265−2.15歳少年の犯罪についてに対して カモマイル 家族のありかたの変化と学校教育のせいもあるでしょ うが、たとえば家長制度が復活したら少年犯罪がなくな るというわけではありません。 仮に、家庭で父親がものを言う機会が増えたとして、 何が言えますか。心がきれいであれば幸せになれると、 本気で我が子に言えますか。今の仕事を一生懸命やれば 未来は今より良くなると責任を持って言えるでしょう か。当の父親が信じていないことであるのに。 日本社会が未来に希望を抱けない限り、少年犯罪が 減少するようには思えません。 ============================== Re:少年の犯罪についてへの意見です ふる@鶴川 おしゃる通りです。今さら家長制度が復活しても少年犯罪が無く なることはないでしょう。そもそも、家長制度が強い国は、発展途 上の国が多いのです。つまり、貧乏国、生きていくのが大変な国ほ ど父親の統制の元に家族が協力しあわないと生活できません。そこ には封建的なものであっても、生活の役割分担がはっきりあります ので、互いに尊敬しあうものです。 つまり、環境・因習などによって各自が我慢を強いられるのです 。従って、食べるのも大変な時代では、仲間内のいじめなど死ぬの に値しないことだったと思います。 友達のいじめで自殺した子供達が、もし家庭が貧しく生きていく のに大変だったら、死を選択する余地などなかったように思えます。 ようは、我慢させられる、自由に物事が進まないという条件下で は、その環境を打破しようとする努力が生まれてきます。これが、 夢とか希望に生じるものではないかと感じます。 今日、食べることに困らず、物質的にある程度満たされている時 代では、今の状態をなんとかしたいという強い気持ちが発揮できな いので、人間関係とかで息詰まっていくのではないでしょうか? 少年犯罪は、あまりにも突発的であり、犯罪に至る理由が乏しく 、キレた後のことが考えられていませんね。それは、彼らを押さえ つける見えない力が今は無いからではないでしょうか? 私の子供時代は、「罰が当たる!」と見えない恐怖を植え付けら れましたし、親父は怖かったし、近所にも怖いおじさんが目を光ら していました。ですから、「この野郎!」という気持ちになること はありましたが、何かをしでかした後の恐怖の方が強かったですか ら、キレるほどに至りませんでした。 日本の将来に希望が見えないからというならば、戦後直ぐの時代 の少年達は全く希望がいだけない状態でしたので、希望を持つか持 たないかは本人次第ではないでしょうか?