“アスファルト・シティ” ★★☆ 監督:ジャン=ステファーヌ・ソヴェール |
舞台はニューヨークのハーレム。 およそ日本の救急車、救命隊員の活動とはかけ離れたような社会、活動実態。暴力と犯罪に満ちたこの街においては、救命隊員としての業務を行おうとする中でも、救命隊員自身に身の危険が感じられます。 主人公は、医師試験合格を目指して勉強を続けている新人隊員のクロス(タイ・シェリダン)。そのクロスと組み、実際の業務を指導するベテラン隊員がラット(ショーン・ペン)。 映画の最後、実際の救急救命隊員たちに対するメッセージが流れます。 サスペンス的な作品に仕上がっていますが、観ていて面白さに興奮するといった作品ではありません。むしろ、救命救助隊員の過酷な姿を目撃する、その実録的、といった作品。だからこそ観る価値がある、と思います。 2025.07.07 |