三体問題は、論理では決められないが、大きな流れは、様々な事象 の中に読み出すことができるじゃろう。 虚風老 自分自身と対話をしていける人間の考えは深まるじゃろう。 論理というものは、いわば直線じゃが、 実相は多数間の力の押し合い引き合い(立体構造)の産物じゃ。 まるで、弾性の違う紐で、力の大きく異なったモノ達十数人が、 引き合っている「玉」のようじゃ。 しかも、それぞれの人は、また互いに紐でつながっており「玉」 自身にも引き手であり、意志がある。 これは、「三体問題」なのじゃから、論理計算では答えはでんのよ。 論理(一つか二つの別々な力の説明)ということでは、どちらも 正しいと言える場合があるんでのう。 実相での政策。それは、何を優先するか、何が力として大きいか 、その影響が各方面に連関して動くかを想像することでしかない。 しかも、いつも思わぬように働く。。 (ここを動かしたいと強力な力を投入すると、まったく違う大切 なモノが壊れたという具合に。。。だから、経済的=企業的利潤 の追求などが、社会の大事な個所を破壊することはよくある) だから、まあ、「カン」が重要なんじゃ。 「カン」というのは、総合的に入力されたものを、今までの経験等 と照らし合わせ、総合的に出力する力じゃ。(勉強不足じゃいかん がね) 人は一つや、二つの論理では動いていないが、それでも、あらゆる 事象が形造る、おおまかな流れというものはある。それを知るため にいろいろな見地からみた「歴史」というものを必要になるのじゃ ろう。 議論というものが、自説を相手に押し付けるためだけでやるのなら 、それは高度化していかない。論理の限界を超えられない。 その議論の中で、何を見つけるか(議論の直接の内容でなくとも) が、役に立つのじゃ。 トリニティさんが、今後も、広汎に議論に参加してくれることを楽 しみにしとるよ。 虚風老 ============================== 明けましておめでとうございます。に加えてお願い。 トリニティ 皆様、明けましておめでとうございます。 虚風老さんの三体問題等の諸議論、猿マシーンさんのシンポジウム の議論のまとめ、非常に勉強になります。 ・・・勉強にはなるのですが、私の今の知的水準ではそれにきちん と対応したコメントをなかなか返すことができません。 今後も皆様のメッセージに対する答えがすっぽり抜けている文章を 投稿する機会があるかと思いますが、それは無視しているのではな く、いいかげんな返答を排除しているということ・・・とのご理解 をお願いします。 こういう文章を書くこと自体いいのか悪いのか私にはわかりません。 なにぶんネットへの投稿はこのサイトがはじめてなもので・・・。 何か私がバカなことを書いた場合は(もちろん極力書かないように つとめますが)、バシッとご指摘していただけるとうれしいです。 ============================== ラインの変更は行われたが、、、、。 虚風老 日本の政策意識が、いつもアメリカの事情・戦略から、タイムラグ があることも、考えねば、ならんじゃろう。 朝鮮半島から、日本−グァムラインに下げることと、韓国に指揮権 を返納することにかんがみ、日本の自衛隊を補翼化(米軍に組み込んで) 海洋戦略に戻ると思われる。 また、槍を引いたことで、(米軍の被害を少なくし)いつでも北を 攻撃できる体制にはなるのじゃろう。その理由を持ち出されると、 すべて受け入れるという選択になるのかな。 この地域での基本戦略、大陸勢力の海洋侵出の阻止の役割を当ては めるわけであろう。(日本周辺でみれば) しかし、全体とすれば、アフガニスタン・イラクから各個撃破(シ リア・イラン・中央アジアへ)最終的に中国を包囲した上で、対決 というシナリオがくずれて、(予備行動としての牽制のみ) 中東に全軍事・情報工作資産の投入せざるをえなくなったから、 当面、アジアでの作戦は回避される。 後は、ミサイル防衛を理由に日本から、軍事産業に途絶えることの ない資金の吸い上げだけがのこるだろう。 しかし、心理的にこれを拒み得ないところがミソじゃね。 台湾をどうするかペンデング中じゃないのかな。 ホールド(現状維持)を政策にするしかないが、米中接近でどうな りましょうか。米中ぶつかり合いだけはなくなったとみてよいよう じゃが。。 虚風老