カルト被害を考える会 会報 2002年8月・第39号
  発行=カルト被害を考える会 TEL.086-231-2885 FAX.086-231-2886
  〒700-0816岡山市富田町2-7-8 石橋ビル3F 河田英正法律事務所気付
  E-メール=my@i.email.ne.jp HP=http://www.asahi-net.or.jp/~am6k-kzhr/

どちらも再出発しました

考える会代表 高山正治(牧師)

 暑さ厳しい日が続いていますが、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。大変遅くなりましたが「カルト被害を考える会」の会報第39号を発行することとなりました。大変遅くなりましたことをお詫びいたします。

 さて、ご存じのように、2001年2月9日 岡山青春を返せ裁判は最高裁の勝利判決を持って、長い裁判闘争に終わりを告げました。それに伴い、「青春を返せ裁判を支援する会」は昨年から名称を「カルト被害を考える会」と変更し、再出発をしました。
 2001年3月、私は牧師として15年間勤めた、日本聖約キリスト教団を定年退職しました。60歳を持って一区切りした牧師としての働きを、昨年から日本同盟基督教団に加入することによって、第二ラウンドを歩み始めました。どちらも新しい出発ですが、統一協会問題は終わっていません。現在も戦っていますし、これからも戦いは続くことでしょう。しかし、時は止まることなく流れています。統一協会は昔のままではありませんし、私たちの方も昔のままではありません。いろんな面で変化しています。
 今はインターネットの時代です。私は現在の教会で、教会員の協力を頂いて、ホームページを立ち上げました。「カルト被害を考える会」の方は、葛原さんの尽力で立派なホームページがあります。最近はホームページを見ての相談者が多いですね。相談を受ける宗教の種類も多種多様。いろんなカルトからの相談があります。掲示板にはいろんな書き込みがあります。二世の方による相談の書き込みも多いです。
 カルトは情報、行動、思想、感情をコントロールしますが、インターネットをみることによって、情報統制が出来なくなってきたことは私たちにとっては有利なことですが、一方不利なこともあります。インターネットには両方の側のサイトがあります。統一協会側のホームページを見ていると最近は霊界の話が多いですね。実にばかばかしいことが真面目に述べられていることに驚きあきれます。
 霊界からの四大聖人を初めとする、聖賢たちのメッセージというものです。霊界の修練所において交通事故で死んだ文氏の次男興進と、晩年は痴呆がひどかった鶴子の母の洪順愛、原理講論の著者である劉考元たちがイエス、釈迦、孔子、マホメット、ソクラテス、アウグスチヌスたちに原理講義をして聞かせるのだそうです。講義を聞いて感動した四大聖人たちは、地上のキリスト教徒や仏教徒たちにメッセージを送ってくるのだそうです。更に、神様や、サタン迄が文氏に手紙を書いて送って来るというものです。これらの現象は一時的なことでしょうか。どうも霊界の話は当の統一協会員たちもあまり本気にはしていないのではないかと思います。
 さらに、統一協会の資金源としては、霊感商法に代わるものとして「直系先祖七代解怨式」なるものを清平で行い、2010年迄に120代の先祖解怨式をするということです。直系七代は70万円かかり、夫婦が共に両方の両親を解怨しょうとするなら、280万円必要となるということです。この件に関しては9月6日の全国霊感商法被害対策弁連 岡山集会で話す予定であります。どうぞ、多くの方が参加くださるようご案内いたします。

 尚、追加記事としては、先日の7月10日さいたま市で開かれた文顕進講演の「平和のための奉仕世界ツアー2002」は、学生を中心に1万9000人を集めたということです。
 まだまだ衰えないというか、新しい指導者のもとでどのように変化していくのか、当分統一協会問題は終わりそうにもありません。私たちも頑張りますので皆様方には引続き「カルト被害を考える会」を御支援くださいますようよろしくお願いいたします。


私は統一教会の祝福二世です

 こんにちは。初めまして。私は統一教会の祝福二世です。カルト被害を考える会のホームページの掲示板で F というペンネームで書き込みしています。私が統一教会に産まれた時からずっといて、何を考えていたかを思い出しながら書いています。お暇がありましたら読んでみて下さい。
 さっそく二世の事、二世の問題について書きますが、はっきり言って、私達の洗脳はすごいです。なにせ産まれた時からだから、いいか悪いかなんて分かりません。私は21歳まで統一教会をカルトだなんて思っていませんでした。神に選ばれた、れっきとした神様の宗教だと思っていました。だから、カルトについての本を読んで、カルトの定義に統一教会が恐ろしいほどぴったりと当てはまっているのを見て、腰がぬけそうになりました。こういうのをきつねにつままれたって、言うんだろうな、って、感じました。何か信じられませんでした。何かすべてがはりぼてだったのかと思うと、はりぼての為に今までこんなに悩んでいたのかと思うと、腹立たしいし、犠牲になったいろんな事が思い出されて、何か、くやしいのか、ばかばかしいのか、分からない気分になりました。
 二世達は悩んでいます。私達は教会を出たいのかどうかも自分で分からないくらい洗脳されているのです。この前の「カルト被害〜」の掲示板にもカキコみたいに、自殺未遂するような子も出てくるだろうし、自殺もできずにぬけがらで生きる子も実はひそかに多いと思います。事実私がずっと、自殺も出来ずに、生きる事に何の目的も持てずに、教会を否定も出来ずに中ぶらりんの抜け殻で生きてきたから。だから、二世を助ける為のネットワークを作ってほしいです。夜逃げや本舗みたいな、地味なのでいいから。二世の方が、洗脳がたち悪いと思います。私が二世だったから分かります。
 とにかく、二世を助ける為のネットワークはこれから絶対必要になってくるので、反牧のみなさん、カルト被害を考える会のみなさん、二世の救出に目を向けて下さい。


HP訪問者やカキコの状況

考える会幹事 葛原健志

 「青春を返せ裁判」を支援する会(現、カルト被害を考える会)は、約5年前にインターネット上にホームページを開設し、裁判の状況や統一協会の実態などの情報を発信してきました。このホームページには、これまで約18万件の訪問がありました。
 その枝ページとして、統一協会に関する情報や意見を交換する掲示板、体験者が思いを綴る掲示板があります。これらの掲示板には、統一協会や青春裁判に対するさまざまな意見、体験談などが書き込まれ、また、路傍で「転換期ですよ」などと声をかけられた人やビデオセンターでマインドコントロールされかけた人、疑問を持ち始めた協会員などが質問を書き、経験者らがそれにアドバイスし、被害を未然に防いだり、脱会を手助けすることもあります。
 また、ホームページ訪問者が自らの立場を投票するページもあり、その結果でみる訪問者の割合(カッコ内は、最近の掲示板書き込み者の割合)は、現統一協会員が16%(8%)、現統一協会員の家族が14%(11%)、元統一協会員が13%(22%)、元ビデオセンターと関わった人が8%(3%)、現ビデオセンター等と関わっている人が6%(3%)、元統一協会員の家族が5%(3%)、その他の人が38%(50%)、となっています。訪問者数は、現協会員の方が元協会員より多く、書き込み者数は逆に、元協会員の方が現協会員より多い傾向があります。
 最近の書き込みの中では、合同結婚後に生まれた統一協会員二世が5%くらい登場しており、生まれたときから特殊な環境で育てられた人たちの問題が深刻であることが語られています。


第2回勉強会が開催されました

考える会幹事 須藤正巳

 去る7月17日、河田英正法律事務所会議室にて第2回勉強会が開催されました。二世の方、現役協会員の親の方を含めて8名の参加者でした。
・ 高山牧師より
  統一教会を中心としたカルトの現況についての報告
  「原研」、「摂理」からの救出は成果をあげているが、なんといっても早期発見が大事
・ 二世の方より
これから二世問題は一段と大きな問題となる。ぜひ、もっと目を向けて欲しい
・ 親の方より
  自らカウンセリングに取り組んで、子どもを救出したい
 などの話がなされました。
 事務局の専用電話についても、今後設置の方向での検討をしました。
 次回は、より多くの参加が得られるよう努力することを確認して解散。

<カルト被害を考える会「勉強会」のお知らせ>

 前回に引き続いて、カルトについての勉強会を開催します。
 会員、会員外を問いませんので、お誘いあわせの上、奮ってご参加ください。
講師:  高山正治牧師(岡山めぐみキリスト教会)
日時:  9月25日 6時30分〜8時ごろ
場所:  岡山めぐみキリスト教会
     岡山市東古松2−7  TEL 086−233−3666


マインドコントロール被害/社会復帰へ施設開所/長野

 マインドコントロール被害の後遺症などを癒やし、社会復帰を助ける滞在型リハビリテーション施設「いのちの家」がオープン、長野県小諸市で三日、開所式をおこないました。
 所長は、日本基督教団隠退牧師の川崎経子さん(72)。牧師時代、長年にわたり統一協会員などの立ち直りを援助してきました。マインドコントロール、集団を脱したあとの後遺症や家庭内暴力などさまざまな理由で傷ついたこころを整理したいと願う人たちを牧師館に泊め、生活をともにする中で、リハビリ施設の必要性を痛感。これに共鳴した学者、牧師、弁護士などが特定非営利活動法人(NPO)小諸いずみ会(理事長・浅見定雄東北学院大名誉教授)を設立、土地所有者らの協力を得て開設にこぎつけました。
 「いのちの家」は0267(26)6757
2002.08.04 しんぶん赤旗
TOP  会報・資料  ホームページ