カルト被害を考える会 会報 2006年10月・第51号
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2006年度総会および講演会のご案内

 次のとおり、カルト被害を考える会2006年度総会および講演会をひらきますので、お知り合い(現役食口を除く)もお誘いあわせてご参加ください。

(総会および講演会のご案内)
日時  10月21日(土)14時〜17時
場所  岡山国際交流センター 3階研修室
    (岡山市奉還町2−2−1 TEL082−256−2000)
     −JR岡山駅西口から歩いて5分です−
プログラム
 ・14時 開会あいさつ兼報告
   「最近の摂理報道について」 高山代表
 ・14時20分〜15時50分 講演会
   演題 「現代カルト事情!!」
   講師 瓜生 崇さん (日本脱カルト協会会員・元カルト教団幹部)
 ・16時〜17時  総会
   議題 2005年度活動報告、決算報告、2006年度の活動方針他
参加費  無料(なお、終了後に自由参加で実費負担の懇親会をひらきます)


「摂理」について

 2006年7月28日(金) 朝日新聞の朝刊第一面に、「摂理」の記事が大きく掲載された。  「教祖性的暴行繰り返す」韓国発祥カルト「摂理」・・・

 私のところにはその日のうちに多くの電話が掛かってきて、何社かの取材を受けた。朝日、読売、毎日には、脱会支援に係わった牧師として、庭瀬めぐみ教会高山正治の名前が載ったので、その記事を読んだ神奈川県に住む妹が心配して電話を掛けてきた。
 「あなた、何をしているの。大丈夫なの?」「ああ、大丈夫だから心配しなくても良いよ。」
 教会の人や知人からも、「新聞に載っていましたね。」と声を掛けられた。
 「摂理」の脱会支援に係わっているカウンセラーが少ないため、マスコミ関係の人たちは新聞に名前の載った私のところにも一斉にやってきたようである。朝日新聞の報道があってからの数日間というものは、恐ろしいほどの取材依頼があり、電話が鳴りっぱなし状態であった。週刊誌・テレビの取材、出演依頼については、思うところあって一切お断りさせて頂いた。数日間マスコミの取材依頼の電話を受けていると、何か自分が別人のようで、有名人であるかのような錯覚を起こしそうであった。
 今ではあの騒ぎも一段落し静かになったが、あれ以来救出カウンセラーのところには多くの相談が寄せられている。
 では、その「摂理」とは何か。限られた紙面のため多くを記すことは出来ないが、簡単な説明をしておきたいと思う。

 まず、「摂理」という言葉の意味であるが、摂理とは、「語源的には神の間断なき活動である。それによって神が自然界、精神界、道徳界のあらゆる事件を、ご自身の目的達成のために用いることを意味する。そしてこの目的は、神の創造における初めの計画に等しい。・・・」
 この様な意味のある摂理という言葉を、この組織は自分たちの団体名にしているのであるが、実は、この摂理という名称は最近信者間で使い始めたものであって、正式な団体名称ではないのである。
 この団体の名称は幾つもあって、何度も名称変更をしてきた。愛天教会、東西クリスチャン連合、国際クリスチャン連合(ICA)。では何が正式名称かというと、正式名称は、基督教福音宣教会と呼ばれているようである。
 一般によく知られている「JMS」「摂理」というのは信者同士で団体名を称するときに使われるのであり、1999年の韓国における信者暴行事件以後使われるようになった。
 この団体の問題点は多くあるが、その一つとして、団体の名称を勧誘する人に知らせないことである。組織名を隠しての伝道はカルト教団の特徴である。

 ここで「摂理」についての簡単な説明をしておく。
1、教祖
 鄭明析  1945年生まれ  韓国忠清南道・・・月明洞
 聖地   月明洞
 鄭明析は、元統一協会員である。
2、 開設
 1978年をキリスト教解放の年とし、その年の6月1日に御言の宣教を開始したという。
 JMS宣教会創設は1982年。日本の指導者は、丁賢芽と金美蘭である。
3、 日本宣教
 1985年頃、筑波大学大学院に入学したJMSの宣教師、丁賢芽・丁智湖の兄弟によって布教が始まった(現在、丁智湖は離れている)。
 現在日本には2000人近くの信者がいる。
4、 布教方法
 主に大学生をターゲットに、バレー・サッカー・演劇・コーラス・チア・モデルなどの活動に誘い、その後個別に聖書の学び(30講論)を始める。
5、 教義
 30講論・BSという教典があるが、日本語版は出版されていない。
 日本では、リーダーが講義したものをメンバーがノートにとる。
 30講論の目次は、(入門編)(中級編)(上級編・応用編)(核心編)の4つである。
 30講論は統一協会の教典「原理講論」に酷似しており、特に25番から30番の「創造論」「堕落論」「再臨論」はまさに原理講論そのものである。
 「堕落論」の解釈は、教理の核心部分であり、エデンの園の話しは、天使長と人間の姦淫の話しであるという。
 このような教理は、霊体交換派・神秘神霊主義教団(李龍道・白南柱・黄国柱・金聖道・朴泰善・・・)にすでにあったもので、文鮮明や鄭明析のオリジナルではない。
※ マインドコントロール
 情報
 行動
 思想
 感情
※ 結び
 CARPや摂理などの問題点は、実態を隠し、自分たちの組織名を隠して新会員を獲得することである。大学生たちは、ボランティアやサークル活動だと思って入会するが、いつの間にかカルトのマインドコントロールにはまってしまうのである。
 団体名や、活動内容、代表者・・などを隠した団体は偽物である。
2006年9月  高山正治


安倍官房長官(当時)らが協会に祝電

 統一協会の合同結婚を兼ねた「天宙平和連合祖国郷土還元日本大会」が5月後半、全国12か所で開かれましたが、この大会に安倍晋三官房長官(現総理大臣)や国会議員、知事などの政治家が祝電を送ったり出席していたことが明らかになりました。
 全国霊感商法対策弁護士連絡会は、6月から7月にかけ、判明した政治家53人に、統一協会との関係をただす公開質問状を送り、13人から回答(「打電も出席もしていない」、「統一協会だとは知らなかった」など様々)を得ましたが、安倍総理からはいまだに回答がないということです。


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