読者からいただいた感想です。得丸 地方分権が叫ばれる中、地方自治体の人材育成をどうするかとい う、自治省のプロジェクトに関係した知人の話しとして「人材難は 深刻。特に部長以上は今から訓練しても間に合わない。民間からの 登用、それもはっきりラインにいれて、責任権限を明確にしたもの でなければダメ」というのがありました。東京都知事の第三セク ターの責任者は民間の経営経験者から選びたい、も同様の趣旨だろ うと思います。 こういう雰囲気があるだけに、地方公務員側の防御本能は、相当に 激しいものだろうと推察されます。かげながらの応援しかできませ んが、めげずにがんばって下さい。 地方に政争を 「中央の政争を地方にもちこむな」ということで、地方首長のオー ル与党・多選状態を生み出したことが、国民主権のベースであるべ き、政党政治を否定することになり、有権者の政治無関心を生んだ と思います。市長選挙の結果で、市職員の顔ぶれがマルマル変わっ てしまうというのも困りものですが、首長選で敗れた野党が次の選 挙での雪辱を期して、与党の執政を厳しくチェックする緊張感がな いと、国民主権が実感できないし、地方公務員のぬるま湯体質も変 わらないのではないでしょうか。 憲法論議で思うこと 紙に書かれた憲法の中では、最も民主主義の理想に近いといわれ る、「ワイマール憲法」が、帝政復活が本音の軍部政権を経て、ナ チス・ヒットラー政権を生み出したという歴史の皮肉があります。 ヒットラー自身は、憲法改正の意図すら見せず、ナチスの第三帝国 時代を通じて有効な憲法は「ワイマール憲法」だったという説を読 んで唖然としました。「憲法の由来」を理由とする改憲論に組する ことはできませんが、憲法の現実乖離を無視して改憲論議を拒否す ることは、結果として、憲法無視を常態化することで民主主義に とって大変危険なことだと考えるようになりました。---ナチと因 縁深いウイーンでの憲法論議に触発されて tokumaru ============================== (Fのコメント) 地方政治は、ほんとうは身近なのに、分からない。地方自治体でHP で市議会・県議会の論議を公開している所はあるのでしょうか?? 地方自治体の行政は、公開する文書をカギのかかっている掲示板に 題目だけ見えるようにして掲示し、2週間掲示すると、行政内容が 公開させたことになる。しかし、掲示文は、2ページ以降はみるこ とができない。 公開するなら、HPで内容全てを公開するべきでしょう。しかし、 できないようです。民間工事の2倍、3倍は当たり前。10倍とい うのもあるようです。このような小日本政府が、今の地方自治体の ようですね。このオコボレを各政党に分配しているボスがある。 ああ、当分ムリでしょうな。地方公務員側の防御本能は、金がら みですからね。