映画(三人の出演した)
●(1)世界のサカモトについては皆さんご存知の通りなので割愛。
ユキヒロ主演「四月の魚」はユキヒロのぎこちなさが「神経の細い男・昌平」にマッチして儚くも可笑しい味をかもしだしている。氏は音楽も担当、同名のアルバムとシングルを発売。現在もそれなりに手に入る。シングルはバージョンも違い、B面「君にサープライズ!」はアルバム未収録。
ホソノさん「居酒屋兆冶」。
舞台の居酒屋常連の市役所職員として台詞も出番も結構あります。ランニングシャツに「市役所」と書かれているそのいでたちは一体誰が考えたんだろう。 (平川史明)
  ★「君にサープライズ」、たしか作詞は矢野顕子さんでしたよね。詞と曲がよくあっていて切ないような、憧憬の感情が形にされているようなで、とても好きな曲です。そう言えば、『居酒屋兆治』では、細野さんは殴られ役だったかと思います。映画を見ながら、ついつい「あ、なんてことを」とつぶやいたような記憶があります。(笑) 『四月の魚』は映画館に見に行ったのですが、エンディングの映像が面白かったです。スクリーンの中と同じような小劇場で見ていたので、「おや」と思いました。(勘違いしてないかな?)(nakanaka)
●(2)幸宏氏は原田知世主演の”天国にいちばん近い島”の冒頭に出演しています。主人公のお父さん役です。(WACKY)HP=「WACKYのヤングソール21」
  ★そうそう、そうでした。大林宣彦監督と幸宏さんは友人で、何かのラジオでフランスの音楽と映画について語っていたのを覚えてます。内容は忘れてしまいましたが。。。ただ、映画の話題に移るとき、大林監督が「幸宏さんはフランス映画はすごく造詣が深いですからねえ」というようなことをおっしゃっていたと思います。それを聞いて「へえ、そうなのかあ」と私は感心しておりました。こういう変なところだけ覚えているのが情けないです。(^^;(nakanaka)

絵本
80年頃、ユキヒロが「ももいろのきりん」だったか「ピンクのきりん」だったかと言う絵本を出していたのですが、どなたか詳細をご存知でしょうか?
たまに思い出すと探してみるのですがどうしても見つかりませんね。(ふな)

EMULATOR(イミュレイター)
●(1)アメリカ、イーミュシステム社のデジタルシンセサイザー。サンプリングマシンの元祖ともいうべき名器。「フィルハーモニー」で多用された。(gonsi)
●(2)サンプリングマシンは、以前から存在していましたが、イミュレイターの優れていたところは、可搬性のある楽器として、でした。ただ、それ故に音色が若干犠牲になりました。5インチのディスクを使ってデータの保存も可能でした。YMOウィンターライブでのピアノの音がそれです。ねっ?くもっているでしょ?(Tackmix)HP=「Tackmix's Room」
  ★ありがとうございます。(2)のような補足、というより貴重なコメントをいただきました。そうだったのですね。ウインターライブのピアノがそうなんですか。今度ちゃんと意識してきいてみます。ところで、「フィルハーモニー」での多用は当たってますよね。このアルバムでも何か“くぐもった”ような感じの音がしますね。それがまたいいです。細野さんもそれが気に入っていたと、どこかで言っていたような気がします。。。(うろ覚えですみません。m(_ _)m)(nakanaka)
●(3)当時、サンプリングキーボード(と言っても、イミュレーターが最初という気もするが(^^;)は、他にフェアライトCMIとシンクラビアっていうのがあったはずです。これらは、とっても高い物で楽器として使うと言うよりは、デジタル的に何でも出来る機材と言った感じでした。アートオブノイズの「ビートボックス」という曲は、全てサンプラーですが、これがCMIだったと思います。
トレバー・ホーンのプロデュースしたイエスのロンリーハートで、オーケストラヒットが話題になるんですね。
確か、どちらの楽器も当時\10,000,000-以上したはずです。
イーミュレーターは、安くて・・・それでも300万円以上(笑)・・・でした。
プロフェット5が\1,700,000-の時代ですからね。
フィルハーモニーの音は、かなりイーミュレーターしています。声やティンパニーがそれです。
イーミュレーターはTechnodelic録音ではほとんど使われていません。このときに活躍したのが、LMD-649です。
松武さんと村田さんという人の共同開発で、ロジック・村田・ドラムでLMDでした。発想としては、エンジニアをやっていた村田氏が、スネアの音だけ差し替えたいなどと言うときに、デジタルで直接差し替えできないか? という物だったらしく8bitで1.2秒しか録音できなかったようです。
シンクラビアやフェアライトが1000万円台。イミュレーターも300万円台。で、このサンプラーの制作費は50万ほどだったようです。
ただ、音そのものをトリガーにして録音再生出来たという素晴らしい物でした。
当然MC-8等のゲート信号でも動きました。音程は付けられましたが、MC-8等のOct/Vではなかったはずで、ボリュームつまみでのみ可能だったようです。
一番最初にLMD-649が使われたのは、大貫妙子のライブだったかレコーディングだったようです。
サンプラーは、その後エンソニック社のミラージュというのが出まして、これが30万円台でした。その後カシオのFZ-1が発売され一般人でもサンプリングキーボードが使えるようになったんですね。(Tackmix)
  ★以上、Tackmixさんより、メールの形でいただきました。ありがとうございます。ほとんどリライトなどしておりませんです。コメントの形で載せさせていただきますね。
そうそう、イミュレーターは安いサンプリング・キーボードと言われて300万、フェアライトなどは1000万という、聞いただけで倒れてしまいそうな値段でしたね。坂本さんがフェアライトを使ってましたね。『音楽図鑑』くらいからでしたでしょうか。あー、思い出せない! 「オーケストラ・ヒット」は、今でも使われていますね。でも、効果的でない使い方をされていると、逆にガクッときたりしますが。。。いやー、当時、衝撃でしたねー。(nakanaka)

E-μ System synth
もう一台の“タンス”。YMOの第2回ワールド・ツアーから登場。メーカーはEmulatorで有名なE-MU Systems。ここはProphet5のデザインもしてたらしい。アナログ機の時代から生き残っているアメリカでは稀有な会社。技術力があるんでしょうね。Winter Liveの時にはMOOG III-cに代わってこちらがMC-4Bとのコンビネーションとなる。(Prophet5&MC4)
  ★はっ! また勉強になりました。“タンス”とイミュレイターの使われ方の違いを教えていただけました。ありがとうございます。(nakanaka)

EPO
昔懐かしい『俺たちひょうきん族』のテーマ音楽で有名だった女性歌手EPO。彼女も一時期坂本龍一率いるMIDIレコードに所属していて、教授のカヴァーを手がけたことがある。 曲は『音楽図鑑』のオープニングをかざる「Tibetan Dance」。このヴォーカル入りヴァージョンを彼女のCD『Harmony』で聴くことが出来る。ナカナカの秀作。オケは音楽図鑑から流用されたものだが、ちょっとミックスが違う。因みにコレは彼女の12inchシングルにも収録された。(Prophet5&MC4)
  ★EPOさんって余り知らないのですよね。でも、MIDIに在籍していたことがあるのは知っています。「Tibetan Dance」のヴォーカル入りヴァージョンが聴けるんですか! 知りませんでした。(^^; これは今からでも探しに行かないと……。

EroMagicOrchestra〜Yセツ王〜
●(1)見た通りの少々(かなり?)お下劣なYMO(及びスネークマン)のパロディ。日本盤ファーストをあしらったジャケットで、中身もインナースリーブなど徹底的に日本盤のパロディで、要はカバーなのだけど、どうやらゲストに松武さんをお迎えになられたようでして、テクノポリス2000-20のオープニング曲がボーナスで入ってるわ(オリジナル音源だろうか?)、ライブ版のパロディ(ファイアークラッカーなど特に)で後ろで鳴ってる音はオリジナルだし、使ってる機材もオーバーハイムだとか往年の機材を駆使してて、お下劣なのを差し引いてもなかなか再現率の高い内容です。
ウオンテッド以外のライブカバーは全て二回目ツアーのロンドン公演の内容を正確に(近く)なぞってます。個人的に二回目はこのロンドンがいいと思ってた僕には「ニヤリ」な演奏でした。
因みにこのアルバムが出た頃の「AXEL」(でしたっけ幸宏司会の深夜番組)で「テクノポリス2000-20」の曲をちょっぴりコーナーで使ってました。
また、「EroMagicOrchestra」のCDをパソコンにセットするとボーナス画像(というかムービー)が見られて、それぞれの時代に合わせたYMOのパロディが見られます。(ひらかわふみあき)HP=http://www.interq.or.jp/uranus/nai/F,HilaHP/F,Hila-index.htm
  ★幸宏さん司会の番組は、確か「WEEKEND AXEL」だったと思います。「AXEL」は、残念ながら終りましたね。写真集ランキングとかやっているので、びっくりしたのを覚えています(なぜ音楽番組ではないのだ?と)。・・・「Yセツ王」は聴いたことないです。聴いてみたいです〜。(nakanaka)
●(2)セカンドアルバムは『Public Pussy(公的膣圧)』。これは新宿ロフトで『Public Pressure』の完全コピー演奏をライブで行い、それを録音した前代未聞のアルバムである。かなり細かいところまで作り込まれていて、ユキヒロのボーカルの差し替えや、「COSMIC SURFIN'」のカットし切れずに微妙に残ったギターの音まで再現されている(笑)。もちろん最後は「BEHIND THE MASK」のイントロのフェイドアウトで終了。観客の笑いを誘っていた。(MSY)
  ★それは、す、すごいですね。そこまでしていたんですか。。。YMOファンなら必聴と言われる訳ですね。ああ、まだ聴いておりません。。。(nakanaka)

EV.Cafe' 超進化論
坂本龍一/村上龍共著(1989)。講談社文庫。全396頁。(ISBN:4-06-184359-1)
坂本、村上両氏が毎回ゲストを迎えて行った鼎談集。ファッションとして捉えられ、ただ持ち歩く男女が多かったというウワサもあるが、90年代の幕開けを前に時代の空気を伝える貴重な書籍。必読!(Pop’n Poll)HP=http://member.nifty.ne.jp/popnpoll/index.htm