“沈黙の艦隊 北極海大海戦 ★★
(2025年日本映画)

監督:吉野耕平
原作:かわぐちかいじ
脚本:高井光
出演:大沢たかお、上戸彩、津田健次郎、中村蒼、風吹ジュン、夏川結衣、笹野高史、江口洋介

 

「沈黙の艦隊」第2作。

日米が極秘開発した原子力潜水艦“シーバット”。その最新鋭潜水艦と積載された核ミサイルを手にした海江田四郎艦長と乗組員が、独立国家“やまと”の建国を宣言、そして世界中のあらゆる国家の軍隊を一つに統合することによって世界平和を実現すると主張したのが第1作。

本作はその後、国連総会に出席するためNYを目指す“やまと”、海江田艦長の前に、米海軍が立ち塞がり、北極海で潜水艦同士の海戦が繰り広げられる、という内容。
海江田の主張に理解を示し日米同盟が破綻するのを覚悟で支援するか、それとも日米同盟の維持を優先するかで、総理が衆議院を解散し、分裂した与党同士が政策を争うという展開も面白いのですが、何と言っても興奮させられるのは、潜水艦同士の海戦の様子。
この部分、本当に息詰まるような緊張感と迫力に満ちていて観応えたっぷり、本当に面白かったです。

なお、昭和30年代の週刊少年漫画誌に連載された、海上自衛隊の潜水艦の活躍を描いた「サブマリン707」という作品があったのですが、ついそれを思い出させられました。
もちろん、リアルさという点で本作には到底叶いません。

さて、本作「沈黙の艦隊」、何作まで続くのやら。

2025.09.26

                  


  

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