズィヴィさんやウィリアム・ウッドさんは、救出相談に訪れる人の中には、伝統的な教会から来ている人もいることに気付きました。
 教勢を拡大する優良教会とカルト化する教会は、微妙なところで重なっています。優良教会が行き過ぎて、教会の成長を自己目的化して手段を選ばない伝道になったり、信仰を内心のあり方ではなく、外形的な信者獲得数といった実績で競わせるようになったり、班長が信者のスケジュールを管理して兵隊化したり、世界を善悪二元論で単純化して分かりやすく説明したり、信者の罪意識を強調して逆らえないようにしたり、個人の行為よりも霊界の働きを優先させたりすると、カルト化する可能性があります。
 宗教団体にとってこれらのことは、教勢拡大の誘惑でもあり、カルト化のわなでもあります。そして、カルト団体の指導者はこのことを分かってやっています。
 統一教会の信者が合同結婚で韓国に行くと、統一教会の実態がよくわかります。組織が見えてくるのです。もっと早くわかればよかったのにということですが、なるべくベターな決断をすることで、身ぐるみはがれることがなければと思います。

大学の教育 カルト問題から
 私は大学で働いているので、学生の教育に対して責任を持たなければいけない立場です。学内のカルトによる勧誘は見過ごせません。社会においても誰かがこういう団体をしっかり見て警告を発しないと、どんどんカルト化するんですね。そうさせないということが宗教人にとっても大事だと思います。
 今朝の読売新聞にこんな広告がありました。『稼ぐ人はなぜ長い財布を使うのか?』という本です。「23万部を突破した」と書いています。ここに読者の声と称して、「二つ折財布を使ってましたが、今回長財布を思い切って購入してへそくりの10万円を入れました」(51才、男性、会社員)とかですね、「とても素晴らしかったです。私はとても早い段階でこの本に出会えて本当に幸せだと思います。お金持ちで幸せな人生をつかんでみます」(22才、女性、会社員)とかですね、「想像以上の良書でした。こういうアンケートを出すのが初めてなくらい。バイブルとして何回も読もうと思います」、これがバイブルになっちゃうんですね。
 ただ聴くだけで英語がペラペラしゃべれるようになる本とか、こういう広告ってのは新聞に結構出てますよね。ネットの世界にもあります。ビジネス雑誌の中にも、カネを預けておけば1年間で2倍になる、だから投資しなさいとか、いろいろあると思うんですね。
こういうものに対して、そんなに甘くないとか、実はこういう仕組みで人を誘おうとしている団体があるとか、誘う方法というのがあるんだってことを若い人達にあらかじめ知らせておくことが必要じゃないかという気がしています。
 最近の学生は世の中の怖さを知りません。これまで大切に育てられてきたから大学に入ってからも大切に育てられるだろうと、世の中に出ても大切に扱われるに違いないと思っているし、私は今まで幸せだったから不幸になるわけがないんだっていう、ある種の思い込みをもっている人が多いのです。ところが、大学はマスプロの教育だし、子供扱いしませんから(実はしないと学生や保護者が不満を述べるので子供のように扱い、大人になることを妨げている可能性があります)、大学の雰囲気に違和感を持つものもいます。
 そういう時に、手厚く面倒を見てくれる団体が続々出てきます。往々にしてそれは摂理であったり、カープ(統一教会)であったり、近年ではアーレフですね、いろんな団体がそうやる。人生観・社会観を分かりやすく丁寧に教えてくれ、答えを与えてくれる。こうやれば人生が好転するということの安直さを早い段階で“おかしい”と思わない人はずるずる入っていきます。ここのところを教育のレベルで変えていかないと、大学のカルト対策はモグラたたきに近いです。いくら叩いても限りがないんですね。
 学生は面倒を見てくれる人を探していて、たまたまカルトに入っただけです。しかし、カルトは私のことを大学の先生以上に面倒見てくれるから、この人たちはいい人だと単純に考えてしまいます。このいかがわしさを疑う力が大事じゃないかと思います。それは若い人に限らず、老若男女を問わず幅広い世代に対し、いかがわしいメッセージが続々と届けられている現代社会のあり方を考え直さないといけないのではないでしょうか。カルト側は、こういうコマーシャルに乗る人たちを手玉に取ります。
 そういう意味で、特定団体の問題性には対応していかなきゃいけないんですけれども、宗教団体がカルト化する問題と同時に、現代の非合理的なもの、安易なやり方を信じてしまう風潮に対しても、カルトの予防、啓発という点では注意して行かなきゃいけないんじゃないかと思います。 どうもご清聴ありがとうございました。


情報・コメントの掲示板から
 ホームページの掲示板のカキコミを抜粋します。

NO.8270 2011年8月14日日曜日 22:13 あいう
 妻は60歳前半、統一教会の信者です。過去に説得に失敗して、現在は活動内容、妻の信仰の中身を探るべく、わざとしらぬふりをしています。 
 妻はテレビ報道で、殺人、交通事故死のニュースを観ると、必ずと言ってよいほど「あーあ」と声をだします。統一ではこのように人生途中で不幸にも亡くなった方をどのようになる、霊界でどの様な位置に行くのかと教えられているのでしょうか。
 また、妻は月に2,3日、「今日はあんせい日」だから・・と言う言葉を電話で耳にしましたが、この「あんせい日」とはどの様なものなのでしょうか。

NO.8271 2011年8月22日月曜日 8:43 まるまる
 こんにちは 元信者です
 久々きましたので、日にちがたってますがあいうさんの質問にわかる範囲で書きますね。
 「あんせい日」というのは、聞いた事がないのでここ数年にできたものかもしれません。
 統一教会に勧誘された人(学生でない場合)は、勧誘されるときだいたい家系図を書かされるのですが、例えば先祖にがんで死んだ人がいたりすると「色情因縁」があるといわれます。短命が続くと、・・そういう家系ですね、婿取りが続くと、・・男子が立たない家系ですねなんていわれてます。
 集中的な学習で、先祖は地獄で苦しんでいると思わされます。だから、現在の自分の状況にいろいろあれば、先祖の因縁が影響していると考えます。
 罪を穴と考えると、現世の人間は穴埋めをしなければならないのです。神様につながってその穴埋めをすることをトウゲンという言葉で教わります。病気や事故にあったりすることは、いわば、その穴埋めをそういうマイナスな形ですることととらえているのです。
 統一教会信者は救世主(メシア)とつながっていると信じているので、統一教会の指示に従って「献金」したり「伝道」したりすることで、徳積みして穴を埋めていると信じているのです。
 「あーあ」という言葉の裏には、「あのひともオトウサマとつながってさえいれば、こんなことにならなかったのに・・」という気持ちが表れているのだと思います。
 先祖が地獄で苦しんでいるから、自分が頑張って助ける。子孫に影響を及ぼさない為に自分が犠牲になって頑張っている。そういう世界で生きているのです
 ちなみに統一協会の信者はうそをついてでも、お金を献金しますので、お金の管理はきちんとしてくださいね
 「過去に説得」といわれましたが、きちんとしかるべき相談機関とつながって勉強したのでしょうか。個人的に、自分の思いで説得しても、今後もまず無理だと思います。
 適切な相談機関とつながることをおすすめします。

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