カルト被害を考える会 会報 2009年9月・第57号
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<もくじ>
講演会開催「脱会後〜アフター・ケア」―1〜2
2009年度総会・講演会のご案内―――2〜3
2009年度総会議案―――――――――3〜4

講演会「脱会後〜アフター・ケア」ひらく

パスカル・ズィヴィ  9月5日、出エジプト会とカルト被害を考える会は、札幌からパスカル・ズィヴィ講師を招いて「脱会後〜アフター・ケア」と題する講演会をひらきました。
 パスカルさんは、自身の救出カウンセリング経験にもとづいて、次のように話しました。

○ 恥ずかしいことではありません
  人生の中でたまたまカルトに出会っただけです。これをいい人間関係を作るチャンスだと考え、家族の問題点にも向きあいましょう。家族がそれぞれの役割を考え、みんながいっしょに支えあいましょう。
○ 忍耐が必要です
  脱会者は、マインドコントロールについて学びましょう。家族は、脱会前に学んでおきましょう。同じ立場の人たちが思いや経験を話し合う場も必要です。
  壊された心は、完全には元に戻りません。でも、人はそれぞれが唯一の存在です。心の回復には長い期間が必要です。揺れ戻しもあります。大丈夫、ゆっくりと感情の苦しみを乗り越えていきましょう。ストレスもたまるので、それを解消するための時間もとりましょう。
○ 自分を信じましょう
  あなたには、この問題から逃げずに脱会した強さがあります。解決できると信じましょう。安心して相談できる人を信じましょう。
○ 精神的な虐待をおこなったカルトに怒りをもちましょう
  あなたの心を傷つけたのは、兄弟姉妹ではなく、カルトが行なう破壊的なシステムです。もう一度自分の人生を取り戻す!と決心しましょう。


2009年度総会および記念講演会のご案内

 カルト被害を考える会は、下記のとおり2009年度総会および記念講演会をひらきます。同封のハガキで出欠をお知らせください。
 今回の記念講演は、岡山大学で学生支援センター長の立場からカルト対策にとりくまれている松岡洋一さんです。大学で進みつつあるカルト対策の状況をお聞きください。(現役信者は参加できません)

日程…10月24日(土)14:00〜17:00
会場…岡山国際交流センター5階 会議室1

  (岡山市奉還町2−2−1 TEL.086-256-2905)
プログラム
 総 会 …14:00〜14:30

  議案:別記
 記念講演…15:00〜16:30
  講師:松岡洋一さん(岡山大学教授・学生支援センター長)
  演題:岡山大学におけるカルト対策について
  参加:無料(定員55人)

 ※会場は、JR岡山駅から北西に徒歩3分のところにあります。できるだけ公共交通機関をご利用ください。案内図は、前号(第56号)7頁に掲載しています。
 ※終了後に自由参加で実費負担の懇親会を予定しています。


カルト被害を考える会2009年度総会議案

1、カルト被害の現状
 詐欺的な勧誘・教化で人生などを奪うカルトの被害は、全国各地で発生し続けています。それは、この不安定な社会の中で国民の意識も不安定になっていることとともに、この不当なカルトの活動に対し、注意喚起や批判、規制や排除をすべき行政やマスコミなどの社会のはたらきが不十分なためです。
 統一協会は、与党を中心とする政治家と癒着し、その影響力も利用して、不当・違法な行為に対する社会的な規制や摘発を逃れてきましたが、1999年9月の岡山「青春を返せ裁判」の高裁勝利判決以降、全国で被害者側の勝訴がつづき、統一協会の活動の違法性が浮き彫りになってきました。昨年から、長野、大阪、新潟、福岡、東京などで販社等が行なっていた霊感商法が特定商取引法違反(威迫、困惑)などとして統一協会員である社員らが逮捕され、東京以外では略式命令で罰金を支払っています。東京では、教区本部も家宅捜索され、本裁判になっています。
 鳥取では、4月に霊感商法の被害者が損害賠償などを求めて提訴しました(鳥取地裁米子支部)。この裁判では、統一協会の暴走を放置した国にも責任があるとして、全国で初めて、国(文部科学省)にも損害賠償を請求しています。
 大学においては、カルト側が入学試験や合格発表の時期にも勧誘活動を活発化させ、被害が増えています。これに対し、一部大学の学生支援部門では、カルト問題を健康と安全、教育の問題と位置づけ、大学間で連携もとりながら、カルト対策が講じられ始めました。
 増加傾向のカルト被害に対し、それをなくすことをめざす私たちの活動はますます重要になっています。

2、2008年度の活動のまとめ
 2008年度は、次の活動を行ないました。
@ ホームページを運営し、カルト問題の情報を一般に提供するとともに、掲示板に書かれた相談などに他の閲覧者とともにアドバイスなどを行なってきました。2008年中のホームページ閲覧者は約59200人(前年比−8600人)で、閲覧者の累計は62万人(約12年間で)を超えました。
A 講演会は、昨年11月の「キャンパスにおけるカルトの実態と教育的対策−大阪大学における取り組み−」(講師:大和谷厚さん)、今年8月の「脱会後〜アフター・ケア」(講師:パスカル・ズィヴィさん。出エジプト会と共催)の2回行ないました。
B 会報の発行は、第56号(今年8月)と第57号(同9月)の2回でした。
C 相談などについては、出エジプト会に紹介しています。
D 幹事会は、前総会から半年間、十分な活動ができませんでした。これは、幹事会の運営に責任を持つ人(事務局長)を決めていなかったことで、忙しさなどに流されてしまったためであり、改善しなくてはなりません。
E 会員数および財政活動については、総会当日に報告します。

3、2009年度の活動方針
@ ホームページを運営し、カルト問題の情報を提供するとともに、その中で掲示板を運営しながら相談者に対して他の閲覧者とともにアドバイスします。
A カルトの詐欺的な勧誘、集金などを防ぐため、カルト問題の講演会をひらき、全国弁連集会などに参加して、カルトの実態を学習し広めます。
B 会報を発行し、カルトの実態や会員の意見などを交流します。
C 救出などの相談者に対しては、出エジプト会に紹介するなどして支援します。
D 幹事会に運営責任者(事務局長等)を置いて、持続的な活動を行ないます。
E 会員を各地に増やして活動を広げるとともに、会費やカンパの収入を増やします。

パスカル・ズィヴィ 4、決算報告と予算案(総会当日に報告します)

5、新役員選出

※この総会議案を総会当日にご持参下さい。
※出欠を同封のハガキでご連絡ください。
※周りの方にカルト被害を考える会への入会を お誘いください。

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