チャンドラでLinux

チャンドラに Linux をインストールしたので、それに関するメモ

ハードウェア

マシン名
日立 Prius Note 210T (PR210T)
メモリ
24MB
HDD
810MB
LAN カード
TDK LAC-CD021AX

ソフトウェア

Distribution
Slackware 3.3
pcmcia-cs
2.9.9
kernel
2.0.30

現在使用している設定ファイル

(1997.9.17 現在)

インストールした時の作業記録

HDDのパーティション変更

これまで使ってきた Win95 のシステムから不要なアプリケーションを削除して場所を開け、Win95 に付属している最適化ツールで defragment する

Partition Magic v3.0 日本語版で Win95 のパーティションを 300MB まで縮小する。その際、Partition Magic はデフォルトでは HDD の容量判定に失敗してしまうので、MS-DOS モードで再起動した上で、PQMAGIC /IEB として起動 (Partition Magic FAQ からの情報)

自宅には別に Linux Box があり、SCSI で CD-ROMがつながっているので、NFS によるインストールを行うことにした。あらかじめ cdrom の領域は export しておく。

boot disk を net.i、root disk を pcmcia.gz で 2 枚のディスクを作り、インストールを試みる。起動し、Linux のプロンプトが出たので、まず、fdisk/dev/hda3/dev/hda4 の 2 つのパーティションを作成。hda4 は約 24MB 程度確保して swap 用に、残りを hda3 として ext2 filesystem 用にした。なお、hda2 は Partition Magic がブートローダとして 1MB ほど確保したもの (後で考えると不要だったと思う)。

fdisk が終ったらもう一度 reboot し、setup を行おうとする。が、NFS の設定の段階でカードが認識されず失敗。「あれこれ」設定を変えて挑戦するがそれでもダメ。どうにも認識されない。

TDK のカードはだめなのか? ということで NFS でのインストールはあきらめ、基本システムだけフロッピーで簡単にインストールし、kernel 等を recompile して NFS あできるようになった段階で X11 などの大きなものは入れることにする。

DOS フォーマットしたフロッピーに DOS で COPY コマンドで中身をコピーして作ったディスクを a1 から順に作ってインストールを始める。が、フロッピーが /var/adm/mount にマウントされて、ファイルを読み出そうする段階でインストーラがこけてしまう。良く観察してみると、*.gz なファイルが読み出せないようだ。mount コマンドを実行してみると、/dev/fd0/ にマウントされているようになっている。/var/adm/mount/dev/fd0u1440 にされているので競合したのかもしれない。

試行錯誤するうちに、フロッピーに tar で書き込んだファイル群は tar xf /dev/fd0で読み出せることが判明したので、Linux Box で tar cf /dev/fd0 ./a1、チャンドラで tar xf /dev/fd0 を行い、CD-ROM から必要なディスク群をチャンドラの適当な場所に展開、pre mounted directory からの install を選択することで無事、setup は進行した。

結局、a?d? などのシリーズと、カーネルのソースをフロッピー経由でインストール・コピーを行い、LILO を入れて、Linux が起動することは確認。

pcmcia-cs など

pcmcia-cs を 2.9.9 のソースを FTP してきてコンパイルしてインストール。カーネルもあれこれパラメータをいじって何度か再構築。こうしてようやく LAN カードが認識された。さっそく、/etc/pcmcia/network.opts を編集して、IP アドレスなどを設定する。何が認識されない原因だったのかはいまいちはっきりしないが、ま、いいか、ということで先に進む。

XFree86

NFS経由でインストールした。XF86Config は Web で入手したものを使わせていただいた。が、起動しても画面は真っ黒。これも「あれこれ」と格闘して動作するようになったが、原因ははっきりしない。