(読者からのクレーム) 始めまして。いつもためになる話題の提供に感謝しております。 ところで、すみませんが、軽いクレームを言わせて下さい。 このところ、サウジアラビアのオスマンラディン氏の記事やイスラ ム関係の話題がこのメールマガジンで取り上げられていますが、 日本人のイスラム教徒として、記事の内容の面で少々「カチン」と 神経に触る発言があるように思われます。 その点、あなたはどのように考えていらっしゃるのですか。 Kenko Kenkoさん =============================== (著者Fから陳謝) すいません。我々日本人のほとんどはイスラムを知らないのです。 このため、イスラムを無意識の内に、脅威を感じているのです。それは、 イスラム原理主義は危ないとの欧米マスコミが宣伝しているためもある のですが。 たとえば、ハンチントンの「文明の衝突」を読むと、イスラムと西洋 の衝突は、避けられないように書いてあるし、ラディン氏などのアラブ 原理主義では、欧米文明を悪と規定していることが影響しているように 思います。 この影響を受け、私Fも、偏見を持っていました。イスラム研究をする までは。このため、イスラム教徒の皆様には、「カチン」と来た発言が あったと思います。 反省しています。しかし、イスラム教徒の皆様も、もう少し発言して ください。そして、日本の中に、イスラムは日本の神道からも近い関係 にあることを分からせるように努力してほしいのです。 異教徒についても、寛容であることを示してほしいのです。 そうしないと欧米の脅威論の影響を受け、日本のほとんどの人は誤解を したままになるように思います。あくまでもそれは誤解ですが。 どちらかというと、欧米文化と違う文明という意味で日本と同様な 問題を抱えているということが、だんだん私Fにも理解出来てきたよう に思います。 欧米諸国とは異文化であるイスラムも日本も今後協力して、欧米文化 だけの社会ではなく、伝統的ものの考え方とどう調和をとるか指向する ことであると思います。 当分の間、イスラムの問題を取り上げるつもりです。もし、間違いや 「カチン」と来たらその旨をメールください。 修正やこのメール上で議論したと思います。そして、日本人がイスラム をある程度、知ることができるようにしたいと思っています。日本と イスラムが協力して、欧米文化と調和・対抗するためにも必要だと思い ます。 F