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●「心に潤いを育てるV・C」 (1999年01月01日)
(JVA会長/北海道 松下弘雄)
JVA会員の皆様。あけましておめでとうございます。
今年も全国のビデオ仲間に新年のご挨拶ができる私は、なんてしあわせな男なんだろうと心から感謝申し上げております。
私の周りを見ても現役を退いた方々は、友との行き来もなく家の中に閉じ篭ってテレビに明け暮れる人が殆どです。私は「いい道楽を持ったなあ」と思っています。
子供の頃に遊んだカメラから8ミリ映画になり、ビデオの時代になって大衆化。そのビデオを通じて、ひょんなことから一堂に集まった70人の仲間が今では全国に約200人。老若男女を問わず全国の方々といつでも情報を交換できる、こんな凄い趣味の会はほかに無いと思います。
年に一度の全国大会も日本各地を回ります。「撮る・見る・作る」でずいぶんと知識が広くなりました。昨年の宮崎大会は素晴らしい思い出の旅となりました。大成功に導いてくれた実行委員会の百市睦男さん(そして奥さんの功績も偉大)、現地事務局長の日高義朗さん、本部役員の田村さん、松本さんのほかの方々、当日ホテル並み自家用キャンピングカーで市内を案内してくださった日高利保さん、講師の映像作家大町信平さん、「船引神楽」の皆さん、そのほか大勢の方々のキメ細かい計画と至れり尽くせりの歓待に頭が下がりました。
大会のスケジュールも各人がそれぞれに楽しまれた様子で、名残を惜しみながら別れた後は、グループごとの撮影会。降っても晴れても臨機応変に被写体に飛び込んでいくカメラマンの熱心さに敬服しました。アッと言う間に過ぎた感動の6日間でした。また生き延びた感じです。本当にありがとうございました。
テレビの全国の天気図が映るたびに「各地の皆さんはどうしているかな」と思います。ビデオを通して実に大勢の素晴らしい方々と知り合いになりました。このことは私の人生に於いては最高の収穫であったと思います。
この恵まれた幸運を大切にして、情操の豊かなもの、心に潤いのあるものを育てていくよう心がけたいと思っています。
今年は平田豊和さんがJVA全国交流会「ヒロシマ大会」を計画して下さいます。家内とともども楽しみにしています。ぜひお会いしましょう。
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