“レンタル・ファミリー” ★★
Rental Family
(2026年アメリカ映画)

監督:HIKARI
脚本:
HIKARI、スティーヴン・ブイレイハット
出演:ブレンダン・フレイザー、平岳大、山本真理、ゴーマン・シャノン・眞陽、柄本明、木村文、真飛聖、森田望智、安藤玉恵、板谷由夏

 

来日して7年、アパートで一人暮らし、中々役者の仕事が得られず苦境にあるアメリカ人俳優フリップが主人公。
そのフィリップに声を掛けてきたのが、依頼されて家族の身代わりを務める等々を事業内容とする会社<レンタル・ファミリー>の社長である多田(平岳大)。

納得できないままとりあえず引き受けてみた仕事は、偽の新郎役。新婦の両親を騙すことに逡巡するものの、結果として新婦が幸せになるための手伝いをしたのだとわかり、その後も次々と仕事を引き受けます。

娘の美亜を有名私立小学校の編入試験に合格させたいシングルマザーからの依頼は、娘に本当の父親と思わせた上での父親役。また、年老いて元気を失くした有名俳優の父親・喜久雄を元気づけたい娘からの依頼は、インタビューを依頼する記者役。
しかし、家族役を引き受けるということは、相手の生活や人生にも関わること。
人の好い
フィリップは、ついつい相手の深入りしてしまい・・・。

ブレンダン・フレイザーというと、“ハプナプトラ”三部作や“ジャングル・ジョージ”のイメージが強いのですが、本作ではやたら身体がでかい割に、人が好くて優しい性格の売れない俳優役がぴったりという感じ。
レンタル家族として他人の人生に関わるうちに、自分の道をしっかり見出していくフィリップの姿は、ユーモラスであると同時に、胸が温まります。

小説では青木祐子「レンタルフレンド」の、友だち役というパターンもありますが、本作は表題どおり、フィリップが引き受けるのは家族っぽい役ばかり。

なお、同僚となった女性・愛子(山本真理)の仕事は、不倫相手に扮して謝る役ばかり、という。仕事とはいえ、それってかなりキツいなぁ。
また、社長である多田の家族風景、何といったら良いものか・・・。

2026.03.03

        


  

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