“かくかくしかじか” ★★☆ 監督:関 和亮 |
漫画家・東村アキコさんが、高校時代の絵画教室恩師との関わりについて描いた自伝的コミック「かくかくしかじか」の実写映画化。 能天気な高校生の林明子(永野芽郁)と、竹刀を振り回して「描け、描け」と怒鳴り続けるスパルタ絵画教師の日高健三(大泉洋)、この対照的な二人の物語が傑作的に面白い。 高校の一時期だけで終わらず、高校〜大学時代〜会社勤務・漫画投稿時代と、長い時を描いているので観応えたっぷりです。 しかしまあ、主人公の能天気ぶり、大学に入ってからのダラケぶり、このお調子者生徒がいてこそのスパルタ教師あり、という感想です。 ※なお、現在永野芽郁さんについては批判が多くあるようですが、プライベートと映画作品の出来映えとは別の問題。折角の好作を観ないのは勿体ないと思います。 2025.05.16 |