2002年10月8日

 

財団法人岡山ふれあい公社

 理事長 萩原誠司 様

岡山市

 市長 萩原誠司 様

 

カルト被害を考える会

代表 高山正治

事務局:岡山市富田町2-7-8-3F

河田英正法律事務所内

電話086-231-2885

 

公開質問状

 

 私たち「カルト被害を考える会」は、1990年に「『青春を返せ裁判』を支援する会」として結成しました。統一協会(宗教法人世界基督教統一神霊協会、現会長:小山田秀生)による人権侵害等の被害を受けた岡山市民のAさんが統一協会を訴えた「青春を返せ裁判」が最高裁で勝訴した後、2001年に現在の名称に変更して「カルト被害を考える会」としました。私たちは、正体を隠して接近するカルト団体による被害から市民を守るため、カルト団体の実態を研究し、市民に知らせ、また市民からの被害相談に応じる活動を行ってきました。被害相談は、これまでに数百件を受けています。

 私たちは、公共施設である岡山ふれあいセンター(岡山市桑野町)で、統一協会の偽装団体であるIIFWPが主催する講演会が今月23日におこなわれ、統一協会の小山田会長が講演するという情報を得ました。

 統一協会は、正体を隠し、アンケートや占いなどを口実に街頭や個別訪問などで市民に接近し、霊感商法などの違法な商品販売や自由意思を制限する違法な会員勧誘など反社会的な活動を継続しています。統一協会による被害相談は、1987年から現在まで全国で2万人以上から700億円以上にのぼっています。これまで、統一協会に献金や商品購入、合同結婚を強要された被害者が多くの裁判で勝訴しています。統一協会の伝道活動は、岡山の「青春を返せ裁判」でその違法性が最高裁で確定し、その後も札幌や東京などで同様の判決が続いています。もはや、統一協会の活動全体が違法性を帯びていることは明らかです。前記の被害相談数については、被害全体のごく一部であり、多くの被害者は植え付けられた恐怖心などによって被害を訴えることができないまま苦しみ、娘や息子を統一協会に奪われた家族も苦しんでいます。

 今回の統一協会会長が講演する会では、協会員に誘われて参加した市民が前記のような財産的、精神的被害をこうむる可能性が高く、参加した協会員自身は更に恐怖心や使命感があおられ、さらに激しい活動へと追い立てられ、市民への被害がさらに拡大する可能性が高いのです。

 そこで私たちは、統一協会による被害を少しでも減らすことができるようにと考え、市民に公開する質問状を出させていただきます。また、報道関係者にも発表させていただきます。下記の質問に対し、10月15日までに文書で当会事務局までご回答ください。

(質問)

1、              IIFWPが統一協会の関連団体であることはご存知でしたか?統一協会の関連団体であるかどうかを確認する努力をされましたか?

2、              統一協会は、公共施設にふさわしくない活動をしていますが、ふれあいセンターの貸出を中止されますか?

3、              もしも貸出を中止されない場合、予想される被害を最小限に食い止めるため、どのような対処をされますか?

4、              もしも貸出を中止されなかった場合、市民がこうむる被害の回復のためにどのような対処をされますか?

以上


 

岡ふ公第123号

平成14年10月18日

カルト被害を考える会

  代表 高山 正治 様

 平成14年10月8日付けの公開質問状についての回答をいたします。

 貸室については、財団法人岡山市ふれあい公社は岡山市から管理運営委託を受けておりますので、岡山市ふれあいセンター条例の下に貸出を行っております。

 条例には、貸し出す施設と利用料金等を定めておりまして、その条例に基づき貸出をしております。貸出す相手は、広く市民の利用に供することとしておりますので、今日のようなケースでお断りした例がありません。

 IIFWPに今回の公開質問状が出ているということでお問い合わせいたしましたが、統一教会の一つの活動として善意的に行っておりますということで、敢えて統一教会ではないとは言われませんでした。

 公社としても今までお貸ししておりますが、何も問題はありませんでした。今後のこともありますので何かお断りする根拠なり規定の例がありましたらお教え頂ければと思います。

(財)岡山市ふれあい公社

事務局長 大 橋  貢