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【作家歴】、しゃばけ、ぬしさまへ、百万の手、ねこのばば、おまけのこ、アコギなのかリッパなのか、うそうそ、みぃつけた、まんまこと、ちんぷんかん |
つくもがみ貸します、しゃばけ読本、こころげそう、いっちばん、アイスクリン強し、こいしり、ころころろ、ゆんでめて、若様組まいる、ちょちょら |
やなりいなり、こいわすれ、ひなこまち、さくら聖・咲く、けさくしゃ、つくもがみ遊ぼうよ、ときぐすり、たぶんねこ、明治・妖モダン、すえずえ |
えどさがし 、まったなし、なりたい、うずら大名、明治・金色キタン、若様とロマン 、おおあたり、まことの華姫、ひとめぼれ 、とるとだす |
むすびつき、新・しゃばけ読本、つくもがみ笑います、かわたれどきてんげんつう、わが殿、猫君、あしたの華姫、いちねんかん、いわいごと |
もういちど、御坊日々、こいごころ、忍びの副業、おやごころ、いつまで、なぞとき、ああうれしい、まろ丸伊勢参り |
| 「あやかしたち」 ★★ | |
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夏季恒例刊行の“しゃばけ”シリーズNo.24。 毎年7月刊行でしたけれど、今回は9月刊行。ちょっと遅くなったようです。 若だんなを囲んで妖たちが楽しく過ごす、長崎屋の離れ。 それがいつの間にか各地の妖たちの間に誇張された噂として拡がり、長崎屋の離れは妖たちにとってすこぶる居心地の良い場所と信じ込まれてしまったようです。 そのため、各地から次々と妖たちが長崎屋の離れに押しかけてきて、思いがけない騒動に。 本巻はそんな顛末を描く5篇。これが何となく、楽しい。 若だんなを中心に長崎屋の妖たちの和気藹々した雰囲気が、他からやって来た妖たちの様子と、対照的に際立って感じられるからでしょう。 今回、一番楽しんだのは、若だんなだったようです。(笑) ・「ふゆのひ」:雪女のお雪が噂を聞いて。さらに黒羽坊を懲らしめに来たと、三人の天狗たちが・・・。 ・「のろいがえし」:蝦蟇仙人、勝手なことを言い出して兄やたちに追い返されますが、その仕返しに呪いをかけ・・・。 ・「鬼之助の日」:噺家の場久、亡くなった人気噺家の鬼之助に捧げる日で明るい噺をすることになったのですが、幽霊噺が得意の場久にとっては極めて難題。さて・・・。 ・「おやかしたち」:離れに幾組もの妖たちが押し寄せ、誰が離れに居つくか勝負しようと言い出し・・・。 ・「みっかだけ」:河童の禰々子親分が、若だんなにお詫びにと秘薬を持参。その秘薬を呑んだ途端、若だんなの姿が消えてしまったことから、皆が大騒ぎ・・・。 ふゆのひ/のろいがえし/鬼之助の日/あやかしたち/みっかだけ |
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