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1.バーニング・ツリー 2.侵入社員 |
●「バーニング・ツリー」● ★ |
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2006/02/08 |
「侵入社員」が面白かったので他の作品も読んでみようということで手に取った本。元々法廷ものは好きという理由もあります ただし、法廷ものと言っても本作品の舞台は軍事法廷ですから、その意味では異色。 主人公は、ハーヴァード・ロウ・スクールの教授クレア。家族は一人娘のアニーと、現在の夫トム・チャップマン。 |
●「侵入社員」● ★★ |
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2006/01/19 |
同僚の定年退職パーティを豪華にするため不正な経費支出を操作したアダム・キャシディ。発覚することはないと高を括っていたが、会社はきちんとその事実を把握していた。 横領罪等で刑務所に長い年数収容されるか、ライヴァル会社に企業スパイとして入り込むか、二者選択を迫られたアダムが選択したのは、当然後者。その結果としてアダムは短期間の集中特訓を受け、ワイアット社のエリート社員に仕立て上げられたうえで見事にトライオン社への転職に成功します。 いかにもアメリカ的なストーリィ。ヘッドハンティング、企業スパイ、等々。 本書の面白味は、まず主人公アダムがワイコム社でダメ社員の烙印を押されていた人物であり、その彼がトライオン社に転職して優秀なエリート社員ぶりを発揮するという展開にあります。 最後の結末は予想外であり、あっさりしたものであると同時に、僅かに予感したものでもあります。 |