インドネシアの今後はどうなるか?
F/1999-10-25
(読者からの質問)
初めてお便り致します。
最近インドネシアの動向が新聞紙上を賑わしています。
過去の金権汚職体質から脱却すべく、初の民主的選挙で旧体制から
生まれ変わろうとしています。新大統領選では第三の候補者であっ
たイスラム団体議長のワヒド氏が選ばれました。
(裏では話し合いの密室協議?)
ここで、今まで「社会の片隅に追いやられてきた」イスラム勢力が
一気に復活したような気がします。
アジアのイスラム化との関係で、この新大統領を抱いた新生インド
ネシアは今後どのような道を歩んでいくのか?
現在は経済面に難題を抱えていますが、特に政治・宗教面からのお
考えをご教示お願いします。
Sugiyamaさん
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(著者Fからの回答)
インドネシアは50以上の民族と言語があり、これを1つの政権
で支配することは無理であると、前回のインドネシア問題では評論
した。
そうすると、どう支配するかが大きな問題になります。
現に、アチェ特別州とイリアンジャヤ州では独立運動が盛んであり、
国際問題化になる様相も呈していますので。
インドネシア国内の安定がないと、外国資本は恐ろしくてインド
ネシアに投資しません。このため、経済も難題を抱えているの
です。
また、インドネシアの石油を狙っている外国資本があると、民衆
の不満をいいことに、独立運動に、お金を供給し、そして豪州軍を
中心としたPKFを送り込まれることになり、インドネシア政府と
しても、その独立を認めるしかなくなります。
インドネシアの全体をまとめられる人物しか、今のインドネシア
の大統領になれないと思います。宗教指導者はいい選択をしたので
はないでしょうか?
この証拠にインドネシア通貨も上昇しています。市場もそのよう
に反応したのです。しかし、独立運動と軍の動向をチェックしないと、
まだインドネシアが大丈夫とは言えないとおもいます。
政治経済構造は変化していませんから。
F
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(読者からのクレーム)
国際戦略コラムNO,19をよまして頂きました。
この情報には一部まちがいがあるのではと、思います。
ほんの二週間前に、おばあちゃんが北朝鮮に行ってきたのですが、
そんなに悪くはなく、確かに日本に比べて食べ物が少ないですが、
国民の1/5が餓死寸前というほどではないようです。
なぜならおばあちゃんは向こうに行って肉を食べましたし、いろいろ
ごちそうしてもらったみたいです。
(もちろんおばあちゃんはツアーで行ったのではなく、単身で親戚に
会いに行きました。)
確かに、金正日は良いリーダーとは言えず、また国民が苦しいのも事実
でしょう。
ですが、最近のテレビ、またはニュースなどを見ていても最近はあまりに
ウソ、またはいきすぎた情報が多いのではないのでしょうか、歴史をまげ
て伝えていっているとしか思えません。
どうか、正しい情報をお知りになることを。
shinさん
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(著者Fの回答)
ありがとうございます。いろいろな情報を取って私Fなりに努力を
しているつもりです。が、元情報がウソであると残念ですが、わかりま
せん。今後も北朝鮮問題はウオッチするので、どうか情報をください。
参考にさせていただきます。
さて、本題です.
おばあさんですが、北朝鮮のどこに行かれましたか?
平壌であれば、まだ食料があり、特別待遇されているようですので
そのようなことになると思います。地方都市であれば、見解を変更する
必要が出てきます。もし、地方都市であれば、大幅に食料危機が緩和
した可能性を検討する必要が出てきます。お教えください。
読者の皆様と情報を交換しながら、私Fも勉強したいと思います。
F
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