カルト被害を考える会 会報 2008年10月・第55号
発行=カルト被害を考える会 TEL.086-231-2885 FAX.086-231-2886
〒700-0817岡山市弓之町2番15号3階 河田英正法律事務所気付
Eメール=my@i.email.ne.jp HP=http://www.asahi-net.or.jp/~am6k-kzhr/
<もくじ>
2008年度総会及び講演会のご案内
全国霊感商法被害弁連東京集会報告
千葉大学のカルト対策ビラ
カルト被害を考える会ホームページから
会費納入のお願い

2008年度総会および講演会のご案内

 カルト被害を考える会2008年度総会および講演会を次の通り予定しています。今年度の総会・講演会は、ゲストに大和谷厚先生(大阪大学大学院教授・大阪大学学長補佐)をお迎えして、大学におけるカルト予防の取り組みについてご講演いただきます。お誘い合わせの上、是非ご参加下さい。(現役信者は参加出来ません。)

<総会および講演会>

日 時  2008年11月22日(土)14時〜17時
場 所  倉敷めぐみキリスト教会
      所在地:〒710―1101 岡山県倉敷市茶屋町1586−1
      TEL:086―476−0264
      JR瀬戸大橋線茶屋町駅から徒歩8分程度

     <会場案内> (地図省略)
       駐車場もありますが、台数によって駐車出来ない場合があります。
       その場合は茶屋町駅周辺のパーキングをご利用下さい。

プログラム
T部  14:00〜14:40 総会
  総会議題・・・2008年度活動報告・決算報告、
         及び2009年度活動方針、予算、新役員
U部  15:00〜17:00 講演会
   (1)「カルト問題について」15:00〜15:30
     講師 高山正治 牧師 (倉敷めぐみキリスト教会)
   (2)「大学におけるカルトの現状と対策」15:30〜17:00
     −大学におけるカルト予防の取り組みなど−
     講師 大和谷厚 先生 (大阪大学大学院教授・大阪大学学長補佐)

※参加費  無料(尚、終了後に自由参加で実費負担の懇親会を予定しています。)


YOMIURI ONLINE から

夏休み前に異例の実施、カルト対策必修講義
―阪大生諸君!気をつけて―

 教祖による女性信者への性的暴行が問題となった韓国発祥のカルト集団「摂理」が、多くの大学生を信者にしてきたことを教訓に、大阪大が勧誘の標的になりやすい1年生を対象に必修の特別講義を行っている。約2700人全員に受講を義務づけるカルト対策の講義は全国でも例がない。大学は「カルトに精神をむしばまれ、貴重な青春を失わないで」と訴えている。

 阪大は摂理が勧誘に力を入れた大学の一つで、今も複数の信者がおり、霊感商法で知られる団体なども勧誘活動を続けているという。約5年前からカルトに関する保護者の相談が寄せられ、毎年の新入生オリエンテーションで注意喚起している。

 特別講義は昨秋に初めて行い、今年は夏休みの「旅行」「合宿」と称して勧誘が行われる時期に開講。今月初めから来月中旬に学部・クラス別に計11回開講、講義の最後にリポートを提出させ、出席を確認。欠席の学生にはカルト問題の図書の感想文を提出させる。

 今月中旬、大阪府豊中市の豊中キャンパスで行われた講義では、学生生活委員長の大和谷厚(やまとだにあつし)・医学部教授が「自分の生き方を真剣に考えるまじめな学生ほど引き込まれやすい」と注意を呼びかけ、<要注意>サークルの特徴として▽団体の名前がないか、名前をしばしば変える▽参加者によって活動内容を変える▽飲酒・喫煙・恋愛を禁止する――などを挙げた。

 大学が把握している偽装サークルも例示し、大学の相談窓口を伝えた。

 受講した基礎工学部の男子学生は「4月に『授業の取り方を教える』と誘われ、大学近くのビルに行った。『命を考えるサークル』と言われ、断った」と話す。

 大和谷教授は「キャンパスでの宗教、政治活動は原則自由だが、集団の正体を隠して勧誘するのは詐欺行為だ。学生を守るため教育に取り組んでいきたい」としている。 

(2007年6月27日 読売新聞)


第48回 全国霊感商法対策弁連 東京集会

 東京で開かれる弁連集会には、いつも多くの方たちが参加されます。前回に引き続き、今回も午前中の集会は、全国霊感商法対策弁連(以下弁連)が大学当局に呼びかけをし、大学のカルト問題対策の担当者が大勢参加されました。「大学に於けるカルト問題」をテーマとし、弁護士1名と大学当局の担当者2名が報告をされました。

 前回の大阪集会よりも、今回の参加者が多いということは、このような集会は、弁連の呼びかけもさることながら、2〜3名の大学教授がカルト問題に関心を持ってくださり、問題提起をされたところから始まったと思っています。尚、この方たちは、大学の教授でありながら、「出エジプト会」や「カルト被害を考える会」に参加されて、私たちからも学ぼうとされる姿に頭が下がる思いをしていました。

 さて、弁連集会の午前の部は3者の発表がありました。

 第一は、渡辺博弁護士が「カルト宗教に対する大学の取り組みについて」、新聞報道により、問題視されるようになった「摂理」という団体以外にも危険な団体はあるということで、カープ・親鸞会・顕正会などについて話をされました。

 二番目の発表者は、学内に摂理の信者が多くいて、近くには摂理の幹部がいたと言われ千葉大学から、副学長の宮野教授が「千葉大学におけるカルトの対応」について話されました。

 三番目は、恵泉女学園の川島堅二教授で、ヨハン早稲田教会について報告されましたが、会場からは、ヨハンをカルトに入れるのはどうかと思う。という発言がありました。峯野先生が牧会される淀橋教会を借りて始めたヨハンは現在独立して大きな教会となり、各地に教会を開拓しているが、あまりにも激しい信徒教育と伝道時間の多さにヨハンはカルトではないかとの声もあるようです。

 第2部は午後1時〜6時迄の長丁場で多くの発表・講演がありました。

 始めに3名の元統一協会信者の体験報告がありましたが、特に3番目に話された婦人は、清平の先祖解怨式における霊体験が、どのくらい信者を縛り付けてしまう恐ろしいものかと言うことを話されました。この方は札幌裁判の原告で、郷路弁護士の指導のもとに陳述書を作成しておられるとのことです。

 休憩を挟んで後半の発表は、この日のメインで、国学院大学・井上順考教授の講演でした。講演題は、「カルト問題と宗教文化教育・意識調査をふまえて」というものですが、内容はスピリチァルについてです。

 地下鉄サリン事件から13年後の今日、テレビの世界では霊能者番組が氾濫しています。何の証明もできない霊能者の話を事実であるかのように受け入れてしまう愚かさ。これは若者に限ったことではなく、主婦たちにも多いのですが、特に若者は既成の宗教を信じないので、スピリチャルの流行を受け入れています。学生の意識調査では、「オーラの泉」を見るという人、江原啓之の言うことを信じるという人が多くいるのですね。学生の意識調査では、霊や透視のようなものを信じるかと言う問いに、多くの人が信じると答えています。この頃の傾向は、宗教は信じないが、スピリチァルなもの、霊や霊感を信じるという若者が多いとのことです。

 弁連集会ではその他の報告や、各地の弁護団の裁判報告などがありました。

 飛び入りで、ひとつ面白い報告がありました。それは「悪質手相勧誘撲滅委員会」と言うサイトの管理人、エイトさんと言う方の活動です。彼らは週末になると渋谷のような人の多く集まる駅前に行き、そこで手相を見て統一協会に引き込もうとしている者の邪魔をするのだそうです。彼は、ビデオセンターに乗り込んだこともあるというから勇気のある人です。

 今回の集会で、私自身一番学んだことは、元統一協会員が清平で体験した霊体験が統一教会のマインドコントロールの根本であり完結に近い見事な集金システムであるということ知ったことです。これは逆利用するなら救出カウンセリングに使えるということです。マインドコントロールのかけ方が解れば、解き方もわかるということですね。

 2日目の午前中の集会で郷路弁護士が統一協会の霊体験という恐怖信仰の刷り込みについて、裁判の陳述書から説明してくださいました。

 統一教会の集金システムのカギは何といっても霊界の恐怖、フォビアだということです。

 元信者と弁護士が共同で裁判の準備書面を作っていますが、その話を聞いて、なぜ日本の主婦が非常識な献金をしてしまうのかということが良くわかりました。統一協会の入口は広く、いろんなものが用意されているが、一旦入信してしまって教育を受けてしまうと出口の扉は閉ざされてしまうのです。私は20年以上もカルト問題に関わっていますが、今回やっと出口の扉をあける方法を見つけた気がします。出口を捜している方、出られない方、お力になりますのでお気軽に声を掛けてください。

 もうひとつ、大事なことは、出口の扉を開くことと共に入口の扉は開かないことです。入れないようにする。入りたいという興味を持たせないということです。そのひとつの方法、「オーラの泉」などのテレビは見ない。スピルチャル・カウンセラーと云うような人物の本は読まない。話を聞かないということです。面白半分にそんなものに関心を持つことが、霊感商法、カルトに関わりを持つことになってしまうということを周りの人たちに教えてあげるということです。

 そういう意味でテレビ局は大きな罪を犯していると思います。弁連を始めとして良識あるところからの申し入れがあるのですから、是非自粛して頂きたいと思います。

2008年9月24日 高山正治


千葉大学のカルト対策ビラ

千葉大学ではカルト問題の相談窓口などを設置している

千葉大のビラ「カルト勧誘に注意!!」

千葉大のビラ「カルト進入禁止」


カルト被害を考える会ホームページから<最近のニュース>

統一教会争う構え 2008.10.07 3社-12版 25頁 朝刊 (全263字)
 違法な勧誘で高額な献金をさせられたとして、新潟市西区の六十代の女性が、統一教会(東京)を相手取り、損害賠償など約一億二千九百八十九万円を求めた訴訟の第一回口頭弁論が六日、新潟地裁で開かれた。統一教会側は請求棄却を求める答弁書を提出、争う姿勢を示した。統一教会は答弁書で「任意の献金であって無理強いはしていない」などと反論した。訴状などによると、女性は一九九二年に統一教会に入会し、昨年脱会。入会している間、献金しなければ家族に害が及ぶなどと言われ、献金と物品購入、債務負担で計約一億八百九万円を統一教会に支払った。           

新潟日報社

無許可販売:高麗人参茶「がん治る」と虚偽 容疑の社長ら逮捕−−大阪

2008.09.26 大阪夕刊 11頁 社会面 写図有 (全865字)
 「がんが治る」と虚偽の説明をして、高麗人参(にんじん)茶を無許可販売したとして、大阪府警生活環境課と貝塚署などは26日、同府泉佐野市湊2の健康食品販売会社「ファミリーネットワーク」社長、今関光一(37)▽妻の同社元従業員、厳銀貞(36)▽同社元従業員、榎元満紀(48)=同府和泉市=の3容疑者を薬事法違反(医薬品の無許可販売)容疑で逮捕し、関係先の家宅捜索に入った。今関容疑者は「知りません」、厳容疑者は「がんが治るとは言っていない」と否認し、榎元容疑者も否認しているという。娘のがんを治したいと切望する女性らに販売しており、府警は、売上金の使途などを追及する。調べでは、3人は医薬品販売業の許可なしに昨年3月〜今年3月、府内の67〜73歳の男女3人に、「人参を飲めば、絶対にがんが治る。再発しない」などと医薬品のような効能があることを説明。高麗人参の濃縮茶15個(1個50〜300グラム入り)を、計約105万円で販売した疑い。同府岸和田市の集会場で「健康フェア」を開くなどして、参加者に売りつけていたという。府警は同社が04年春ごろから、無許可販売を繰り返していたとみている。
 高麗人参茶を購入して、がんで入院する30代後半の娘に飲ませていた大阪府内の女性(67)は、毎日新聞の取材に憤りを語った。(以下省略)
毎日新聞社


会費納入についてのお願い

会員のみなさまへ

 2008年度の会費を請求させて頂きます。年会費(1口 1,000円)は、同封の郵便振替の用紙で、または電信振替でお送り下さい。
 なお、送金料金および送り先は次のとおりです。

◇郵便振替は、ATMから送れば80円、郵便局窓口から送れば120円です。送り先は、「01320−3−68459 カルト被害を考える会」です。

◇電信振替は、ATMから送れば無料、郵便局窓口から送れば140円です(電信振替は、郵便貯金通帳から相手の郵便貯金通帳に送金する方法です)。送り先は、「15450−26230601 カルト被害を考える会」です。

※ 尚、既に今年度の会費を納入された方で、もし行き違いがありましたらお許し下さい。

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