“メリリー・ウィー・ロール・アロング ★★
Merrily We Roll Along
(2026年アメリカ映画)

演出:マリア・フリードマン
脚本:ジョージ・ファース
原作戯曲:ジョージ・S・カウフマン、モス・ハート
作曲:スティーヴン・ソンドハイム
出演:ダニエル・ラドクリフ、ジョナサン・グロフ、リンゼイ・メンデス、クリスタル・ジョイ・ブラウン、ケイティ・ローズ・クラーク、レグ・ロジャース

 

1981年初演のブロードウェイ・ミュージカル。
2024年トニー賞4部門を受賞したマリア・フリードマン演出による舞台をそのまま映画化したものとして、特別興行作品。

ストーリーは、ハリウッドの人気プロデューサーとなったフランクリン・シェパード(ジョナサン・グロフ)、元売れっ子作家のメアリー・フリン(リンゼイ・メンデス)、ピュリッツァー賞に輝いた劇作家チャーリー・クリンガス(ダニエル・ラドクリフ)という三人の、30年の長きにわたる友情が描かれます。

本作のミソは、ストーリーが時間を逆に辿っていく、という構成にあります。

冒頭、登場人物たちの関係が今ひとつ判らなかったのですが、何故今ここでこうしているのか、そこに至った事情が、時間を遡った次の幕で描かれる、それが繰り返されていくという構成です。
面白いのは、遡っていくほど、主人公フランクの顔が生き生きとし、かつ話が面白くなっていくこと。
人は、成功した後より、成功する前の方が活気、そして夢に溢れていた、ということなのでしょう。

ヒット作であるブロードウェイ・ミュージカルを、映画ではあるにしろ、観ることができるのは嬉しいことですが、舞台の臨場感を味わえないのは、やはり残念な処。

※ハリー・ポッター役で人気者となったダニエル・ラドクリフ、その後アルコール依存症等いろいろあったようですが、本作舞台で初のトニー賞(最優秀ミュージカル俳優賞)を受賞したのは、喜ばしいことです。

2026.07.10

         


   

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