“ハート・オブ・ビースト” ★★
Heart of the Beast
(2026年アメリカ映画)

監督:デヴィッド・エアー
脚本:キャメロン・アレクサンダー
出演:ブラッド・ピット、J・K・シモンズ、アンナ・ラム

 

プロペラ機を操縦中に心臓発作を起こして気を失い、愛犬のオーディンと共に墜落。
かろうじて命は取り留めたものの、場所はアラスカの奥地。
人里まで約90キロ、生きためにその距離を踏破すべく歩き出す、というストーリー。

しかし、道のりは過酷。道なき山野を行く中、グリズリーに遭遇したり、激流に落下したりするかと思えば、狼の群れに襲われるといった具合。果てして二人は無事、生き抜くことができるのか。

主人公、オーディン共に激烈だった戦地の生き残り。オーディンは元軍用犬で脚の一本が義足、PTSDも抱えている。
様々な苦境の場面において、そんな二人の信頼関係の強さ、お互いを支え合う関係が見処といって良いでしょう。
なお、主人公のオーディンに対する愛情の中には、本来愛情深く人間にとって貴重な友人であるはずの犬を、戦場に追いやって肉体的にも心的にも深い傷を与えてしまったという償いの気持ちがあるのだろうと思います。

結末にはあっけなさも感じますが、二人の信頼関係がこれで失われるものではない、ということも感じます。

※題名の「ビースト」は猛者、という意味とのこと。
 なお、本作に登場するのは殆ど、ブラッド・ピットとオーディン役の犬だけ。それ以外に登場する人物は、ちょっと登場する二人だけ、というのも印象に残ったことです。

2026.09.25

         


   

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