“ブルータリスト” ★★ 監督:ブラディ・コーベット |
第81回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞、第82回ゴールデングローブ賞で三部門:作品賞・監督賞・主演男優賞を受賞した作品とのことで、暗そうで私の好みではなさそうなものの、観た次第。 主人公はハンガリー系ユダヤ人建築家のラースロー・トート(架空の人物)。 そうした中で先に米国へ移住した従兄弟に迎えられ、彼の仕事を手伝いますが、トラブルが発生して喧嘩別れとなり、日雇いといった感じの土木建築現場での作業員として働く日々。 ホロコーストを免れたユダヤ人たちのその後を、一人の建築家の苦闘を元に描いた作品といます。 時間的にたっぷり観応えはありましたが、最後、どういう結末なのかよく判らず仕舞い。結末より、過程の方が重要ということでしょうか。 ※ラースローの妻エルジェーベトを演じたファシリティ・ジョーンズ、名前にかなり覚えがあるなぁと思いつつすぐには分からなかったのですが、出演歴を見てジェイン・オースティン原作をTVドラマ化した「ノーサンガー・アベイ」で主役のキャサリン・モーランドを演じた女優さんと気付きました。 ※3月2日第97回アカデミー賞が発表、本作が主演男優賞・撮影賞、作曲賞の三冠を受賞。 2025.02.24 |