浅倉秋成の同名小説の映画化。
主人公である山縣泰介(阿部寛)はごく普通のサラリーマン。
しかし、何故かその日、自分に向けてスマホのカメラを構える人間の多いことに気づく。
帰社して知ったのは、自分が女子大生殺人事件の犯人としてSNS上で名指しされ、それがどんどん拡散されていること。
まったく身に覚えのないことであり迷惑だと一蹴しますが、会社の上司・同僚でさえ泰介を犯人と決めつけている様子。
家にも帰れず、泰介はそのまま逃走しますが、次々と泰介の行動がSNS上にアップされ、追い詰められる一方。
一方、殺された女子大生の親友と名乗る女子大生サクラ(芦田愛菜)が、泰介を犯人とするツィートを拡散させた大学生・住吉初羽馬(藤原大祐)の前に現れ、泰介の行方を追うのを手伝って欲しいと・・・。
SNSの影響力絶大な現代らしいサスペンスであり、同時にコミカルさが目立つストーリー。
ただ主人公の配役として、阿部寛さんが適役だったのかどうか。う〜ん、これは難しい処。
阿部さんが演じるからコミカルさが増すという面もあるでしょうし、一方、リアルさを出すならもっと平凡な感じを出せる俳優さんの方が適しているように感じます。
なにはともあれ、まぁ面白かった、という感想です。
それにしてもSNS、まかり間違うと凶器になりかねませんね。
2025.10.01
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