米中関係の面白い情報があったので、その情報の紹介と、その発展 系を考えましょう。 Fより 雑誌『日経ビジネス』2001年8月20日号の「特集 米中新冷 戦」の中で、「ペンタゴンの奥の院で進む対中シフト 伝説の軍略 家が考える四半世紀先の米国覇権」がある。この記事の中に、『「 伝説の軍略家」の名は残念ながら明かせない』と、しかし、おくや まさんのアメリカ政治情報メモBBSでKSさんが、公開している。 アメリカ政治情報メモ: http://soejima.to/boards/bbs.cgi?room=info その軍略家の名前は、アンドリュー W. マーシャル(Andrew W. Marshall)である。このマーシャルのProfileは下記にある。 http://www.fpif.org/republicanrule/profiles.html そのBBSに対し、副島先生は次のようなコメントをしている。 中国が放つ、長距離(ロング・レインジ)で高性能の衛星からの誘 導ミサイル precision-guided munitions で、一発で、第七艦隊 の空母を、撃沈してしまう、という研究をこのマーシャルが、ずっ とやっていた。それで、米海軍は、怒り狂っている。自分たちが、 用済み、にされる事を恐れて・・・。と そして、それを中国は既に研究しているのです。それがSLBMで 15mの誤差と言っている。また、時々、日本の政府機関のHPが ハッカーにやられるように、サイバー戦についても研究している。 今後の軍事戦略は、衛星誘導のミサイルと迎撃ミサイルの戦いにな る。このため、空母戦略は、その効用が大幅に減少することになる のです。もう1つが、相手国家の機能を麻痺させる戦略で、これの 一番大きなダメージが通信の妨害、通信の途絶でしょうね。銀行か ら、現金を引き出せなくなる事態である。情報の伝達を阻害する。 この阻害は物理的ではなく、論理的にも可能なのです。サイバー戦 略を言い出したのも、中国は早かった。 米国は当面、この中国とは問題をおこしたくないはずです。靖国神 社や教科書問題で日本と中国の対立は困るのです。今、アジアで、 問題を起こし、米軍を2正面で敵に対することができない。 どうしてか?? イスラエルの動きがそれを表す。今後、ハルマゲドンに向かって、 米国、イスラエルは中東大戦争を起こすことになるでしょう。 イラク軍2000人がヨルダンを超えて、パレスチナに入ったとい う情報もある。これは大変なことになる予感がする。 北朝鮮の金正日さんを暴発させないように、米国は中国とロシアに 頼んでいる。その見返りが、ロシアは金、中国はWTO加盟でしょ うね。 ============================== 中国海軍がSLBM発射実験成功・香港紙 【香港27日=佐藤隆二】27日付の中国系香港紙、文匯報によると 、中国海軍は8月に南シナ海や黄海などで潜水艦発射弾道ミサイル (SLBM)の発射実験を行い成功した。約5000キロ離れた太平洋 上に向け発射し、命中精度は約15メートルの誤差にとどまったとい う。今回のミサイルは中国海軍の誇る「巨浪」21A号と呼ばれる最 新式のSLBMで、現在、福建省沖の東山島で実施されている中国 人民解放軍の三軍合同演習の一環として実施された。 ============================== イスラエル、PFLP議長を暗殺 【カイロ27日=横田勇人】ロイター通信などによると、イスラエ ル軍はヨルダン川西岸ラマラにあるパレスチナ解放機構(PLO) 反主流派のパレスチナ解放人民戦線(PFLP)本部をミサイル攻 撃し、同組織のムスタファ・ジブリ議長が死亡した。同組織はPL O内の第2勢力。PLO有力者の暗殺にパレスチナ側は激しく反発 しており、双方の報復合戦が一段と激化する恐れが出てきた。 PFLP筋によると、ヨルダン川西岸のラマラにある同組織本部 には少なくともミサイル2発が着弾。イスラエル軍は攻撃後、 「ムスタファ議長はイスラエルでテロ行為を続け、多くの攻撃に関 与した」との声明を発表した。PFLPのマーヘル政治局員は同日 、ロイター通信に対し、「我々はこの犯罪に、より大きな方法で応 える」と述べ、報復を示唆。一方、パレスチナ自治政府のアリカッ ト地方行政相(和平交渉担当)は同通信に対し、「イスラエルは 最後の一線を越えた」と述べ、暗殺に強く反発した。