“死に損なった男” ★★ 監督:田中征爾 |
地味で小ぶりなコメディ作品ですが、それなりに面白かったです。 お笑いの構成作家をしている関谷一平(水川かたまり)、憧れだった仕事も今は心身とも疲れ、自分がいなくなっても世の中は何も困らず回っていくと思ってしまい、駅ホームで投身自殺をしかけます。 ノイローゼになるくらい幽霊に付きまとわれたら、その人間は殺人でも行ってしまうものなのか。また、他人に殺せというくらいなら、何故そう迫る本人はやらなかったのか?と考えながら見ていました。 主人公の関谷一平、ぼーっとしていて冴えない印象なのですが、良い人なのだよなあ。 なお、一平と森口幽霊とのやりとりが面白く、森口幽霊がコント作りに口を挟んできたり、二人に繋がりが生まれていくところが微笑ましい。 ※お笑いにはトンと縁、関心がないので、主役を演じた水川かたまりさん、その漫才コンビ<空気階段>については、まるで知りませんでした。 2025.02.21 |